データベース基礎コース5/13
SELECT文とWHEREで条件変えてデータを取得しよう
こちらではMySQLを通じたデータベースの使い方について、SELECT文を使ったカラム指定とWHEREによる取得条件の指定ついて解説します。
SELECT文はデータベースの使用において基本となる構文です。
またWREREは検索条件の指定において頻出する用語となります。
こちらの記事を通じて、データベースの使い方について理解を深めていきましょう。
SELECT文とは
SELECT文とは、データベースからデータを抽出する際に使用する構文です。データを抽出したいテーブル(データの集合体)からどのような条件でデータを抽出してほしいのかを、SELECT文を使って表します。
SELECT カラム名 FROM テーブル名;
#SQL構文を使用する際には、構文の終わりに必ず「;(セミコロン)」を付加して下さい。
指定したテーブル内の全てのカラムデータを取得したい場合は、カラム名の部分に*
を指定します。*
はワイルドカードといい、「全ての〜(この場合はカラム)」という意味を持ちます。
SELECT * FROM テーブル名;
複数のカラムを指定して値を取得する場合は、カラム名の間をカンマ(,
)で区切って指定します。
SELECT カラム名1, カラム名2, カラム名3, ... FROM テーブル名;
WHEREを使った取得条件の指定
WHEREはデータの取得条件を指定するための構文です。絞り込み条件までを含めて「WHERE句」と言う表現をする場合があります。
SELECT カラム名 FROM テーブル名 WHERE 絞り込み条件;
例えばあるレストランで飲料売上について記録するbeverageテーブルを作っていたとします。
id | name | count | price | amount |
---|---|---|---|---|
1 | 生ビール | 50 | 800 | 40000 |
2 | レモンサワー | 70 | 700 | 49000 |
3 | ハイボール | 90 | 700 | 63000 |
4 | グラスワイン | 40 | 850 | 34000 |
5 | ウヰスキー | 30 | 900 | 27000 |
例えば生ビールのデータを取得したい場合はname=”生ビール”
、売上が40,000円以上のデータを取得したい場合はamount>=40000
の様に記述します。
SELECT * FROM beverage WHERE name="生ビール";
SELECT * FROM beverage WHERE amount>=40000;
WHERE句で使用できる比較演算子は下記の通りです。
比較演算子 | 使用用途 |
---|---|
= | ~と等しい |
< | ~より小さい |
> | ~より大きい |
<= | ~以下 |
>= | ~以上 |
<> または != | ~と等しくない |
まとめ
今回はSELECT文を使用したカラム指定の方法とWHEREによる取得条件の指定方法について学習しました。
他にもここでは紹介されなかった条件の抽出方法が存在します。気になった方はぜひ調べてみて下さい。
問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。