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2026.04.05

Python printの使い方|基本から出力方法まで初心者向けに解説

Pythonのprint関数は、プログラミング学習をスタートした方がはじめに触れる関数ですが、その出力方法には多くの種類があります。出力のカスタマイズを知ることで、コードを書いてすぐに結果を確認できる楽しさがさらに高まります。

この記事で学べること:

  • print関数の基本的な使い方と役割
  • 文字列・数値・変数・リスト・辞書の出力方法
  • f-stringを使った変数の埋め込み
  • sep・end・flush引数による出力のカスタマイズ
  • file引数を使ったファイルへの出力

print関数は開発現場でも、コードが正しく動作するかを確認するために多くの場面で使われています。出力方法のパターンを知ることで、場面にあったデバッグの確認が可能になります。この基礎力は、Python学習の次のステップに進む土台にもなります。本記事を通して、自分の手でコードの動作を確認できる力を身につけていきましょう。

この記事のコード例を試す準備

この記事のコード例は、VSCodeで.pyファイルを作成して実行する方法を前提としています。VSCodeのインストールがまだの方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:VSCodeのインストール方法 >>

コード例の実行手順

  1. VSCodeで新しいファイルを作成し、ファイル名をprint_test.pyなどにして保存
  2. コード例を入力して保存
  3. VSCode上でターミナルを開き、以下のコマンドを実行
python print_test.py

Pythonのprint関数とは

Pythonのprint関数とは、指定した値をコンソール(ターミナル)に表示する関数です。Pythonにデフォルトで用意されている関数のため、すぐに使用することができます。

print関数の基本的な使い方

print関数の基本的な使い方は、print()のカッコ内に出力したい値を渡すことです。ここでは、文字列・数値・変数の3つの出力方法を紹介します。

文字列を出力する

文字列の出力は、print関数のもっとも基本的な使い方です。print()のカッコ内にクォーテーション('または")で囲んだ文字列を渡すと、その内容がコンソールに表示されます。

print("Hello, World!")
print('Pythonの学習を始めよう')

# 実行結果
Hello, World!
Pythonの学習を始めよう

シングルクォーテーションとダブルクォーテーションのどちらを使っても動作は同じです。プロジェクトやチーム内でルールがなければ、好みで選んで問題ありません。

数値を出力する

数値を出力する場合は、クォーテーションで囲まずにそのまま値を渡します。整数と小数(浮動小数点数)のどちらも出力できます。

print(100)
print(3.14)
print(100 + 200)

# 実行結果
100
3.14
300

3つ目の例のように、カッコ内に計算式を渡すと、計算結果が出力されます。

変数を出力する

変数を出力する場合は、print()のカッコ内に変数名を渡します。変数に格納された値がコンソールに表示されます。

name = "Python"
version = 3.12

print(name)
print(version)

# 実行結果
Python
3.12

変数の中身を確認する操作は、プログラムの動作チェックやデバッグでもっともよく使う場面の一つです。

リストや辞書を出力する

print関数は、リストや辞書などのデータ構造もそのまま出力できます。データの中身を確認したいときに便利です。

リストを出力する

リストをprint関数に渡すと、要素全体が角カッコ([])付きで表示されます。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
print(fruits)

# 実行結果
['apple', 'banana', 'cherry']

インデックス(要素の番号)を指定すると、特定の要素だけを取り出して出力できます。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
print(fruits[0])

# 実行結果
apple

辞書を出力する

辞書をprint関数に渡すと、キーと値のペアが波カッコ({})付きで表示されます。

user = {"name": "Alice", "age": 25, "city": "Tokyo"}
print(user)

# 実行結果
{'name': 'Alice', 'age': 25, 'city': 'Tokyo'}

キーを指定すると、対応する値だけを取り出して出力できます。

user = {"name": "Alice", "age": 25, "city": "Tokyo"}
print(user["name"])

# 実行結果
Alice

辞書はWebアプリケーションやAPI連携で扱うことが多いデータ形式です。print関数で中身をすぐに確認できることを覚えておくと良いでしょう。

複数の値をまとめて出力する

print関数は、カンマ(,)で区切ることで複数の値を1行にまとめて出力できます。文字列、数値、変数を組み合わせることも可能です。

name = "Alice"
age = 25
print("名前:", name, "年齢:", age)

# 実行結果
名前: Alice 年齢: 25

カンマで区切った値は、自動的に半角スペースで区切られて表示されます。

f-stringで変数を文字列に埋め込む

f-stringとは、文字列の中に変数や式を直接埋め込めるPythonの記法です。文字列の先頭にfを付け、埋め込みたい変数を波カッコ({})で囲んで記述します。

name = "Alice"
age = 25
print(f"{name}さんは{age}歳です")

# 実行結果
Aliceさんは25歳です

波カッコ内には計算式を直接書くこともできます。

price = 1200
tax_rate = 0.1
print(f"税込価格は{price * (1 + tax_rate)}円です")

