自宅で学習・仕事をする際にほとんどの方が使うのが、椅子です。普段何気なく座っていますが、椅子は体にとって非常に重要な道具でもあります。作業環境を整えるなら、何の椅子を使うかで悩む方も多いことでしょう。
椅子は自分の体にあったものを使うことが1番大切です。
この記事では椅子の種類と選び方について詳しく解説しています。他にオススメの椅子も紹介しているので、椅子選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
自宅での学習・仕事は椅子にこだわるべき
コロナ禍もあって在宅勤務やテレワークの機会が増えてきました。それに従って、自宅での環境にこだわる人も増え、椅子にも注目が集まっています。
長時間の作業をするなら、椅子にこだわって損はありません。椅子に座って作業をする漫画家や小説家が、口を揃えて「最初に椅子に金をかけろ」と言うのには理由があります。特に以下のポイントは要注意です。
- 健康に直結している
- 腰痛はリカバリがきかない
健康に直結している
椅子は長時間座るものです。そのため正しい姿勢を維持できないと、健康にも悪影響を与えかねません。例えば、以下は必ず直面する問題です。
- 目線
- 腕の位置・角度
- 腰の位置・角度
正しい姿勢を維持できないと、視力の悪化や腱鞘炎のリスクが発生します。背骨が曲がる可能性もあるため、体に合った椅子選びは重要です。安い事務椅子では、結果的に体へ負担をかけてしまいます。なるべく体にフィットする椅子を選ぶことが、健康にとって大切です。
腰痛はリカバリがきかない
体に合っていない椅子に長時間座っていると、腰を痛めることがあります。何度も腰痛に見舞われて慢性化してしまうと、立つことすら難しくなる人がいるほどです。
一度崩れた骨格は、そう簡単に治りません。長い時間をかけて治療していかなければいけないため、非常に厄介です。腰を痛めないためにも、正しい姿勢をキープできる椅子を選ぶことが重要となってきます。
椅子の種類は4つ
椅子には大きく分けて4つの種類があります。一部を除いて価格帯はほとんど同じであるため、最終的には自分の体に合っているかどうかで決めると良いでしょう。
- エルゴノミクスチェア
- エグゼクティブチェア
- ゲーミングチェア
- 事務用回転椅子
それぞれどのような椅子なのか、詳しく解説します。
エルゴノミクスチェア
画像引用:サンワダイレクト
エルゴノミクスチェアは、自宅やオフィスで長時間座り続ける人にオススメの椅子です。その名の通り、人間工学に基づいた設計をしているため、長時間座っても疲れにくい工夫が施されています。
- 腰への負担を軽減するサポート機能
- 背もたれにフィットするカーブ
1日の大半を椅子に座って過ごすなら、まず検討したい種類の椅子です。
エグゼクティブチェア
画像引用:オカムラ
エグゼクティブチェアは、座面が広く、ソファのような座り心地の椅子です。重厚感のあるデザインのため、座り心地と見た目を両立したい方に好まれています。
座り心地は非常に良いのですが、長時間座るのには向いていません。部屋に高級感を出したい方にオススメの椅子です。
ゲーミングチェア
ゲーミングチェアは、eスポーツなどを楽しむゲーマー向けに作られた椅子です。ゲームを長時間プレイしても快適に過ごせるように、様々な工夫がされています。そのため、仕事用としても問題なく使えます。
エルゴノミクスチェアと比べても控えめな価格であるため、椅子への予算を抑えたいなら検討したい椅子です。
事務用回転椅子
事務用回転椅子は、オフィスで良く利用されているタイプの椅子です。圧迫感のないデザインなので、会議室や受付などで良く利用されています。価格帯も安価なため、購入しやすいのもメリットと言えます。
一方で、機能性や座り心地を度外視していることが多い傾向です。長時間座っての作業には向いていません。
自宅で使う椅子の選び方
自宅で使う椅子を選ぶなら、こだわって選びたいという方も多いでしょう。椅子はこだわればこだわるほど、仕事道具としてしっかり応えてくれます。そのためにも、以下のポイントは意識してください。
- 背もたれの高いものを選ぶ
- 膝裏の隙間がないものを選ぶ
- ランバーサポートがあるものを選ぶ
- 通気性の良いものを選ぶ
- 150度以上リクライニングできるものを選ぶ
背もたれの高いものを選ぶ
自宅で使う椅子を選ぶ際は、なるべく背もたれの高いものを選びましょう。特に長時間作業をするのなら、高い背もたれはマストです。高い背もたれが体を支えてくれるため、体にかかる負担を軽減してくれます。
