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2023.01.26

SEOとは?初心者でも分かるSEOの基本と8つの対策ポイント

SEOとはSearch Engine Optimizationの略語で、検索エンジン最適化を意味します。検索を行うユーザーに対して便利で有益な情報を提供できるようにサイトの最適化を行い、検索エンジンの評価を獲得し検索結果上位に表示させるための施策をSEO対策といいます。 Webサイトを運営する上で重要なのがサイトへの訪問者数です。ショッピングサイトで商品を売る場合や企業のサイトでサービスを紹介する場合も、サイトへの訪問者数を獲得できないことには良い商品やサービスをお客様に知ってもらうことができません。そのためには正しくSEOを理解し、検索結果上位にサイトを表示できるよう目指しましょう。

SEO(検索エンジン最適化)とは?

改めてSEOとはSearch Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略で、日本語に訳すと検索エンジン最適化です。ユーザーがあるキーワードを検索した際に検索結果の上位に表示できるよう行う施策のことを意味し、SEO対策とも呼びます。検索エンジンは検索を行うユーザーの求める意図に沿った最適な回答となるページを上位に表示しようとします。

例えば「車 乗り換え」という検索ワードの場合、検索エンジンは「ユーザーは車を購入できるサイトや乗り換えに関する情報を求めている」と考え、その内容に沿ったサイトや中古車販売サイトを上位表示させます。自身のサイトを検索結果上位に表示させるためには、Googleなどの検索エンジンにユーザーの求める意図に沿った最適な回答がサイト内にあると認識をしてもらわないといけません。そのために行う施策がSEO対策となります。

SEOのメリット

SEOにはメリットとデメリットが存在します。それぞれ詳しく解説を行います。

検索流入が増える

SEOのメリットの1つが検索流入が増えることです。ユーザーの求める内容に沿ったコンテンツを作成し続けることでサイトの品質を高めます。そうしたサイトはGoogleからの評価が高く、検索結果での露出が増えたり、検索順位が上昇したりします。検索流入が増えると集客力向上にも繋がるためSEOを行う大きなメリットになります。

コンバージョン率(CVR)の高いユーザーが増える

コンバージョン率(CVR)とはWebサイトに訪れたユーザーがどの程度コンバージョン(成果)に至ったかを示す値です。具体的な成果とはWebサイトにより異なりますが、例えば商品やサービスが購入されるといった直接的な利益につながる成果や、会員登録や資料請求などを成果とするケースもあります。SEOは検索ワードからの集客となるため、問題解決などの目的をもったユーザーが多く、コンバージョンに結びつきやすい傾向にあるため売り上げ向上などが見込めます。

ブランディング効果を得られる

もし直接的にコンバージョンへ結びつかない場合でもSEOではブランディング効果を得ることができます。SEOを行うことで検索エンジンから信頼性の高い高品質なサイトと認められることにより、多くのキーワードで検索上位に表示されます。そのためオウンドメディアを運用している企業などはサイト名やブランド名を広く認知して頂け、ブランディング効果を得ることができます。

SEOのデメリット

SEOには少なからず次のようなデメリットも存在します。

効果を得るまで時間がかかる

SEOを行ってから実際に検索順位の変動や検索流入の変動などの効果が出るまで時間がかかります。これはGoogle公式でも言及されており、効果が出るまで4 か月から 1 年ほどかかってしまうため、即効性に欠けるという点はデメリットといえます。

間違ったSEO対策を行い失敗する可能性がある

SEO対策で成果を得るには正しい専門知識が求められます。間違った知識のまま低品質なコンテンツを量産してしまったり、とにかくキーワードばかり詰め込んだコンテンツを作成するなど、ユーザー目線を無視したサイト作りをしてしまうと却って逆効果となります。そのためSEO対策を行う際は正しい知識を身につけ、場合によっては専門家へ依頼することも検討しましょう。

SEOで最も重要なポイント

SEOを行う上で重要となってくるポイントが「検索ユーザーの目線に立つ」ことと「検索エンジンについて理解する」ことです。

検索ユーザーにとって良質なコンテンツを提供するためには検索ユーザーの目線に立ち、どういった情報を求めているかを理解しましょう。問題を解決したいのか、新しい知識や情報を得たいのか、ユーザーの求めるコンテンツを提供できなければSEO対策を行なっても上位表示は見込めません。

