趣味は誰しも持っています。無趣味だと思っている方でも、探せば案外あるものです。趣味に没頭していたら、いつの間にか1日が終わっていた、なんて経験のある方も多いでしょう。
そんな趣味が仕事と直結していたら最高ですよね。特に実益も兼ねたものだと、自然に知識・技術が身についていきます。
今回はエンジニアの方にオススメの趣味として「IoT」を紹介します。最先端の技術が利用されたIoTは、非常に相性の良い趣味です。
ひろゆき氏やホリエモン氏が幼少の頃にプログラミングのゲームを趣味としていたように、没頭することでエンジニアとして花開くことも夢ではありません。
ぜひ参考にしてくださいね。
エンジニアの趣味としてIoTは相性が良い
エンジニアの方が趣味を考えた時、相性の良いものとしてIoTが候補に挙がります。無趣味な方はもちろん、既に趣味のある方でも新たに挑戦してみると良いでしょう。なぜなら以下の点で非常に相性が良いと言えるからです。
- ネットワークの知識を学べる
- プログラミングの知識・技術を身につけられる
- 趣味は最強の学ぶ動機になる
ネットワークの知識を学べる
IoTを通じてネットワークの知識を学べます。これは、IoT(略:Internet of Things)の言葉からもわかるように、様々な物をインターネットと繋げて利用するためです。使うだけで、ネットワークの知識が自然と身につきます。
中でも最も代表的な例が、個人向けのIoTサービスです。有名なものでは「Alexa」「Google Home」「スマートウォッチ」がありますね。
IoTの製品を利用するには、これらの背景を理解しなければ十全に使いこなせません。その意味で、エンジニアがネットワークの知識を自然と身につけられる趣味と言えます。
参考記事:さくらのIoT「IoTとは?意味や定義を簡単に解説!」
プログラミングの知識・技術を身につけられる
IoTを使っていると、自然とプログラミングの知識・技術を身につけられます。機能を使う内に、どのようなプログラムが組まれているのか推測できるためです。
これは何もエンジニアに限った話ではありません。様々な職種で経験することでもあります。例えるなら、大工が街の建造物を見て、構造や素材を推測するのと同じです。
趣味としてIoTを楽しんで活用するなら、以下の言語はスムーズに学べるでしょう。
- JavaScript
- Python
- Java
- Rust
- C
- C++
実際に手を動かしながら学べることもあって、効果は絶大です。プログラミングの知識を学びたいのであれば、最高の教科書になります。
趣味は最強の学ぶ動機になる
趣味は楽しいものです。嫌々するものは趣味にはなりません。趣味として楽しんでいるものは、誰でも人より詳しくなります。没頭している内に自然と身についていくためです。
学校の授業を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。無理矢理勉強するものは面白くないものですが、自分が興味のあるものは楽しく学べたはずです。
趣味も同じく、楽しむことで自分から学ぶ機会を作れます。エンジニアとして知らない内にレベルアップしていることすらあります。
IoTがエンジニアの趣味として相性が良いのは、そうした理由からです。
エンジニア初学者にオススメのIoT技術
エンジニア初学者の方がIoTを趣味にしようとする場合、何から手を付けていいのかわからない方も多いでしょう。
ここからは、オススメのIoT技術を紹介します。楽しめるかどうかは、一旦挑戦してみないとわからないため、とりあえずの軽い気持ちで始めてみましょう。
- Raspberry Pi
- Arduino
- スマートホーム
- センサー技術
Raspberry Pi
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、教育用として開発されたコンピューターです。最低限の基幹部品を1枚の回路基板に搭載した手のひらサイズの「シングルボードコンピューター」を指します。
非常に低価格で入手できるため、子供たちのプログラミング教育用として活用されています。
- シンプルな構造でプログラミングを学びやすい
- ソフトウェアの追加やネットワーク接続など、コンピューターの管理が簡単
- 安価に自分のアイデアを活かしたコンピューター工作ができる
- コンピューターシステムの仕組みを理解しやすい
子供向けということもあり、初学者の方にとって嬉しい機能ばかりです。個人がIoTを学ぶには最適なので、挑戦することをオススメします。
参考記事:CONTEC「Raspberry Piとは?IoT開発に使われ始めている理由」
Arduino
Arduinoもエンジニア初学者の方にオススメの趣味です。電子工作の初心者が良く使うマイコンボードなため、安価で楽しめます。拡張性が高い点も魅力です。
また、世界中にArduinoのコミュニティがあるため、同好の士が多いのも趣味として楽しめる要素となっています。同じ趣味の人との交流が楽しいのは、人類共通です。
積極的に参加することで、エンジニアの知識・技術を身につけながら人脈も作れるでしょう。
スマートホーム
スマートホームとエンジニア初学者の方にオススメの趣味です。簡単に導入できるのに加え、最先端の技術が用いられています。
どんな家でも使えるため、人を選びません。特に以下の点で、始めやすい趣味と言えます。
- 対応しているガジェットが多い
- QOLが上がる
対応しているガジェットが多い
スマートホームには対応しているガジェットが多くあります。代表的な物は以下です。
- Alexa
- Google Home
- Switch bot
これらはスマートフォンがあれば簡単に接続できます。家電量販店やECサイトであれば簡単に入手できるため、思い立ったらすぐに導入が可能です。
