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2024.02.28

エンジニアになるのに必要な勉強量

「エンジニアになるにはどれくらいの勉強時間が必要?」「仕事で忙しくてもエンジニアは目指せるもの?」

エンジニア初学者の方にとって、気になるのが勉強時間です。どの程度勉強すればエンジニアになれるのか、気になる方も多いでしょう。

そこで今回は、エンジニアになるために必要な勉強量について解説します。未経験の方からエンジニアになるには、膨大な時間が必要です。

勉強量はもちろん、オススメの勉強方法も紹介しているので、エンジニア初学者の方はぜひ参考にしてください。

エンジニアになる前に知っておきたい基礎知識

エンジニアを目指すにあたって、まずは基礎知識を身につけておきましょう。

そもそもエンジニアとは、工学に関する専門知識やスキルを持つ人材のことです。IT業界においては、IT技術者を指します。専門的な領域が多いため、医師と同じように分野や業務によって職種が分類されています。

例えば以下のような形です。

  • システムエンジニア:クライアントから要望をヒアリングし、システムの開発・設計を行うエンジニア
  • プログラマー:システムエンジニアが作成した設計書に沿ってプログラミングを行い、プログラムを構築するエンジニア
  • Webエンジニア:WebサイトやWebサービスなどの企画から運用・保守までを行うエンジニア
  • 組み込み系エンジニア:家電や工業機器などの機械製品に組み込まれるソフトウェアの開発をするエンジニア
  • インフラエンジニア:サーバーやネットワークなどITインフラ設計から運用・保守までを行うエンジニア
  • セールスエンジニア:営業職としてクライアントに提案するエンジニア
  • データベースエンジニア:データベースを作成し、運用・保守をするエンジニア

これら以外にもゲームエンジニアなど様々なエンジニアが存在します。求められる知識やスキルが異なるため、まずはどんなエンジニアになりたいのかを決めておきましょう

エンジニアになるには1,000時間の勉強時間が必要

「1,000時間の法則」というものがあります。一般的に、その分野を修得するまでに必要な時間の目安です。

一方で、「10,000時間の法則」もあります。その分野でプロフェッショナルになるのに必要な時間の目安です。

エンジニアも同じく、習得するのであれば膨大な時間を勉強に費やさなくてはいけません。初学者の方は、以下の勉強時間を基準に計画を立ててみると良いでしょう。

  • 300時間程度の学習
  • 1000時間程度の学習

一定レベルで300時間程度

エンジニアを目指している方が、一定レベルのスキルを身につけるには、300時間程度の時間が必要です。

1日5時間の勉強時間を設けたとしても2ヶ月かかる計算になります。2時間なら半年ほどです。

ただし、元からエンジニアの知識を持っていた方は、短い時間で習得できるでしょう。未経験だと300時間は必要だと認識しておいてください。

業務レベルで1,000時間程度

エンジニアとして業務レベルで活躍するためには、1000時間の勉強時間が必要です。学ぶ言語の種類や学習内容・方法によって異なるものの、概ねその程度の時間はかかります。

ただ、1000時間と聞くと膨大に感じますが、実はそれほど時間がかかるわけではありません。参考までに以下を見てみましょう。

  • 私立大学の受験勉強:2000時間以上
  • 国立大学の受験勉強:3000時間以上

受験勉強を乗り切った経験のある方なら、「意外と何とかなるかも」と思える時間になったのではないでしょうか。

未経験の方がエンジニアを目指す場合でも、1000時間の勉強時間はそれほど難しくないことがわかります。

毎日決まった時間を勉強に使おう

1000時間を目指して勉強する場合、意識したいのが「毎日決まった時間に勉強する」ことです。勉強を習慣化させてしまえば、勉強しないと逆に気持ち悪くなります。

習慣化できるようになるまでは個人差がありますが、大体3週間〜3ヶ月ほどかかります。それまではモチベーションを維持しつつ、意識して勉強に取り組みましょう。

オススメの方法は、1週間に20時間勉強する、と目標を立てることです。これなら1年間勉強すれば1000時間に到達します。

モチベーション維持の方法は人によって異なるため、ご褒美や目標など自分に合った方法で毎日勉強していきましょう。

インフラエンジニアを目指す方は、こちらで必要な勉強時間を参照してください。

https://envader.plus/article/309

エンジニア初学者にオススメのプログラミング言語と学習時間

ここからは、エンジニア初学者の方にオススメのプログラミング言語と学習時間を紹介します。全てプログラミングの読み書きができるようになるレベルを目安としているので、より高度なスキルを身につけたい方は、もう少し時間が必要です。

今回オススメとして推奨するのは、以下の5つの言語となります。

  • Python
  • HTML/CSS
  • PHP
  • JavaScript
  • Java

Pythonの勉強時間

Pythonは、Webアプリケーションや汎用システム、AI開発など幅広く利用されている言語です。その学びやすさから、近年多くのエンジニアから注目を集めています。

そんなPythonを習得するのに必要な時間は、200〜300時間程度です。

文法がシンプルで記述しやすく、利用者に質問しやすい環境であるため、人によってはもっと短い時間での習得も可能でしょう。

HTML/CSSの勉強時間

HTML/CSSは、Webページで利用されている言語です。Webページ作成時に必要とされます。

一方のCSSは、Webページのスタイルを指定する言語です。HTMLとセットで使用されます。以下のように覚えておくと良いでしょう。

  • HTML:文章構造の記述
  • CSS:HTMLで作成した部分の装飾

WordPressのようなブログサービスを使った経験のある方にとっては、馴染み深い言語です。

習得も比較的簡単で、50時間程度あれば身につけられます。

PHPの勉強時間

PHPは、オープンソースのScript言語です。HTMLにテキストで埋め込める特徴を持っています。テキストエディタさえあれば手軽にプログラムを書けるのは、PHPならではと言えるでしょう。

