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2022.12.11

【徹底解説】ステータスコード2xxについて詳しく

こちらの記事ではステータスコード2xxについて詳しく解説を行います。

ステータスコード2xxはサーバーがリクエストを正しく受信し正常に機能している事を表します。

2xxはエラーコードとは違い、処理が正常に行えた場合や問題なく処理を行なっている最中に返されます。例えばウェブサーバーより200を受信していればリクエストしたコンテンツを正常に閲覧出来ている状態と言えます。

ステータスコードはクライアントのリクエストに対して、サーバーからの処理結果として返されています。ステータスコードはHTTPで定められたレスポンス行に記載されています。

httpステータスコードについての解説ははこちらの記事をご覧ください。

https://envader.plus/article/29

HTTPとは?

HTTP(HyperText Transfer Protocol)とはWebサーバーとクライアント間でWeb情報をやりとりする為のプロトコル(通信規則)です。ホームページで検索を行ったりする際はこのHTTPを使用してWebサーバーとクライアント間でやり取りが行われます。HTTPはクライアントが送信するリクエストとサーバーが応答するレスポンスで通信が確立しています。リクエストとレスポンスは以下の内容となっています。

HTTPリクエスト

説明
リクエスト行依頼した処理情報(メソッド、URL、HTTPのバージョン)が記載されています。
メッセージヘッダー行ブラウザ情報や言語、データタイプなどが記載されています。
メッセージボディ行ブラウザからサーバーへ送りたい情報がある場合などに記載されます。

HTTPレスポンス

説明
ステータス行リクエストした依頼に対して、サーバーからの処理結果が記載されます。
メッセージヘッダー行ブラウザ情報や言語、データタイプなどが記載されています。
メッセージボディ行リクエストしたHTMLや画像など、ブラウザに表示するデータが記載されています。

HTTPステータスコードはこのHTTPレスポンス内のステータス行にあたります。ステータスコードは3桁の数字で構成されており、その数字を基にサーバーが正常に処理を行えているのか、サーバーもしくはクライアント側で何かエラーが発生しているかなどを把握する事が出来ます。

またHTTP通信にはSSL/TLSプロトコルで暗号化されたHTTPS(Hytertext Transfer Protocol Secure)通信も存在します。HTTPSはネットバンキングやクレジットカード決済など個人情報の登録や編集を行うようなケースで使用をされます。現在サーバーと行なっている通信がHTTPの場合はURLが「http://」から始まり、暗号化されているHTTPSの場合は「https://」から始まる為、URLを見る事でどちらで通信が行われているか確認が行えます。

ステータスコード2xx一覧表

次が主要な2xxステータスコードです。ステータスコード2xxは正常な処理を行えた事を意味しますが、205のようなクライアント側への操作を要求するコードも存在します。

コード番号意味説明
200OKユーザーからのリクエストが正しく処理され、要求された内容が返信されます。
201Createdリクエストが成功し、新たに作成されたリソースのURLが返されます。一般的にPOSTリクエストや、一部のPUTリクエストを送信した後のレスポンスになります。
202Acceptedリクエストは受理されたが、処理は完了してない状態です。
203Non-Authoritative Informationリクエストの内容に対しオリジナル以外の情報を含み信頼出来ない場合に返されます。
204No Contentリクエストを正常に処理したものの、返すべきコンテンツが存在しないことを意味します。
205Reset Contentリクエストを正常に処理したものの、ユーザーエージェントに対し、リクエストを送信したウェブブラウザの画面をリセットするよう返されます。
206Partial Content部分的GETリクエストを受理したときに、返されます。
207Multi-Status複数のステータスコードが存在する際に返されます。(WebDAVの拡張ステータスコード)
208Already Reported既に、結果を報告済みであることを表す。(WebDAVの拡張ステータスコード)
226IM UsedIM(instance manipulation)を使用している(Delta encoding in HTTPの拡張ステータスコード

まとめ

ステータスコード2xxはクライアントのリクエストをサーバーが正常に処理したことを表します。

エラーコードと異なり、リクエストを行なったWebページそのものが表示をされる為、普段2xxのステータスコード自体を目にする機会はありません。ですがWebサーバーへリクエストを行なった場合は必ずレスポンスとしてステータスコードが返されており、正常にWebページが表示されている場合は200、リソースの削除を行なった場合は204など様々なステータスコードが返されている為ブラウザの開発者モードなどで確認をしてみましょう。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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