現在の知識を照らし合わせることで、新しい学びと発見にも繋がります。すぐにでも導入できるガジェットが多いという点で、スマートホームは非常に学びやすいツールです。
QOLが上がる
スマートホームにすることで、単純にQOLが上がります。既にスマートホーム化している方なら、実感しているでしょう。
スマートフォンや音声によって家電を操作できるため、導入前とは格段に違う快適さで過ごせます。IoTが無い生活には戻れないほどです。
一軒家など家のサイズによっては感じるQOLに幅がありますが、快適さも感じられるのならばメリットが大きい趣味と言えます。
センサー技術
IoTには、様々なセンサー技術が用いられてます。IoTを趣味とすることで、活用されているセンサー技術を学べる点も特徴です。
例えば、スマートフォンやタブレットなど日常的に良く使うガジェットであれば、以下のセンサーが用いられています。
- 加速度センサー
- ジャイロセンサー
- 地磁気センサー
- 気圧センサー
- カラーセンサー
- 照度センサー
- 近接センサー
- ホールセンサー
- 静電Switch
- タッチスクリーン
最先端のガジェットであるからこそ、最先端のセンサーが搭載されているわけです。他にもスマートウォッチや家電など製品によって様々なものがあります。
IoTを趣味とすることで、こうしたセンサー技術を自然と理解できるのは魅力的だと言えますね。
参考記事:Tech Web「IoTに活用されるセンシング技術:IoTでは様々な分野で様々なセンサとセンシング技術が必要とされる」
エンジニア初学者が活用したいIoTの自動化アイデア
初学者の方の中には「急に趣味にしようと言われても何から始めていいかわからない」と考える方もいるでしょう。
ここからは、IoTの自動化アイデアを紹介します。趣味として使えるのはもちろん、生活に取り入れることでQOLも上げられます。ぜひ参考にしてください。
- IoT家電
- スマートロック
- ペットのお世話・見守り
IoT家電
IoT家電は、エンジニア初学者が活用しやすい自動化のアイデアで溢れています。サービスとして提供されているものはもちろん、個人の使い方まで参考にできます。
近年はIoT対応の家電が増えていますが、古い家電をIoT化する商品も参考にすると良いでしょう。Switch botのカーテンを自動で開けてくれる商品などは、アイデアに溢れています。
消費者のニーズを上手く拾い上げながらIoT化しているので、商品企画・エンジニアの両側面から学べるジャンルです。
スマートロック
IoTを導入すれば、玄関の鍵をスマートロック化できます。新しいドアに付け替える必要はありません。器具をドアに取り付けるだけなので、賃貸の方でも安心です。
- オート開閉
- オートロック
- スマホ操作
- 暗証番号で開閉
- キーパッドで開閉
- NFCで開閉
このようにスマートロックと言っても多種多様な機能を備えています。スマートフォンと連携すれば「鍵をちゃんと閉めたっけ?」と不安になることもありません。
消費者のニーズに上手く答えた自動化のアイデアです。
ペットのお世話・見守り
ペットのお世話や見守りも、IoTによって自動化できます。家でペットを飼っている方にとっては嬉しいポイントです。
日中仕事で家を空けていると、可愛いペットが何をしているのか気になりますよね。IoTを導入すれば、お世話や見守りを外出先でもできます。
例えば、以下の商品があります。
- 見守りカメラ
- 自動餌やり機
- 犬・猫のヘルスケアデバイス
- 猫用のシステムトイレ
- GPS機能付きの首輪
飼い主のニーズに応えるIoT製品が多い点が特徴です。ペットを飼っている方なら、欲しいと思うものも多いのではないでしょうか。
大切なペットとの思い出を重ねる面でも、IoTの自動化アイデアは活用されています。
エンジニアの趣味にIoTはオススメ
エンジニアの方で趣味を探しているのなら、IoTがオススメです。没頭する中で、知識や技術が自然と身についてくれます。実益を兼ねた非常に相性の良い趣味になってくれるでしょう。
中でも近年注目を集めているIoTを取り入れた家電やガジェットは、大きな学びになります。QOLを上げながら仕事にも活かせる点では、非常に魅力的です。
ただ、趣味は実際にやってみなければ、自分に合っているかがわかりません。まずは今回紹介したものにチャレンジしながら、没頭できる趣味を探してみてくださいね。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
関連記事
2020.02.25
完全未経験からエンジニアを目指す爆速勉強法
USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
- キャリア・学習法
- エンジニア
2023.12.26
寝っ転がってPCゲームしたい人におすすめなポータブルゲームPC
この記事では、「ポータブルPCゲームのオススメモデル」を紹介しています。購入の際に知っておきたい選び方についても、わかりやすく解説。寝転がってPCゲームを遊びたい方は、必見です。
- ガジェット
2024.05.19
エンジニアの作業効率化に、オススメなモニターアームの使い方
今回は、「モニターアームのオススメの使い方」を紹介します。買ってからわかる注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- ガジェット
2023.11.25
運動習慣を形から ランニングシューズのオススメ
今回は、そんなランニングをする際に使いたい、おすすめのシューズを紹介します。運動習慣の身に付け方や、ランニングシューズの選び方まで解説しているので、運動不足で悩んでいるエンジニアの方は、ぜひ参考にしてください。
- ガジェット