1. ホーム
  2. コース一覧
  3. データベース基礎コース
  4. mysql -u コマンドでMySQLに接続しよう

データベース基礎コース4/13

mysql -u コマンドでMySQLに接続しよう

こちらでは、MySQLの基本操作について解説していきます。MySQLを使用するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. MySQLへの接続/ログイン
  2. 使用するデータベースの選択
  3. 選択したデータベース上でSQLを実行

MySQLへの接続/ログイン

MySQLサーバーに接続する際はmysqlコマンドを使用します。このコマンドだけでもMySQLサーバーへ接続できますが、この場合は全ての項目に下記のデフォルト設定が適用されます。

デフォルト値説明
ホスト名localhost
ユーザ名ログインしたユーザ名(windows : ODBC / Unix : Unixのログイン名)
パスワード送信なし

実際にmysqlコマンドを使用する際は、データベースの設定に合わせて適宜オプションを使用していきます。

例えばユーザ名とパスワードを指定して接続したい場合には、下記のようにコマンドを入力します。

コマンド入力例

mysql -u [ユーザ名] -p
[パスワード]

主なオプション

オプション説明
-h (--host)ホスト名を指定します
-u (--user)ユーザ名を指定します
-p (--password)パスワードを指定します

パスワード入力は、-pオプションに続けてコマンドライン上で行うこともできます。

例えばパスワード**”hogehoge”**で接続したい場合は、下記の様に入力します。

mysql -phogehoge

-pオプションに続けてパスワードを入力する場合は、オプションとパスワードをつなげて入力する必要があります。

オプションとパスワードの間にスペースが入ると、正しい入力として処理されません。ただし、コマンドにパスワードを付加して入力するこの方法は、接続環境によっては他のユーザにパスワードを見られる場合があるため、セキュリティの観点から好ましいとは言えません。

-pオプションのみで入力し、改めてパスワードを指定する方法がおすすめです。

使用するデータベースの選択

MySQLへの接続が成功したら、次は使用するデータベースの選択となります。まずは下記のコマンドを入力し、MySQLの中にどのようなデータベースがあるのかを確認しましょう。

SHOW DATABASES;

SQLコマンドの実行時には、末尾に「;(セミコロン)」の付加を忘れないで下さい。 データベースの存在を確認したら、下記のコマンドで使用するデータベースを指定します。

USE [データベース名];

MySQLに接続する時点で使用したいデータベース名が分かっている場合には、-Dオプションを使用することで接続と同時にデータベースを指定する事ができます。

例えば使用するデータベースに**”hogehoge”**を指定したい場合には、下記の様に入力します。

mysql -u root -D hogehoge -p
[パスワード]

データベースの構成を把握する

使用するデータベースを選択したら、下記のSQLを実行しデータベース内の構成を確認しましょう。

SHOW TABLES;

データベースを構成する要素の概要は下記の通りです。

要素説明
テーブル表形式のデータ格納場所
フィールドテーブルを構成する、1つ1つのデータ格納場所。
カラム列。同属性のフィールドが横に列記されている状態。
レコード行。同項目のフィールドが縦に列記されている状態。

まとめ

今回はMySQLを使用するにあたっての接続方法とデータベースの選択と参照の方法について学習しました。

他にもここでは紹介されなかったオプションが存在します。ぜひ調べてみて下さい。

問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。