「タブレットの使い道がない」「買ったはいいけど、ずっと使って無くて眠っている」そのような方は多くいます。タブレットは使いやすい反面、使い方が難しいツールです。スマホとパソコンで同じことができるため、どうしても持て余してしまいます。
今回はタブレットの活用法について解説します。オススメのタブレットと選び方も紹介してるので、ぜひ参考にしてください。
タブレットは3種類ある
一口にタブレットと言っても、使っているOSによって以下の3種類に分けられます。できることは同じですが、それぞれターゲット層が違います。まずはそのように違うのかを見ていきましょう。
- iPadシリーズ
- Androidタブレット
- Windowsタブレット
iPadシリーズ
iPadシリーズは、言わずと知れたAppleのタブレットです。タブレットの中でも抜群の知名度とユーザー数を誇ります。性能面から見ても、迷ったらiPadを買っておけば問題ありません。
iPhoneユーザーならば同期も楽です。シンプルかつ使いやすいタブレットの代表格でもあります。
Androidタブレット
Androidタブレットは、様々なメーカーから発売されているタブレットの総称です。近年は中国メーカーが強く、iPadと比べて安価なものが多くあります。
スマホがAndroidの方なら、同じアカウントを使える点も魅力です。ただし性能はピンキリなので、自分に合ったタブレットに出会いにくいデメリットがあります。
Windowsタブレット
Windowsタブレットは、WindowsのOSが搭載されたタブレットです。主にSurfaceシリーズが該当します。
Officeソフトなどパソコン用のアプリがそのまま使える点が魅力です。ビジネス用のノートPC代用もできるため、ビジネスユースで人気があります。
タブレットの活用法
タブレットはスマホと同じく様々な使い方ができます。ですが、スマホと同じ使い方ができるため、最終的には「スマホでいいや」となるのもタブレットです。
タブレットは使い方を決めなければ上手く活用できません。スマホでは難しい作業をさせることで、非常に使いやすいツールとして活躍してくれます。中でもオススメの使い方は、以下の3つです。
- エンタメを楽しむ
- イラストを描く
- ビジネスの補助ツールとして使う
エンタメを楽しむ
タブレットはスマホより画面が大きいツールです。大画面でエンタメを楽しむのに非常に適しています。例えば、以下のような場合です。
- 動画鑑賞
- ネットショッピング
- 電子書籍
画面サイズによっては小型のノートPCと同じ感覚で楽しめます。エンタメ用としてタブレットは優秀なツールです。
イラストを描く
タブレットはイラストを描くのにも向いてます。特にスタイラスペン(タッチペン)を使えるタブレットは、多くのイラストレーターに愛されています。中にはパソコンではなくiPadだけでイラストを描いて納品している人がいるほどです。
イラストのようにクリエイティブな趣味・仕事がある方にとって、タブレットはペンタブ代わりとしても使える優秀なツールと言えます。
ビジネスの補助ツールとして使う
タブレットはビジネスの補助ツールとしても活用できます。実際、多くのビジネスパーソンが有効活用しています。例えば、以下の使い方です。
- メールの送受信
- 資料のチェックやコメント入れ
- 音声の録音
- メモ書き
- タスク管理
これらを1台でできます。もちろんスマホでもできなくはありませんが、タブレットの方が画面サイズが大きいためスムーズに使えます。
ビジネスにおいてパソコンの代わりとなるツールを探している方にも、タブレットはオススメです。
タブレットの選び方
タブレットは多くのメーカーから様々な機種が発売されています。その中から自分に合ったタブレットを選ぶのは難しいものです。ここからは、以下に分けてタブレットの選び方を解説します。ぜひ参考にしてください。
- サイズで選ぶ
- 使い方で選ぶ
- OSで選ぶ
- 性能で選ぶ
- ストレージで選ぶ
- SIM対応かどうかで選ぶ
- 価格で選ぶ
サイズで選ぶ
タブレットを選ぶ際に重視したいのが、サイズです。どのサイズを選ぶかで使用用途が大きく変わってきます。以下の基準で判断すると良いでしょう。
- 7~8インチ:持ち運び用
- 9~10インチ:エンタメ用
- 11インチ以上:動画編集やイラスト制作、ビジネス用
画面が小さいほど持ち運びに便利なため、外出先で使う場合は小型がオススメです。一方、家でエンタメやビジネスとして使いたいのであれば、画面の大きなタイプを選んでください。
使い方で選ぶ
タブレットの使用目的に合わせて選ぶことも大切です。そのタブレットで何をしたいのかを決めておかないと、気が付けば使うことなく押し入れの肥やしになってしまいます。
- 動画鑑賞したい
- 電子書籍を読みたい
- イラストを描きたい
- ビジネスのツールとして使いたい
このように人によってタブレットに求めるものは違います。使用するアプリにも差があるため、メインの使い方はなるべく決めておきましょう。
OSで選ぶ
OSを基準に考えることも大切です。それぞれ使い方が違うため、スマホ準拠で考えると選びやすくなります。例えば以下のように。
- iPad:iPhoneユーザー
- Android:Android・Windowsユーサー
