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2023.02.19

【不安解消】フリーランスが身につけておくべきスキル

エンジニアがフリーランスとなって最初に不安を感じるのが、保険です。これまで会社員として働いてきた方だと、全て企業がやってくれていたことが無くなります。自分で調べて自分で対応しなければなりません。

そのため、フリーランス1年生の初心者(初学者)の方は、まず税金・保険関係の知識を勉強しながら仕事をすることとなります。

保険は知っておくほど有利になる制度ばかりです。今回はフリーランスになったら知っておきたい保険について解説します。ぜひ参考にしてください。

フリーランス1年目のエンジニアはスキルを身につける時期

フリーランスのエンジニアになって1年目は、まずスキルを身につける時期です。スキルは大きく分けて、以下の3つがあります。

  • 仕事のスキル
  • 保険のスキル
  • 税金のスキル

スキルはそのまま知識と言い換えても良いでしょう。フリーランスになったからには、自分の身は自分で守らなければいけません。

全てをすぐに身につけることは難しいので、1年を通して様々な業務をこなしながら勉強していくことをオススメします。

フリーランス1年目のエンジニアが抱える不安

フリーランス1年目となったエンジニアの方が抱える不安は、個人によって程度が違います。ですが、共通する不安として以下の3つは共通しています。

  • 確定申告の方法
  • 営業の不安
  • 保険に関する不安

それぞれ税金・仕事・健康と生活に直結するものばかりです。具体的な解決策について見ていきましょう。

確定申告の方法

まず必要となるのが、確定申告です。年間で20万円以上稼いでいたのなら、必ず申告しなければなりません。

確定申告と聞くと面倒臭く感じるかもしれませんが、実際はほとんど手間がかかりません。特に以下の3つを意識するだけで、非常に楽になります。

  • 会計ソフトを使う
  • 青色申告で行う
  • マイナンバーカードを作る

会計ソフトを使う

確定申告は会計ソフトを使ってください。手書きでする必要はありません。重要な項目に経費や収入を入力するだけなので、手間もかかりません。入力時に出費の確認もできるため、不要な出費の見直しとしても使えます。