サーバーサイドでのWebアプリケーションの開発言語として利用されています。初心者でも扱いやすい言語として人気です。

習得も比較的簡単で、150〜250時間程度あれば身につけられます。

JavaScriptの勉強時間

JavaScriptは、Webページに動きをつける言語です。Webサイトで良く見かける「光るアイコン」「ポップアップするアイコン」などに活用されています。参考にできるサンプルコードの情報が多いため、勉強しやすい点が特徴です。

習得時間も短く、50時間程度あれば身につけられます

Javaの勉強時間

Javaは、汎用系の言語です。業務システムの開発で幅広く使用されており、OSに依存せず動く特徴があります。

非常に奥深い言語であるため、使いこなそうとすればするほど勉強時間が必要になります

ただし、書ける程度あれば、200~300時間で身につけられます。

エンジニア初学者にオススメのIT資格

エンジニアにとって資格は大切です。初学者の場合、資格の有無が評価に大きく関わってきます

また、資格を取得するために勉強すると、知識も同時に身につきます。非常に効率的なので、ぜひ挑戦しましょう。

特にエンジニア初学者の方には、以下の資格がオススメです。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験
  • CCNA
  • Linuc-1
  • ITILファンデーション
  • オラクルマスター ブロンズ
  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • Pythonエンジニア認定基礎試験
  • C言語プログラミング能力検定試験
  • PHP技術者認定初級試験
  • Ruby技術者認定試験
  • Oracle認定Javaプログラマ ブロンズ

これらの中から、自分が目指すエンジニアに合ったものを選びましょう。プログラマーになりたい場合は、使いたい言語から選択するといった形です。

実績の無いエンジニア初学者にとっては大きな武器となるため、資格にはなるべく挑戦しましょう。

IT資格を取得するためのオススメ勉強方法

IT資格の勉強方法は、難しくありません。以下をひたすら繰り返すだけです。

  1. 参考書を読む
  2. 問題集を解く
  3. 過去問を解く

これらを納得できるまでやります。地味ですが、最も効果的な方法です。IT関係の資格の中には、過去問を無料で公開しているところもあるため、活用しましょう。

エンジニア初学者に推奨する勉強方法

資格を取得する場合と、エンジニアになるための勉強方法は異なります。ここからは、エンジニア初学者の方にオススメの勉強方法を4つ紹介します。以下の中から、やりやすい方法を選びましょう。

  • 書籍で学ぶ
  • オンライン学習サイトで学ぶ
  • プログラミングスクールに通う
  • 勉強会やセミナーに参加する

書籍で学ぶ

数千円で手軽に購入できる書籍を使って勉強する方法があります。多くのエンジニアが実践している定番の方法です。

メリットは、なんと言ってもスクールや学習サイトと比べて費用を抑えられる点。初心者向けの書籍を使えば、未経験でも理解しやすいでしょう。

ただし、自力で勉強しなければならないため目標を持って取り組まなければ途中で挫折してしまう可能性があります。

オンライン学習サイトで学ぶ

Envaderなどのオンライン学習サイトもオススメの勉強方法です。自分のペースで学べるメリットがあります。

無料で利用できるサイトも多く、書籍よりも気軽に挑戦できます。楽しみながら身につけられる学習サイトなら、挫折することも少ないでしょう。

プログラミングスクールに通う

「独学だと長続きしないかも……」と不安な方は、プログラミングスクールに通う方法がオススメです。集中的に学習できます。以下の2種類があり、自分に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。

  • 対面式スクール:不明点を講師に質問できる
  • オンラインスクール:自宅で学習できる

オンラインスクールの中にはライブ授業やマンツーマン授業を実施しているものもあるため、そういったスクールを選択するのも良いでしょう。

勉強会やセミナーに参加する

勉強会やセミナーに参加する方法もオススメです。特に独学で勉強している方ほど、効果を発揮します

勉強会やセミナーには、自分と同じ境遇の方や、現役エンジニアの方など様々な人が参加しています。

分からないことの解消はもちろん、モチベーションの維持にも大きな効果を発揮するでしょう。積極的に参加し、人の輪を広げていくことをオススメします。

エンジニア初学者が勉強するならゲーム感覚で学べる『Envader』

エンジニア初学者の方が実務レベルに到達するには、一般的に1,000時間の学習が必要だとされています。毎日決まった時間を勉強に使い、コツコツと学んでいきましょう。

エンジニアになるための勉強方法は、書籍や学習サイト、プログラミングスクールと様々なものがあります。身につけるまでには時間がかかるため、モチベーションを維持できる方法を探しながら、エンジニアを目指していってくださいね。

勉強が苦手かもと悩んでいる方には、『Envader』がオススメです。ゲーム感覚で楽しみながら学習できます。無料で体験できますので、ぜひ1度遊んでみてください。

【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

「フリーランスエンジニア」

近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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