- Windows:Android・Windowsユーザー
中でもiPadは、iPhoneのようなApple製品との親和性が抜群です。同期も簡単なため、AppleユーザーはiPadを選びましょう。
一方、AndroidユーザーがiPadを使っても真価を発揮しません。機能が制限された状態でiPadを使っているような状態になります。
このようにOSでタブレットを選ぶことも大切です。
性能で選ぶ
タブレットを選ぶ際は、性能にも注目してください。スマホやパソコンと同じく、性能が良いほど快適に使えるためです。基本的に金額の安いものは性能が劣っていると考えると良いでしょう。
性能面で判断する際は、以下に注目してください。
- 使用OSのバージョン
- CPUのコア数
- CPUのバージョン
- メモリ
どれも数字の大きいものを選んでおけば、使い勝手の面では問題ありません。タブレットは使っている内に動作が重くなっていくので、性能が良いほど長く使えます。
ストレージで選ぶ
タブレットのストレージも重要なポイントです。かつてはSDカードのような外部ストレージが主流でしたが、近年は内部ストレージが主流となっています。どれだけのデータを保存できるのかは、必ずチェックしましょう。
ストレージの使用は個人によって違いますが、32GB以上がベターな選択肢です。コンテンツを楽しむのであれば、128GBは欲しいところですね。
ただし、クラウドストレージを使うのであれば、ある程度は代用できます。
SIM対応かどうかで選ぶ
外出先でタブレットを使うのであれば、SIM対応かどうかもチェックしましょう。SIM対応モデルだと、テザリングをせずともインターネットに接続できます。
ただし以下の点でデメリットがあります。
- Wi-Fiモデルよりも高い
- タブレット分の通信費がかかる
一瞬だけ接続するのであれば、テザリングやフリーWi-Fiでも代用可能です。使うシーンを想定して選ぶと良いでしょう。
価格で選ぶ
タブレットはピンキリです。そのため価格面も大きな差があります。購入の際は、予算に合ったものを選ぶことも大切です。
価格面は各メーカー色が出ていますが、以下のように違います。
- 10,000円~:エントリーモデル
- 50,000円~:スタンダードモデル
- 90,000円~:ビジネスモデル
エンタメを楽しんだりゲームをしたりするのであれば、スタンダードモデルでも問題ありません。ネットサーフィンのように負荷がかからない使い方なら、エントリーモデルでも十分でしょう。
ただし中国メーカーに限っては激安の皮を被った怪しい商品が溢れているので、メーカー名は必ず確認してくださいね。
オススメのタブレット6選
タブレットの活用法と選び方がわかったところで、ここからはオススメのタブレットを紹介します。今回は以下の3つに分けて見ていきましょう。
- iPadシリーズ
- Androidタブレット
- Windowsタブレット
iPadシリーズ
iPadシリーズは、Appleから販売されているタブレットです。圧倒的な人気を誇り、総合力の面では他の追随を許しません。迷ったらiPadでOKです。
性能を示すベンチマークスコアも高く、過不足無く使用できます。10万円以上するAndroidタブレットよりも性能が良いくらいです。
ペンやキーボードといったアクセサリーも充実していることから、とりあえずで選んでおけば問題ないでしょう。
そんなiPadシリーズは、以下のように分かれています。
- iPad:スタンダードモデル
- iPad mini:小さいモデル
- iPad Air:PC・タブレットの両方で使えるモデル
- iPad Pro:プロ向けのハイエンドモデル
ビジネスとして使うのであれば、iPad Proがオススメです。性能が非常に高いため、動画編集やイラスト制作でもストレス無く使えます。
初めてタブレットを買うのであれば、iPadにしましょう。スペックと価格のバランスが取れているモデルです。
iPadシリーズは家電量販店で取り扱っているので、実際にお店で触ってみることをオススメします。
Androidタブレット
Androidタブレットは、日本や中国、アメリカを始め様々な国のメーカーから販売されています。何を選べばいいのか迷ってしまうのも、Androidタブレットあるあるです。
この記事では以下の4つを紹介します。それぞれバランスの取れた良いモデルです。
- OPPO Pad Air
- Xiaomi Pad 5
- Galaxy Tab S8+
- Google Pixel Tablet
OPPO Pad Air
画像引用:OPPO Pad Air公式サイト
OPPO Pad Airはオウガ・ジャパンが販売しているタブレットです。Android12をベースに開発した独自OSのColorOSを搭載しています。エントリーモデルであるため購入しやすい価格です。
性能面で見ればゲームプレイには向いていませんが、動画鑑賞や電子書籍であればストレスなく楽しめます。
重量も程よいため、外出先でタブレットを使いたい方にオススメです。
ただし、中国メーカーであるためアメリカの判断によっては使えなくなる可能性があります。注意しましょう。
OS | Color 12.0 |
---|---|
画面サイズ | 10.3インチ |
生体認証 | 顔認証 |