# 実行結果
税込価格は1320.0円です

f-stringはPython 3.6以降で使用できる記法で、現在のPython開発ではもっとも一般的に使われている書式指定の方法です。

print関数の出力のカスタマイズ

print関数には、出力の表示形式を変更できる引数が用意されています。ここではsep・end・flushの3つを紹介します。

sep:区切り文字を指定する

sep引数は、複数の値を出力する際の区切り文字を指定する引数です。デフォルトでは半角スペースが使われます。

print("Alice", "Bob", "Fred")
print("Alice", "Bob", "Fred", sep=" / ")

# 実行結果
Alice Bob Fred
Alice / Bob / Fred

end:末尾の文字を指定する

end引数は、出力の末尾に付加される文字を指定する引数です。デフォルトでは改行(\n)が設定されているため、print関数を実行するたびに自動で改行されます。

print("Hello", end=" ")
print("World")

# 実行結果
Hello World

end引数に半角スペースを指定することで、改行されずに次の出力が続けて表示されます。

flush:出力を即時反映する

flush引数は、出力を即時にコンソールへ反映するかどうかを制御する引数です。デフォルトではFalseに設定されています。

import time

print("処理を開始します...", flush=True)
time.sleep(2)
print("完了しました")

# 実行結果
処理を開始します...
2秒後)
完了しました

通常、Pythonの出力はバッファと呼ばれる一時的な保管領域にためてから表示されます。flush=Trueを指定すると、バッファを経由せず即座に出力されるため、処理の進捗をリアルタイムに表示したい場面で役立ちます。

print関数でファイルに出力する

print関数は、file引数を使うことでコンソールではなくファイルに出力先を変更できます。コードの実行結果をテキストファイルとして保存したい場面で便利です。

with open("output.txt", "w") as f:
    print("Hello, Python!", file=f)
    print("print関数でファイルに書き込みました", file=f)

実行すると、.py ファイルと同じフォルダ内に output.txt が作成されます。ファイルを開くと以下の内容が書き込まれています。

open()の第2引数"w"は書き込みモードを意味し、ファイルが存在しない場合は新規作成されます。すでにファイルが存在する場合は内容が上書きされます。

# 書き込みモード(上書き)
with open("output.txt", "w") as f:
    print("1回目の書き込み", file=f)

with open("output.txt", "w") as f:
    print("2回目の書き込み", file=f)

追記したい場合は"a"(追記モード)を指定します。

# 追記モード
with open("output.txt", "a") as f:
    print("1行目の書き込み", file=f)

with open("output.txt", "a") as f:
    print("2行目の書き込み", file=f)

ここまでの学習で扱ったprint関数の知識を使えば、プログラムの実行結果をファイルとして残すことができます。コンソール上の確認だけでなく、目に見える成果物を作れるのがfile引数の魅力です。

Pythonのprint関数に関するよくある質問

Pythonのprint関数に関するよくある質問を以下の通りにまとめました。

Q. print関数とprint文の違いは?

Python 2ではprint "Hello"のように文(statement)として記述していましたが、Python 3以降はprint("Hello")のように関数として使用します。現在のPython 3環境ではprint関数のみが使用可能です。

Q. printで改行しないようにするには?

end引数に空文字やスペースを指定します。print("Hello", end="")のように記述すると、末尾の改行が出力されません。

Q. 変数と文字列を一緒に出力するには?

f-stringを使う方法がもっとも一般的です。print(f"名前は{name}です")のように、文字列の先頭にfを付けて波カッコ内に変数を記述します。

Q. 文字列と数値をそのまま足せないのはなぜ?

Pythonでは、文字列と数値は異なるデータ型のため、+演算子で直接結合するとエラーになります。f-stringを使ってprint(f"年齢は{age}歳です")のように記述するか、str()で数値を文字列に変換してから結合してください。

Q. print関数の出力先をファイルに変更するには?

file引数にファイルオブジェクトを渡すことで、出力先を変更できます。with open("output.txt", "w") as f:でファイルを開き、print("内容", file=f)のように記述します。

まとめ

この記事では、Pythonのprint関数の基本的な使い方からファイル出力までを解説しました。

学んだ内容:

この記事の要点は以下の通りです。

  • print関数は、指定した値をコンソールに表示する組み込み関数
  • 文字列・数値・変数・リスト・辞書など、さまざまなデータ型を出力可能
  • f-stringを使うことで、変数や式を文字列に直接埋め込める
  • sep・end・flush引数で、出力の表示形式を柔軟にカスタマイズ可能
  • file引数を使えば、プログラムの実行結果をファイルとして保存可能

print関数の基本を身につけたことで、コードの動作確認やデバッグを自分の手で行える状態になっています。この経験は、次のステップであるデータ型や制御構文(if文・for文)の学習でもそのまま活かしていけるでしょう。

参考資料

以下のリンクは、この記事で解説した手順や概念に関連する参考資料です。より詳しく学びたい方は、ぜひご覧ください。

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エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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