代表的な会計ソフトは以下です。

  • freee
  • Money Forward クラウド

これらはクラウド上で動作するサブスクリプション型のサービスとなります。確定申告もできるため、登録しておくことをオススメします。

青色申告で行う

確定申告は青色申告で行いましょう。白色申告と青色申告の2種類がありますが、青色申告の方が節税効果が大きいためです。年間最大で65万円もの控除を受けられます。

ただし、青色申告は以下のデメリットがあります。

  • 申告で必要な書類が多い
  • 書類の内容が複雑
  • 手続きや準備が複雑
  • 青色申告承認申請書の提出が必要

この内、申請書の提出以外は全て会計ソフトを導入すれば解決します。家計簿感覚で青色申告ができるため、オススメです。

マイナンバーカードを作る

確定申告と合わせて作っておきたいのが、マイナンバーカードです。通知書では代用できないため、注意しましょう。

マイナンバーカードがあると、スマートフォンから確定申告が行えます。わざわざ税務署へ行く手間を省けるため、自宅で確定申告を完結できます。

その他、給付金の受け取りや医療費・年金の管理も一括でできるため、フリーランスにとって必需品です。

申請から発行までは時間がかかるので、早めに取得しておくことをオススメします。

営業が不安

フリーランス1年目のエンジニアが直面する不安に、営業があります。仕事は黙っていても舞い込むものではありません。自分から営業をかけて獲得していく必要があります。

ですが、これまで営業経験のない方にとって、不安を覚えるのも当然です。営業をかける際は、以下の2つを意識するだけで大きく変わります。

  • クラウドソーシングを使う
  • 当たって砕けろでOK

クラウドソーシングを使う

クラウドソーシングを使って営業をします。フリーランスの主な仕事の受注先として、多くの方に利用されています。特に人気なのは以下の2つです。

  • クラウドワークス
  • ランサーズ

これらの他、ココナラのような個人が商品を出品できるサイトも良いでしょう。自分のスキルを商品として出品することで、営業をせずとも仕事の依頼が来ることもあります。

営業時は相手が魅力的だと提案することを意識してください。ポートフォリオを作っておくと参考になります。文字だけのやり取りなので、対面ほどストレスは感じませんよ。

当たって砕けろでOK

営業する際は、当たって砕けろの精神でいきましょう。多数の提案が舞い込んでいる中で、最も適した提案が選ばれています。選ばれなくて当然くらいの気持ちで充分なのです。

むしろ数打てば当たる戦法で、多くの仕事に提案していれば仕事を受注できます。ひとつひとつを真摯にこなしていくことで、実績にも繋がります。

世界的な建築家である安藤忠雄も、小さな仕事でも真摯に取り組んだからこそ今があると語っています。

当たって砕けろの精神で提案し、仕事をもらったら真摯に対応する。その気持ちで営業していきましょう。

保険に関する不安

生活していく上で心配なものの1つに保険があります。お金は生活する上で必要になるものの筆頭です。保険は、そうしたお金の不安を取り除いてくれる仕組みでもあります。

日々の生活から少しでも不安を取り除くために、以下の3つは意識しておくと良いでしょう。

  • 国民健康保険に切り替える
  • 所得保障/就業不能保険にはリウ
  • 損害賠償保険に入る

国民健康保険に切り替える

国民健康保険に切り替えましょう。都道府県が運営している保険で、前年の所得に応じて算出されます。計算方法は自治体によって異なるので、住んでいる自治体に問い合わせてみるのも良いでしょう。

国民健康保険は、誰でも加入できる代わりに保険料が高い点がネックです。特に前年の所得に応じた保険料がフリーランス1年目に請求されるため、財布を圧迫します。ある程度の収入が見込めるのなら、健康保険組合への加入も検討してください。

所得保障/就業不能保険に入る

所得保障や就業不能保険は、怪我や病気で働けなくなった時のために加入しておきたい保険です。フリーランスは体が資本のため、働けなくなるとそのまま無収入となってしまいます。

会社員だと傷病手当金が支給されることもあって、病気や怪我でも生活に困ることはほとんどありません。ですが、企業がバックにないフリーランスだと収入が途絶えてしまいます。

所得保障保険に加入しておくと、契約前1年間の所得の50~70%程度を保証金として支給してくれます。もしもの時の保険として、加入しておくと良いでしょう。

損害賠償保険に入る

損害賠償保険は、仕事上起こりうる様々なトラブルをカバーしてくれる保険です。万が一賠償金を支払う事態になっても助けてくれます。

  • 情報漏洩
  • 納品物の不具合
  • 納期遅延
  • 著作権侵害
  • メールの誤送信
  • 体調不良による納期延長

こうした様々な状況に対応してくれます。会社員であれば企業が守ってくれますが、フリーランスは自分で守らなければなりません。もしもに備えて、加入しておくことをオススメします。

フリーランスのエンジニアに向いている人

フリーランスのエンジニアには、向いている人と向いていない人がいます。独立したのはいいものの、仕事を思うように取れなくて企業に就職したという方も多くいるのが実状です。

フリーランスは毎年1割が脱落していくとされています。10年以上続けば本物です。

もしフリーランスのエンジニアとして活躍したいと考えている方は、以下に該当するかどうかを考えてみてください。

  • 自分で考えて行動できる
  • 税金について調べるのが苦ではない
  • 常にスキルを磨いていける
  • 楽観的である
  • ひとりで作業するのが苦ではない
  • 人と一切関わらなくてもストレスを感じない
  • PDCAを回していける

こうした方がフリーランスに向いています。逆にこれらを少しでも苦痛に感じるのであれば、遠からず会社員に戻る可能性が高くなるでしょう。

フリーランスは自由の代わりに様々なことを自分でやり遂げなくてはいけません。そうした意味でも、自分で考えて行動できるバイタリティが必要です。

フリーランス1年目のスキルは毎日勉強していくことが大切

フリーランス1年目のエンジニアは、スキルを毎日勉強していくことが大切です。会社員と違って仕事はもちろん、事務作業まで全て自分でやらなければいけません。

また確定申告や営業、保険に関しても自分で不安と向き合っていくことが求められます。税金や保険制度は不定期に変わっていきます。時流に置いて行かれないためにも、情報収集は欠かせません。

ある程度楽観的に考えつつ、常に新しい情報を収集して活かしていくスキルが、フリーランスのエンジニアとして必要です。目の前の仕事をこなしながら、焦らずに身につけていってくださいね。

【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

「フリーランスエンジニア」

近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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