重量 | 440g |
CPU | QualcommR Snapdragon 680 |
メモリ | 4GB |
価格 | 34,364円 |
Xiaomi Pad 5
画像引用:Xiaomi Pad 5
Xiaomi Pad 5は中国のスマホブランドであるXiaomiが手がけるタブレットです。低価格なのにハイエンドモデルなみの性能を有しています。
上下4つに搭載されているスピーカーの性能が非常に良く、臨場感のある音を楽しめます。動画視聴に向いているタブレットです。
iPadよりも性能面では劣るものの、実動作においてストレスも感じません。独自OSのMIUIを搭載していますが、Googleプレイを使用できることもあってAndroidと使用感が同じです。
総合的に見て、コスパの良いタブレットを探している方にオススメのモデルとなっています。
OS | MIUI for Pad |
---|---|
画面サイズ | 11.0インチ |
生体認証 | 顔認証 |
重量 | 511g |
CPU | Snapdragon 860 |
メモリ | 6GB |
価格 | 51,639円 |
Galaxy Tab S8+
画像引用:Galaxy Tab S8+公式サイト
Galaxy Tab S8+は、スマホで有名なGalaxyが手がけるタブレットです。Galaxyらしい使いやすいUIに加え、バランスの取れた性能が魅力となっています。
カメラ性能も良く、スピーカーも左右に配置されているためエンタメ面でも妥協がありません。
その分価格は高くなりますが、満足度の高いAndroidタブレットです。
OS | Android 12.0 |
---|---|
画面サイズ | 12.4インチ |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
重量 | 567g |
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 |
メモリ | 8GB |
価格 | 115,000円 |
Google Pixel Tablet
Google Pixel TabletはGoogleが満を持して発売するタブレットです。持ち運びはもちろん、据え置きスタンドに設置することで、Googleアシスタントとしても使えます。
専用のホルダーに設置すると、充電しながらエンタメを楽しむことも可能です。使用しているOSはGoogle独自のTenser G2。サポート年数も通常のタブレットよりも長期に渡るため、iPadの対抗馬として期待されています。
性能・コスパの両方から見ても、Androidユーザーのためのタブレットと言えるでしょう。
OS | Google Tenser |
---|---|
画面サイズ | 11インチ |
生体認証 | 指紋認証 |
重量 | 493g |
CPU | Tenser G2 |
メモリ | 8GB |
価格 | 79,800円 |
Windowsタブレット
画像引用:Surface公式サイト
Windowsタブレットも多くの企業から販売されています。ただ、WindowsタブレットはMicrosoftが独自開発しているため、迷う必要はありません。
以下を選べば大丈夫です。
- Surface Go:エントリーモデル
- Surface Pro:プロ向けモデル
エンタメ目的で使うのであれば、エントリーモデルであるSurface Goを選びましょう。ビジネス向けなら、画面も大きくノートPCとしても使えるProがオススメです。
タブレットは補助ツールとしての活用がオススメ
タブレットはスマホより画面が大きく持ち運べる点が特徴です。ノートPCよりも取り回しが良いため、様々な場面で活用できます。
ただ、便利な反面スマホでも代用できてしまうのが難点です。使う用途を決めた上で、どのモデルを買うか決めると良いでしょう。
日々の生活の補助ツールとして非常に優秀なので、ぜひ使いやすいモデルを選んでくださいね。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
関連記事
2020.02.25
完全未経験からエンジニアを目指す爆速勉強法
USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
- キャリア・学習法
- エンジニア
2023.12.26
エンジニアの運動不足解消 初心者おすすめのロードバイク・クロスバイク
この記事では、「初心者でも始めやすいロードバイクとクロスバイクの選び方」や、「サイクリングの楽しみ方」を解説しています。日々の運動不足で悩んでいるエンジニアの方は、ぜひ参考にしてください。
- ガジェット
2023.02.19
エンジニアが持ち運ぶのにオススメなモバイルバッテリー
今回はエンジニアの方にオススメな、大容量モバイルバッテリーについて解説します。
- ガジェット
2024.07.04
エンジニアの疲労軽減にはマウスを選ぼう
今回は、エンジニアにオススメのマウスを紹介します。正しい使い方についても解説しているので、「マウスは必要ない」「マウスなんて何でもいい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- ガジェット