他にもローバック・ミドルバックと背もたれが低いものがありますが、長時間の作業には向いていません。体の負担を軽減するなら、背もたれは高いタイプ(ハイバック)がオススメです。
膝裏の隙間がないものを選ぶ
椅子は座面の奥行きが浅いと、足が前方にはみ出てしまいます。そうすると座り心地が良くないため、なるべく奥行きが深い物を選びましょう。実際に座って、膝裏と座面に隙間のできないものがオススメです。
座った際に足が遊んでしまうと、良くない姿勢で作業してしまう可能性が高くなります。座面が深く、椅子と膝裏に隙間ができないものを選ぶことで、正しい姿勢をキープして座れます。
ランバーサポートがあるものを選ぶ
ランバーサポートがあるものもオススメです。ランバーサポートとは、腰の負担を軽減してくれるクッションのこと。背骨を支えてくれるため、あるだけで体への負担が大きく軽減できます。
この際意識したいポイントが、ランバーサポートの大きさです。小さいと腰を支えてくれる効果が低いため、大きめのものを選ぶようにしましょう。
通気性の良いものを選ぶ
長時間座って作業する場合は、椅子の素材の通気性も確認しましょう。通気性が悪いとムレてしまうため、座っていて気持ち良くありません。長時間座るものだからこそ、通気性は快適さに直結します。中でもオススメの素材は以下の2つです。
- メッシュ素材
- ファブリック素材
両者ともに手入れの手間はかかるので、快適さと比べてどちらを優先するかで決めてください。
150度以上リクライニングできるものを選ぶ
画像引用:GTRACING「GT002商品ページ」
リクライニングできる椅子ならば、150度以上リクライニングできるものを選ぶことをオススメします。それ以下の角度でも問題ありませんが、ゆっくり体を休めるのなら150度以上がベストです。
その際、後方安定性試験をクリアしているかどうかも確認しましょう。転倒の可能性が大きく減るため、安心してリクライニングできます。
自宅での学習・仕事でオススメの椅子3選
実際に椅子を選ぶとなると、何を購入すればいいのかわからないという方も多いでしょう。ここからは、自宅での学習や仕事で使いたいオススメの椅子を3つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
オカムラ Shlphy
画像引用:オカムラ「Shlphy商品ページ」
オカムラのShlphyは、背中に合わせて背もたれのカーブを調整できるバックカーブアジャスト機能のついたオフィスチェアです。座面のクッション性も非常に良く、長時間座っても体を痛めません。
正しい姿勢を楽に維持するなら、ぜひ使いたい椅子の1つです。一方で深いリクライニングができないため、作業効率を求める方向けとも言えます。
AiDen アイデンオフィスチェア オットマン付
画像引用:楽天市場「関家具 楽天市場店」
AiDenのオフィスチェアでもオットマン付きもオススメです。ヘッドレストもあるため、頭だけでなく方や肩甲骨まで正しい姿勢のサポートをしてくれます。
また、足下から引き出せるオットマンも付いています。足を置いてリクライニングすることで、作業の合間にリラックスもできます。体を労りながら長時間の作業を乗り切りたい方にオススメの椅子です。
GTRACING ゲーミングチェア GTBEE
画像引用:GTRACING「GTBEE商品ページ」
GTRACINGのゲーミングチェアは、日本向けの低座面となっているゲーミングチェアです。クッション型の3Dヘッドレストと3Dランバーサポートもついているため、背中全体を預けながら姿勢をキープできます。
背もたれも170度まで角度調整ができ、作業の合間にリラックスしたい場合にも重宝します。ゲーミングチェアなので価格が控えめなのもポイント。費用を抑えて高性能な椅子を使いたい方にオススメです。
仕事・学習で使う椅子にはとにかくこだわることが大切
自宅で仕事・学習をするなら、椅子にはこだわりましょう。長時間椅子に座って仕事をしている作家や漫画家が口を揃えて言うように、椅子は高いものほど体に良いからです。自分の体に投資すると思って、ベストな椅子を買うことがポイントになってきます。
その際、1日の内どれくらいを椅子に座って過ごすかで考えることをオススメします。長時間座るならば通気性の良いものを選ぶなど、選択肢が変わってくるからです。自宅で使う椅子を探している方は、今回紹介した選び方を参考に自分に合った椅子を見つけてくださいね。
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
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