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データベース基礎コース1/13

MySQLのインストールと初期設定をしよう

こちらでは、MySQLの使用を始めるにあたり知っておきたい用語についてその概要を解説し、続いてMySQLの使用前に必要な準備とその手順について簡単にご説明します。

MySQLとは

MySQLとは、GNU General Public Lisenceの条件に基づいたオープンソースソフトウェアリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。大まかに言い換えると「ソースコードを入手でき、それを自由に実行・改変・再頒布する事ができる、リレーショナルデータモデルに基づいて設計・開発されるデータベース」となります。

リレーショナルデータベースとは、データの集合を二次元の表で表現したデータベースの事を指します。データを行・列・定義域・主キー・外部キーといった要素で構成し、その関係(リレーション)に対しデータベース言語を用いて演算処理を行うことで結果を取り出します。

その他の代表的なデータベースには「階層型データベース/網型データベース」があります。階層型データベースは階層構造(木構造)によりデータの構造を表現します。レコード(データ)同士が親子関係を持っていて、親レコードに対する子レコードは1つ以上存在し、子レコードに対する親レコードは1つだけ存在するという特徴があります。これに対し網型データベースとは、親レコードと子レコードが多対多の関係(親は複数の子を、子は複数の親を)を持つことができ、その関係を網型に表現することができるデータベースで、ネットワーク型データベースとも呼ばれます。

オープンソースソフトウェア(OSS)とは、ソフトウェアのソースコードがインターネットなどを通じて公開されており、誰でもそのソフトウェアの利用や改変、また再頒布を行うことが可能となっているソフトウェアを指します。その逆に、ソフトウェアのソースコードを公開せず、利用者の持つ権利を制限することで開発者や利用者の利益およびソフトウェアのセキュリティを担保しようとするソフトウェアを、プロプライエタリソフトウェアといいます。

MySQLは世界で最も普及しているオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムとして知られています。その他に世界で普及しているオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムとしては、PostgleSQLMariaDBSQLite等が挙げられます。商用のリレーショナルデータベースとしては、Oracle DatabaseMicrosoft SQL ServerDB2等が挙げられます。

その名前に含まれるSQL(Structured Query Language)とは、データベースを操作する為に開発された言語で、多くのリレーショナルデータベース管理システムがSQLを採用しています。

MySQLを使用する準備とその手順について

MySQLを使用するにあたって必要となる準備とその手順は以下の通りです。

  1. MySQLのインストール
  2. MySQLの起動
  3. rootパスワードの設定

こちらの環境では、MySQLのインストールにはパッケージ管理システムのaptを使用します。パッケージとはソフトウェアを実行する際に必要となる各種ファイルやライブラリの括りのことを指し、これを一纏めに管理してインストール・アンインストールおよび実行環境の整合性を整えてくれるシステムを、パッケージ管理システムと言います。

実行環境(ご自身のPC)のOS(Linux / macOS / Windows etc...)によって、使用できるパッケージ管理システムは異なります。実際にMySQLをインストールする際は、ご自身の環境に合うパッケージ管理システムを使用して下さい。

まとめ

今回はMySQLの概要を理解する為の用語と使用準備について学習してきました。

ここで取り扱った内容は、各用語のごく一部となります。

もっと深く知りたい・理解したいという方は、気になる用語について是非ググってみて下さい。

問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。