TCP/UDPにおけるポート番号について

こちらの記事では、ポート番号やICMPについて解説します。

ポート番号

ポート番号はコンピュータが通信に使用するプログラムを識別するための番号です。TCP/UDPでは16ビットの値で、通常は0から65535までの整数として表記されます。

IPアドレスのみでは特定のコンピュータを識別しデータを送り届けることはできますが、その中で動いているプログラムを識別することはできません。コンピュータ内のどのプログラムにアクセスするかを指定するのがポート番号です。例えるならマンション名がIPアドレス、部屋番号がポート番号にあたります。

ポート番号の種類

ウェルノウンポート番号

0~1023番のポートをウェルノウンポート番号（Well-known Port Number）と言います。ウェルノウンポート番号は特定のプロトコルが利用するために予約されているポート番号です。例えば、HTTPは80番ポートを使います。

登録済みポート番号

登録済みポート番号は1024~49151番のポート番号で、特定のアプリケーションで使われます。代表的な番号はMySQLの3306番、PostgreSQLの5432番があります。

動的/プライベートポート番号

動的/プライベートポート番号はエフェメラルポートとも呼ばれ、49152~65535番が使われます。ウェルノウンポート番号や登録済みポート番号と異なり特定の用途は決まっておらず、クライアントが通信をする際に自動的に割り当てられるポート番号群です。

代表的なポート番号

まとめ

ポート番号について解説しました。

ポート番号はコンピュータが通信に使用するプログラムを識別するための番号です。0~65535番まであり、ウェルノウンポート番号、登録済みポート番号、動的/プライベートポート番号の3つの種類があります。