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2022.12.11

HTTPステータスコードとは何?確認方法は?

HTTPステータスコード

こちらの記事では、HTTPステータスコードについて解説します。

HTTPステータスコードとはHTTPリクエストの結果を表す3桁の数字です。

ステータスコードを知る事で今HTTP通信で何が起きているかを把握する事が出来ます。ウェブサイトにアクセスする際、ブラウザー(クライアント)はアクセスしようとしているサイトのWebサーバーにリクエストを送信します。

サーバーはリクエストを受信後、処理を行い関連するリソースをHTTPヘッダーと共に送り返します。

この際送り返されるWebサーバーの処理結果を表現する3桁の数字がHTTPステータスコードとなります。

3桁の数字には「処理が正常に行われた」「リクエストしたソース先が新しい場所に移動された」など様々な意味をもっています。

Webサイトを閲覧していて404 Not Foundという表示を見たことがある人もいると思います。この3桁の数字「404」はリクエストされたページが存在しない場合に表示されます。

HTTPステータスコードのクラス

HTTPステータスコードは100番台〜500番台まであり、以下の5つのクラスに分かれています。

コード番号コードの内容
1xx情報レスポンス
2xx成功レスポンス
3xxリダイレクション
4xxクライアントエラー
5xxサーバーエラー

100番台のステータスコード(情報レスポンス)

100番台はリクエストに対して処理が継続されている事を表す正常な状態です。

ステータスコード100はサーバーがブラウザのリクエストヘッダーを受信し、リクエスト本文を受け取る準備ができたことを意味します。

100番台のステータスコード内容については後述します。

200番台のステータスコード(成功レスポンス)

200番台はリクエストを正しく受信し正常に機能している事を表します。

ウェブサーバーからステータスコード200を受信していればコンテンツを正常に閲覧出来ていると言えます。

2xxのステータスコードについてはこちらの記事で解説しています。 https://envader.plus/article/30

300番台のステータスコード(リダイレクション)

300番台はリダイレクト(転送)が行われた事を表します。

例えばブログのコンテンツを移転した場合に、移転先にリクエストを転送していることを表すといった用途があります。

3xxのステータスコードについてはこちらの記事で解説しています。 https://envader.plus/article/31

400番台のステータスコード(クライアントエラー)

400番台はクライアント(ユーザー)側のリクエストに不備がある事を表します。

存在しないページにアクセスしようとするなど、クライアント側の問題でページを表示できないケースが該当します。

4xxのステータスコードについてはこちらの記事で解説しています。 https://envader.plus/article/32

500番台のステータスコード(サーバーエラー)

500番台はウェブサーバーがリクエスト処理を失敗した事を表します。

例えばエラーコード503は、サーバーにアクセスが集中し同時アクセス数の許容値を超えた場合に表示されます。

5xxのステータスコードについてはこちらの記事で解説しています。 https://envader.plus/article/33

ステータスコード1xxについて詳しく

100番台はリクエストに対して処理が継続されている事を表します。

コード番号意味説明
100Continueサーバーがブラウザのリクエストヘッダーを受信し、リクエスト本文を受け取る準備ができたことを意味します。
101Switching Protocolsリクエストに対してサーバがプロトコルの切替えを要求しています。
102Processingサーバーがリクエストを処理しています。
103Early Hintsサーバーの残りのレスポンスの準備が整う前に、先にいくつかのレスポンスヘッダーが返されます。

このようにステータスコード100番台ではユーザーのリクエストに対して処理が継続されている事を表示します。リクエストからレスポンスまで人の目では見えないほど高速で行われるためあまり意識されることはありません。

ステータスコードの確認方法

これらのHTTPステータスコードはブラウザの開発者モードで確認することが出来ます。

各ブラウザでのステータスコード確認方法は次のとおりです。

Google Chromeの場合

  1. 確認したいWebサイトを開きます。
  2. F12を押下し、開発者モードを開きます。
  3. Elements、Consoleなどが並ぶタブからNetworkタブを選択します。
  4. F5(Macは⌘+R)で更新します。

Microsoft Edgeの場合

  1. 確認したいWebサイトを開きます。
  2. F12を押下し、開発者モードを開きます。
  3. ネットワークタブを選択(隠れている場合は▼を押して「ネットワーク」を選択)
  4. F5(Ctrl+R)で更新します。

Firefoxの場合

  1. 確認したいWebサイトを開きます。
  2. F12を押下し、開発者モードを開きます。
  3. ネットワークタブを選択(隠れている場合は>>を押して「ネットワーク」を選択)
  4. F5(Macは⌘+R)で更新します。

まとめ

今回はHTTPステータスコードの概要と100番台の意味について解説をしました。

  • ステータスコードとはWebサーバーからのレスポンス(応答)
  • 100番台ではユーザーのリクエストに対し処理が継続されて実行されている事

開発者としてステータスコードを理解しておくと、エラー発生時などに原因の特定を行えるようになるので、主要なステータスコードだけでも覚えておきましょう。

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エンベーダー編集部

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