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2023.08.23

何がおすすめ?IPA 高度な知識・技能資格概要

「IT系の資格を取得したいけど、どの資格がいいのかわからない」「IPAの高度な知識・技能資格が必要な資格は何がオススメ?」

このように考えているエンジニアの方は多くいます。今回は、エンジニア初学者の方に向けて、IPAが所管する高度な知識・技能資格について解説します。

IPAの資格は、積極的に取得すると良いでしょう。様々なメリットを得られます。

資格を取得するにあたって知っておきたいオススメ資格の概要をまとめたので、ぜひ見ていってくださいね。

エンジニアにとってIPAが所管するIT資格は重要

画像引用:IPA独立行政法人情報処理推進機構

IPAは、情報処理の促進に関する法律に基づき、IT社会推進のための技術や人材についての進行を行う独立行政法人です。経済産業省が所管となっており、様々な国家資格を管理しています。

  • IT分野の技術開発の支援
  • IT人材の育成
  • 情報セキュリティについての調査・研究や情報発信

こうした事業を手がけています。エンジニアに関連するものが多いのがわかりますね。

IPAが所管する資格を重要視する企業も多く、初学者からベテラン問わず、多くのエンジニアが取得しています。IPAの資格は、エンジニアにとって重要な資格と言えるでしょう。

エンジニアが複数の資格を持つメリットは大きい

IPAの資格は多くの企業で高く評価されている国家資格です。そのため、複数の資格を持つメリットは非常に大きいと言えます。合格すれば、高度な知識と技術を有していると認められるからです。

エンジニアとしてキャリアアップをするなら、複数の資格の取得は視野に入れておく方が良いでしょう。

また、資格の中には試験の一部免除が適用されるものもあります。挑戦しやすくなるという面においても、複数の資格を持つメリットは大きいのです。

エンジニアにオススメ | IPAの高度な知識・技能資格概要

IPAは様々なIT系の資格を所管しています。エンジニア初学者の方にとっては、何の資格が良いのかわからないという方もいるでしょう。

結論から言えば、以下の9つの資格がオススメです。今回は概要をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

  • 情報処理安全確保支援士試験
  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験

詳細は各概要にリンクを貼っています。気になる資格があれば、確認してみてください。

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、情報処理技術者試験の中でも最高難易度となるレベル4の試験です。情報セキュリティを担う専門人材の育成と確保を目指して創設された経緯があります。

高度な専門知識が問われることに加え、午後試験が記述式であるため難易度は高めです。特に記述式は、問題に対する深い理解度とアウトプットする能力が問われます。どれだけ解けるかが、取得のポイントとなるでしょう。

合格率は例年20%前後です。しっかり勉強すれば、決して難しいレベルではありません。

セキュリティ関連の高度な知識・技能の証明が欲しい方にオススメの資格です。

ITストラテジスト試験

ITストラテジストは、高度情報処理技術者試験の中でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得することで、システムやソフトウェア開発の超上流工程において、経験者の視点で戦略立案やプロジェクトの実行を主導する能力があると証明できます。

そもそもITストラテジストは、資格が無くてもなれる職業です。一定のスキルや実績があれば、誰でも名乗れます。一方で、自称ITストラテジストが多くいるのも事実です。

ITストラテジスト試験に合格すれば、客観的に知識・能力がある証明になります。実務経験5年分のスキルに相当する価値があるとも言われているため、取得することで強い味方になってくれるでしょう。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、高度情報処理技術者試験の中でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得することで、企業活動に関わる業務におけるニーズに対して情報システムの設計・開発が行える証明になります。要はITシステムの設計者として担保を得られる形です。

ITシステムを導入している企業が非常に多いため、取得することでIT系以外の幅広い業種で活躍できます。フリーランスとして独立することも可能です。

汎用性の高い資格と言えます。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は、高度情報処理技術者試験の中でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得することで、システム開発においてプロジェクトマネジメントのスキルを有していることを証明できます。

合格率は低く、例年13%程度を推移しています。

プロジェクトマネージャーを目指す方はもちろん、システムエンジニアとしてプロジェクトに関わっている方にとっても有益な資格です。どこの企業でもプロジェクトマネージャーは人材不足なので、転職の際にも有利になるでしょう。

難易度の高さ以上のメリットを得られる資格となっています。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、高度情報処理技術者試験の中でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得することで、システムの企画や要件定義などに強いネットワークエンジニアであると証明できます。合格率は低く、例年14%程度です。

また、ネットワークに関する資格ですが、試験範囲にはネットワーク以外の分野が多いのも特徴となっています。ITに関連する総合的な知識が問われる資格と言えるでしょう。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、高度情報処理技術者試験の中でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得することで、データベースに関する高度な知識や技能を持っていると証明できます。

IT業界内でも知名度・信頼度とも高い資格であり、取得すればキャリアアップや転職で有利に働くでしょう。

近年は、IT技術の進歩によりビッグデータの重要度が高まっています。膨大なデータを活用できる人材として期待される資格です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、最高難易度となるレベル4の試験です。ES試験とも呼ばれています。IoTにおいて、ハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせ、システムを構築していくための知識やスキルを持っていると証明できます。

受験資格は特にありませんが、専門性の高い資格であるためIoTやITに関する知識が必要です。そのため合格率は16%ほどと難しい水準にあります。

ですが今後の需要が大きく見込まれるため、IoT系や組み込みエンジニアを目指すのであれば、取得しておきたい資格です。

ITサービスマネージャ試験

ITサービスマネージャ試験は、高度情報技術者試験でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得すれば、情報システム全体の稼働管理や品質改善を通して安全で安心なサービスを提供できる証明になります。

合格するにはITに関する総合的な知識・技術が必要です。将来的にITコンサルタントやプロジェクトマネージャーといった裁量の大きい仕事をしたいのであれば、取得しておくことをオススメします。

システム監査技術者試験

システム監査技術者試験は、高度情報処理次述者試験でも最高難易度となるレベル4の試験です。取得することで、情報システムや組み込みシステムに関する幅広い知識を有している証明ができます。

情報システムのリスクコントロールをチェックするシステム監査を担当しているエンジニアなら、取得しておくと良いでしょう。

近年はシステム運用における法律が増えていることから、需要が高まりつつある資格です。

エンジニアは高度な知識・技術資格を取得してキャリアアップしよう

IPAが提供している資格には様々なものがあります。中でも高度な知識・技術資格は取得することでキャリアアップに有利に働きます。国家資格でもあるため、取得して損はありません。

一方で難易度は高く、合格率は高くても20%ほどと狭き門です。自身の将来像を見据えながら、挑戦してみてくださいね。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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