データベース基礎コース4/13
mysql -u コマンドでMySQLに接続しよう
こちらでは、MySQLの基本操作について解説していきます。MySQLを使用するには、以下の手順を実行する必要があります。
- MySQLへの接続/ログイン
- 使用するデータベースの選択
- 選択したデータベース上でSQLを実行
MySQLへの接続/ログイン
MySQLサーバーに接続する際はmysql
コマンドを使用します。このコマンドだけでもMySQLサーバーへ接続できますが、この場合は全ての項目に下記のデフォルト設定が適用されます。
デフォルト値 | 説明 |
---|---|
ホスト名 | localhost |
ユーザ名 | ログインしたユーザ名(windows : ODBC / Unix : Unixのログイン名) |
パスワード | 送信なし |
実際にmysql
コマンドを使用する際は、データベースの設定に合わせて適宜オプションを使用していきます。
例えばユーザ名とパスワードを指定して接続したい場合には、下記のようにコマンドを入力します。
コマンド入力例
mysql -u [ユーザ名] -p
[パスワード]
主なオプション
オプション | 説明 |
---|---|
-h (--host) | ホスト名を指定します |
-u (--user) | ユーザ名を指定します |
-p (--password) | パスワードを指定します |
パスワード入力は、-p
オプションに続けてコマンドライン上で行うこともできます。
例えばパスワード**”hogehoge”**で接続したい場合は、下記の様に入力します。
mysql -phogehoge
-pオプションに続けてパスワードを入力する場合は、オプションとパスワードをつなげて入力する必要があります。
オプションとパスワードの間にスペースが入ると、正しい入力として処理されません。ただし、コマンドにパスワードを付加して入力するこの方法は、接続環境によっては他のユーザにパスワードを見られる場合があるため、セキュリティの観点から好ましいとは言えません。
-pオプションのみで入力し、改めてパスワードを指定する方法がおすすめです。
使用するデータベースの選択
MySQLへの接続が成功したら、次は使用するデータベースの選択となります。まずは下記のコマンドを入力し、MySQLの中にどのようなデータベースがあるのかを確認しましょう。
SHOW DATABASES;
SQLコマンドの実行時には、末尾に「;(セミコロン)」の付加を忘れないで下さい。 データベースの存在を確認したら、下記のコマンドで使用するデータベースを指定します。
USE [データベース名];
MySQLに接続する時点で使用したいデータベース名が分かっている場合には、-Dオプションを使用することで接続と同時にデータベースを指定する事ができます。
例えば使用するデータベースに**”hogehoge”**を指定したい場合には、下記の様に入力します。
mysql -u root -D hogehoge -p
[パスワード]
データベースの構成を把握する
使用するデータベースを選択したら、下記のSQLを実行しデータベース内の構成を確認しましょう。
SHOW TABLES;
データベースを構成する要素の概要は下記の通りです。
要素 | 説明 |
---|---|
テーブル | 表形式のデータ格納場所 |
フィールド | テーブルを構成する、1つ1つのデータ格納場所。 |
カラム | 列。同属性のフィールドが横に列記されている状態。 |
レコード | 行。同項目のフィールドが縦に列記されている状態。 |
まとめ
今回はMySQLを使用するにあたっての接続方法とデータベースの選択と参照の方法について学習しました。
他にもここでは紹介されなかったオプションが存在します。ぜひ調べてみて下さい。
問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。