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2023.08.19

ノーコード・ローコード開発は簡単?稼げる?

近年、「ノーコード」「ロ-コード」という開発環境が注目を集めています。プログラミングがほとんど必要なくWebサービスやアプリを開発できるとあって、多くの企業が導入しています。

将来的に主流になるかもしれないノーコード・ローコードは稼げるのか、疑問に感じているエンジニア初学者の方も多いでしょう。

そこで今回は、エンジニア初学者の方に向けて、「ノーコード・ローコードは稼げるのか」について解説していきます。

開発するためのスキルを身につけたいと考えている方は必見です。

ノーコード・ローコードとは

ノーコード・ローコードが稼げるかどうかの前に、まずは両者について知っておきましょう。それぞれ特徴があるため、把握した上で仕事を受注すると効率的に動けます。

以下のように分けて解説するので、ぜひ確認してください。

  • ノーコード開発

https://envader.plus/article/195

  • ローコード開発

https://envader.plus/article/196

ノーコード開発

ノーコード開発は、その名の通りコード記述を行わずに開発する手法です。専用のツール・プラットフォームを利用し、必要なパーツをドラッグ&ドロップしてWebサービスやアプリを開発します。

代表的なサービスは以下です。

  • ペライチ
  • Wix
  • STUDIO
  • Shopify
  • WordPress
  • Notion
  • Bubble
  • Glide

実際に使ったことがあるサービスもあるでしょう。一般的に浸透し始めており、直感的に使えるのが最大の魅力です。

ノーコードについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ確認してください。

ローコード開発

ローコード開発は、ノーコードと同じように開発しながら、必要な場合はプログラミングやコーディングを行う手法です。ノーコードと違ってプログラミングの知識が必要になります。

反面、完全にプラットフォームに依存するノーコードよりも自由度が高く、拡張性・カスタマイズ性に優れているのが特徴です。

  • intra-mart
  • Salesforce Lightning Platform
  • Microsoft Power Apps

これらのサービスが人気となっています。ノーコードと違って日本産のローコードツールも多く提供されていることから、英語に自信のない方でも開発しやすいでしょう。

ローコードについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ確認してください。

ノーコード・ローコードの市場規模

ノーコード・ローコードの市場規模は、年々拡大しています。株式会社アイ・テイ・アールの調査によると、2021年の売上金額は約611億円です。2020年が516億円だったことからも、約100億円の成長となっています。

こうした市場規模の拡大には、以下が背景にあります。

  • DX化の推進
  • 企業のクラウド導入

IT技術の進歩によって求められるようになったものばかりです。企業のIT技術導入はより加速すると考えられるため、ノーコード・ローコードの市場規模はますます拡大していくと予測できます。

ノーコード・ローコードが注目されている理由

ノーコードとローコードが多くの企業から注目されているのには、どのような理由があるのでしょうか。DX化やクラウド導入だけなら、従来の通りの開発でも良いはずです。

だというのに注目されているのは、以下の理由が関係しています。

  • 誰でもWebサービス・アプリを開発できる
  • 開発コストを抑えられる
  • 開発スピードが速い

誰でもWebサービス・アプリを開発できる

ノーコード・ローコードは、誰でもWebサービス・アプリを開発できます。特にノーコードであれば、プログラミングの知識が必要ありません。自社の人材だけで開発したいと考えている企業にとって、大きなメリットです。

プログラマーがいない企業でも、新たに人材を採用せずともリリースできてしまいます。

誰でもWebサービス・アプリを開発できるのは、ノーコード・ローコードが利用される中でも最たる理由です。

開発コストを抑えられる

ノーコード・ローコードで開発することで、コストを抑えられます。搭載されたパーツを利用するだけだからです。

従来の方法でフルスクラッチのWebサービス・アプリを開発しようとすると、膨大なコストがかかってしまいます。コストをそれほどかけられない中小企業にとっては、非常に魅力的です。

こうした点からも、ノーコード・ローコードは注目を集めています。

開発スピードが速い

ノーコード・ローコードには、開発スピードが速いという特徴があります。パーツをドラッグ&ドロップすれば開発できてしまうため、最短で1日あればリリースできてしまいます。

特にプログラミング・コーディングの必要がないノーコードは速く、学習のために時間を割く必要もありません。

企業にとって速度は重要です。ノーコード・ローコードが持つ開発スピードの速さは、企業が採用するに足る大きなメリットと言えます。

ノーコード・ローコードの将来性

多くの企業がノーコード・ローコードに注目を集めている中、気になるのが将来性です。エンジニア初学者の方の中には、ノーコード・ローコードのエンジニアを目指そうと考えている方もいるでしょう。

結論から言えば、ノーコード・ローコードともに将来性があります。

ミック研究所が発表した「ノーコードプラットフォームソリューション市場動向 2023年度版」によると、ノーコード・ローコードの市場ともに3桁代の成長率です。特にノーコードは140%と急拡大が続いています。

これらの点から、将来性には期待できます。エンジニアとして目指すのも良いでしょう。

ノーコード・ローコードで稼ぎたいときの注意点

ノーコード・ローコードのエンジニアとして稼ごうと考えている場合、注意したい点があります。特に以下の3つは重要なので、意識しておきましょう。

  • すぐに稼げるわけではない
  • 個人の発信力が重要
  • 情報商材には気をつけなければいけない

すぐに稼げるわけではない

ノーコード・ローコードのエンジニアになったからといって、すぐに稼げるわけではありません。プログラミングの知識はほとんどいりませんが、稼ぐのには時間がかかります。

例えば、エンジニアとして仕事を受注する際、以下のスキルが必要です。

  • 営業力
  • マーケティングスキル
  • 知名度
  • 集客
  • 実績

どれも一朝一夕で身につけられるものではありません。フリーランスとして働くのであればなおさらです。最低でも3~6ヶ月は見ておく方が良いでしょう。

ノーコード・ローコードでも他のエンジニアと同じく、スタートダッシュは難しいと考えておきましょう。

個人の発信力が重要

ノーコード・ローコードで稼ぐためには、個人の発信力も重要です。両者に精通したエンジニアとして確乎たる地位を築けるほど、稼ぎやすくなります。

XなどのSNSを活用し、情報を発信し続けて実績を積み重ねていくと良いでしょう。知名度が上がれば発信力が増え、案件も増えていきます。

特にフリーランスのエンジニアとして稼ぐなら、発信力は重要です。ノーコード・ローコードの案件をこなしながら、少しずつ発信力を強化していくことをオススメします。

情報商材には気をつけなければいけない

ノーコード・ローコードは誰でも挑戦しやすいため、様々な情報商材が溢れています。有益なものもありますが、ほとんどは使えないものばかりです。「楽して稼げる」「簡単に月収○○万円」のような宣伝には注意しましょう。

そうした魅力的な文句には気を止めず、実際にノーコード・ローコードのツールに触れてみてください。

情報の取捨選択はエンジニアにとって重要な能力の1つです。情報商材に惑わされず、自分の力で稼ぐ方法を模索していってくださいね。

ノーコード・ローコードは稼げるが難しい

ノーコード・ローコードは近年注目を集めている開発ツールです。IT知識が無くてもWebサービス・アプリをリリースできるため、市場規模が大きく拡大しています。エンジニア初学者の方で興味があるなら、ぜひ挑戦してみましょう。

ただし、すぐに稼げるわけではありません。営業力やマーケティングスキルなどが必要です。最低でも3~6ヶ月のスパンを見ながら、少しずつ成長していくことをオススメします。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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