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2023.03.09

コマンドランチャー「ueli」のインストール方法と使い方

  • PC操作

ueliとはWindows(およびMac)向けに提供されているコマンドランチャーです。

Windowsを使用する際、基本的にマウスとキーボードを使って操作を行うのが一般的ですが、キーボードを多用するエンジニアなどはキーボードからなるべく手を離さないことで効率化を図ることができます。そんな時に強い味方となるのがコマンドランチャーです。コマンドランチャーを用いることで様々な操作がマウスを使わず、キーボード操作のみで行えるようになります。今回はWindows向けコマンドランチャーとして有名なueliの使い方について解説を行います。

インストール方法

今回はWindows11にインストールを行っていきます。

1. インストーラーのダウンロード

公式サイトへアクセス後、ダウンロードページからWindows用のインストーラーをダウンロードします。

2. インストーラーの実行

インストーラーを実行し、任意のフォルダへueliをインストールします。

3. ueliの起動

インストールが終了したらAlt+Spaceを押すことで入力ウィンドウが開きます。

4. 設定

タスクトレイにあるueliのアイコンを右クリックするとSettingsが表示されるため開きます。

5. 言語設定

設定画面が開けるとLanguageの設定で日本語を選択します。

6. 各種機能のON

デフォルトではコントロールパネルオペレーティングシステムコマンドなどはオフ(赤)になっているためオン(緑)に変更します。

7. コマンドを試す

試しにオペレーティングシステムコマンドであるシャットダウンを入力し、結果として表示されるかを確認します。無事に表示されれば設定は終了です。

ueliの機能

ここからはueliを用いて行える操作について説明を行います。

UWPアプリの実行

Windowsストアからインストールが行えるUWPアプリを起動できます。

ブックマーク検索

ブラウザに登録しているブックマークの検索が行えます。

対応しているブラウザは以下のブラウザで、設定画面から検索対象のブラウザを変更することができます。

  • Brave
  • Chromium
  • Microsoft Edge
  • Firefox
  • Google Chrome
  • Sidekick
  • Vivaldi
  • Yandex

コマンドライン実行

ueli上でコマンドラインを入力することでコマンドプロンプトが立ち上がり実行を行えます。

カラーコード変換

コードを入力することで以下の値へ変換することができます。

  • HEX(16進数カラーコード)
  • RGB
  • RGBA
  • HSL

電卓

ueli上に計算を行いたい式を入力することで、計算結果を表示することができます。

コントロールパネルへのアクセス

Windowsのコントロールパネルの項目へアクセスすることができます。

通貨換算

換算を行いたい通過を入力することで任意の通貨へ換算することができます。

※換算後の通貨は設定画面より変更が行えます。

辞書

調べたい単語の前に「dict?」をつけることで辞書で検索を行うことができます。ただし、日本語には対応していないため注意が必要です。

Eメール

ueli上にメールアドレスを入力することですぐにEメールの作成が行えます。

Windows設定

Windowsの設定項目へアクセスすることができます。

ファイル検索

開きたいファイルの絶対パスを指定することでファイルを開く事ができます。

簡易フォルダ検索

検索を行いたいフォルダを事前に設定項目に追加しておくことで絶対パスを必要としない、簡易フォルダ検索を行うことができます。

アプリケーション検索

コンピュータにインストールされているアプリケーションを検索することができます。設定画面で「アプリケーションがインストールされているフォルダの場所」と「アプリケーションファイルの拡張子」を選択することができます。

URL検索

ueli上に直接URLを打ち込む事で該当するWebページを開くことができます。

OSコマンドの実行

シャットダウンやログオフなどOSコマンドを実行することができます。

Web検索

調べたい単語の前に規定のプレフィックスを打ち込むことで任意の検索エンジンから検索を行えます。標準で用意されているプレフィックスは以下です。

検索エンジンプレフィックス
DuckDuckGod?
Googleg?
Google Imagesgi?
Wikipediaw?
YouTubeyt?
Bingb?

独自ショートカット

URLやファイルなど独自でキーワードを設定してショートカット作成が行えます。

例えば、よくアクセスを行うサイトなどを登録しておけばすぐにアクセスすることができます。

ワークフロー

ワークフローでは「URL」「コマンドラインツール」「ファイルパス」を用いて任意の操作を組み合わせることができます。

例えばフォルダに入っている画像を任意のフォルダにコピーし、その後画像のリサイズを行うなど複数の操作を登録することで効率化を行えます。

まとめ

ueliとはWindows(およびMac)向けに無料提供されているコマンドランチャーアプリです。

ueliではファイル検索アプリ起動ブックマークしているサイトの表示などさまざまな操作がマウスを使わず、キーボードのみで操作出来るようになります。マウスへの持ち替え時間短縮やショートカットキーの登録による作業の簡略化により業務効率を上げることができます。MacではAlfredが定番のコマンドランチャーアプリですが、Windowsでは使用することが出来ません。しかしueliはMacとWindowsのどちらにも対応しているため、プライベートPCと会社PCなどでどちらのOSも使用する方はueliを使うことで統一することができるためおすすめです。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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