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2025.11.23

今さら聞けないFQDNとは?ホスト名とドメイン名を図解で理解!

はじめに

FQDN(エフ・キュー・ディー・エヌ)とは、「Fully Qualified Domain Name」の略で、日本語では完全修飾ドメイン名や絶対ドメイン名と呼ばれます

AWSやBIND、SSL証明書の設定などで「FQDNを指定してください」と表示され、意味を調べている方も多いのではないでしょうか。

FQDNはネットワーク設定やサーバー構築でよく登場する基本用語ですが、「ホスト名」「ドメイン名」「URL」といった関連用語と混同しやすく、それぞれの関係がわかりづらいと感じる人も少なくありません。

本記事では、初心者でも理解しやすいように、FQDNの構成要素と仕組みを図解付きで解説します。

FQDNとは

FQDNとは、ネットワーク上のコンピュータを指定するための省略のない完全な名前のことです。

たとえば、次のような構成になっています。

www.example.co.jp

この例では、以下のように分けられます。

部分名称
wwwホスト名
example.co.jpドメイン名

これらを組み合わせた「ホスト名+ドメイン名」の全体がFQDNです。

「完全な名前」とは?

FQDNは、インターネット全体で通用するフルネームのような役割を持ちます。

たとえば、社内で「田中さん」と呼べば通じますが、社外の人に伝えるには「○○株式会社の田中太郎さん」とフルネームで伝える必要があります。同じように、ネットワーク内では www だけで通じることもありますが、インターネット全体では www.example.co.jp という完全な名前が必要になります。これがFQDNです。

FQDNを使うことで、世界中のどこからでも同じサーバーやサービスにアクセスできるようになります。


ホスト名とドメイン名という2つの技術用語が登場しました。これらは混同しやすい部分でもあるため、FQDNの仕組みをより具体的にイメージできるように、次のセクションで1つずつ確認していきましょう。

ドメイン名とは

ドメイン名とは、インターネット上で特定の組織やサイトを識別するための名前です。

WebサイトのURLやメールアドレスでよく見かける「example.com」や「google.co.jp」などがドメイン名にあたります。

ドメイン名は階層構造を持っており、右から左に向かって範囲が狭まっていきます。

たとえば www.example.co.jp の場合、構成は次のとおりです。

部分名称説明
.jpトップレベルドメイン国や分類を示す部分。日本の場合は .jp が使われる
.coセカンドレベルドメイン種別を示す中間階層。企業を表す「company」の略
exampleサードレベルドメイン組織やサービスの名前を表す部分

このように、ドメイン名は誰の、どんなサイトなのかを表す役割を持っています。

ホスト名とは

ホスト名とは、同じドメイン内で特定のサーバーやサービスを区別するための名前です。

www.example.co.jp というFQDNでは、www の部分がホスト名となります。同じドメインでも、複数のホスト名を使うことで、Web用・メール用・ファイル転送用など、異なるサーバーを識別できます。

ホスト名を含むFQDN用途・役割
www.example.co.jpWebサイトを提供するサーバー
mail.example.co.jpメールを送受信するサーバー
ftp.example.co.jpファイル転送を行うサーバー

このようにホスト名は、ドメイン内で、どのサーバーがどんな機能を提供しているかを明確にする役割を持っています。

FQDNを改めて確認

ここまでで、FQDNを構成するそれぞれの技術(ホスト名・ドメイン名)を見てきました。あらためてもう一度、全体の関係を整理してみましょう。

FQDNは「ホスト名」と「ドメイン名」を組み合わせた、インターネット上で特定のコンピュータやサービスを指定するための完全な名前です。

この2つ合わせた www.example.co.jp ****がFQDN完全修飾ドメイン名)となります。

FQDNを郵便の配達にたとえる

FQDNの役割を、郵便の配達で考えてみましょう。

FQDNの構成要素具体例郵便での例
ドメイン名example.co.jp建物の住所(都道府県・市区町村・番地)
ホスト名www部屋番号や宛名(○○部、○○課)
FQDNwww.example.co.jp住所と宛名を合わせた完全な情報

ドメイン名で「どの建物組織」を示し、ホスト名で「建物内のどの部屋サーバー」を指定するイメージです。郵便物を正確に届けるために住所と宛名を両方書くのと同じように、インターネットでもFQDNを使うことで、通信先を間違えずに特定できます。

ただし、実際にコンピュータ同士が通信する際に使われる「本当の住所」はIPアドレス(数値)です。FQDNは、人間が覚えやすいように付けられた「名前」であり、DNS(Domain Name System)を通じて、対応するIPアドレスを見つけることができます。

このように、FQDNは「省略のない完全な名前」として、URLやDNSの仕組みの中でも重要な役割を担っています。次のセクションでは、FQDNとURLの違いを整理しながら、それぞれがどのように関わっているのかを確認していきましょう。

FQDNとURLの違い

FQDNとURLはどちらもWeb上の場所を示す言葉ですが、指している範囲が異なります。URLは「どこに、どうやってアクセスするか」までを含む完全な情報で、FQDNはその中の「どのサーバーか」を示す部分です。

それぞれの違いを以下の表にまとめます。

用語説明
FQDNwww.example.co.jpインターネット上のサーバーを指定する完全な名前
URLhttps://www.example.co.jp/index.htmlWebページへのアクセス方法を含む完全な情報。通信方法、サーバー名、ファイルの場所まで指定

URLとは

URLは、FQDNに加えて通信方法https://)やファイルの場所/index.html)まで含み、「どこに、どんな方法でアクセスするか」を表しています。

URLの中にFQDNが含まれており、その関係を図で表すと次のようになります。

FQDNとURLの違いをイメージする

FQDNとURLの関係を、もう少しわかりやすく整理してみましょう。

用語役割
FQDN誰の・どのサーバーかを指定www.example.co.jp
URLFQDN + どうやって・何にアクセスするかを指定https://www.example.co.jp/index.html

たとえば、https://www.example.co.jp/index.html というURLは、以下のように分解できます。

  • https:// → 暗号化された通信方法を使用
  • www.example.co.jp → このサーバーに接続(FQDN部分)
  • /index.html → サーバー内のこのファイルを取得

FQDNは「サーバーの名前」、URLは「サーバーへのアクセス方法とファイルの場所を含む指示」ということです。

両者の関係を理解すると、「URLの一部としてのFQDN」という構造が明確になり、Web上のアドレス表記をより正確に読み解けるようになります。

まとめ

この記事では、FQDNの仕組みや役割について解説しました。

FQDNは、ホスト名とドメイン名を組み合わせた省略のない完全な名前であり、ネットワーク上で特定のサーバーやサービスを指定するために使われます。

一方、URLは、Web上のリソース(ページやファイル)にアクセスするための完全な情報であり、通信方法(プロトコル)やファイルの場所なども含まれています。

FQDNとURLはいずれもインターネット上で「どこにアクセスするか」を表す技術ですが、FQDNはサーバーの名前、URLはそのサーバーへのアクセス方法とファイルの場所を含む指示という関係にあります。

これらの違いを理解することで、Webサイトの設定やネットワークの仕組みをより正確に読み解けるようになります。本記事がその理解を深める一助となれば幸いです。

参考資料

以下のリンクは、この記事で解説した手順や概念に関連する参考資料です。より詳しく学びたい方は、ぜひご覧ください。

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比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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エンベーダー編集部

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