また検索エンジンに対しても認識しやすい文章構成や記述方法を行うなど、検索エンジンの仕組みについて理解し、それに沿った対策を行えるよう心がけましょう。

SEOを行うにはGoogleを理解する

現在日本で使われている代表的な検索エンジンは「Google」「Yahoo!」「Microsoft Bing」の3つです。そのなかでシェア率トップを誇るのがGoogleの検索エンジンです。そのため本記事ではGoogleに対するSEOについて解説を行なっていきます。

Googleが掲げる10の事実

Googleを理解する上で重要となる考え方が次に挙げる「Googleが掲げる10の事実」です。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
  2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

引用元:Googleが掲げる10の事実

その中でも一部抜粋させて頂くと「Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。」

このようにGoogleは常にユーザーファーストな考え方を持っており、SEOを行う上で大切なのが常に検索を行うユーザーの存在を意識することにあります。

4つの評価基準 E-E-A-T

E-E-A-TとはGoogleが重要視する4つの評価基準で Experience(経験)Expertise(専門性)Authoritativeness(権威性)Trustworthiness(信頼性) の頭文字を取った略語です。Googleから評価の高いサイトとして認めてもらうためには、すべての項目を高いレベルで満たしている必要があります。それでは各項目を詳しく見ていきましょう。

Experience(経験)

Experienceとはコンテンツ作成者がそのトピックについて持つ、実体験や人生経験などの量を指します。

例えば商品を紹介するサイトの場合、ただその商品だけを紹介しているサイトよりも、実際にコンテンツ制作者が商品を使用してレビューを行なっているサイトの方が有益で信頼を得られます。サービスに関しても同じで、実際に使用したユースケースがある方がコンテンツとしての価値が見込めます。

Expertise(専門性)

Expertiseとはコンテンツ作成者がそのトピックについて持っている知識や技術量を指します。

例えば普段釣りに関するコンテンツを提供している方がお料理に関するコンテンツを作成します。この場合、お魚についての知識はありますが実際に捌いたりといった調理に関わる知識や技術は低くなってしまいます。対して調理師免許を持った方がお料理に関するコンテンツを作成しているサイトでは、料理に関する知識や技術料が豊富で専門性が高いコンテンツといえます。

Authoritativeness(権威性)

Authoritativenessとはコンテンツ作成者やサイト自体が、扱うトピックについての有力な情報源として認知度があるかを指します。

例えば記事を執筆する際も有名なライターが執筆をした記事と一般の方が執筆した記事とでは有名なライターが執筆した記事の方が有力な情報として評価を得られます。サイトに関しても同じで無名な小規模サイトよりも認知度の高い有名なサイトの方が権威性は高くなります。

Trustworthiness(信頼性)

Trustworthinessとはページの持つ情報の正確性や誠実性、安全性などを指します。

例えばサイトへの訪問数を稼ごうと誇張をした表現を行なったり、間違った情報を扱っていると信頼性は低くなってしまいます。一般的な言い回しや正しい表現を用いて、正しい情報を扱うサイトは信頼性が高く評価されやすくなります。

厳格なテーマYMYLとは

YMYLとは「Your Money or Your Life」の頭文字を取った略語でお金や生命、生活に大きく影響するトピックのことを指します。YMYLに含まれるトピックとしては次のトピックがあります。

  • ニュースや国際的な時事問題
  • 市民権利や政治、法律に関するコンテンツ
  • 金融情報
  • 高額な商品やサービス等のコンテンツ
  • 医療や医薬品など健康に関するコンテンツ
  • 人種や仏教に関わるコンテンツ

これらの情報を扱うWebサイトで検索上位を目指すには、正確な情報を記述してより信頼性の高いWebページを提供することが重要になります。そのためYMYLを扱う場合は同時にE-E-A-Tも意識したサイト作りを行いましょう。

検索エンジンの仕組み

SEOを行うには実際に検索エンジンがどういった仕組みで動いているかを理解する必要があります。Googleの場合検索順位の決定は次のような流れで行います。

1.クロール

最初に行われるのはGooglebot(ウェブクローラ)によるクロールです。クロールとは巡回を意味し、Googlebotはインターネット上に公開されている新しいページや更新されたページのURLを検出します。そこから検出したページのテキストや画像、動画などのコンテンツ内容をGooglebotが確認します。この一連の流れがクロールです。

2.インデックス

Googlebotはクロールによって収集したデータをGoogleインデックスに格納します。インデックスに格納される内容は様々で「タイトル」「テキスト」「画像・動画」「更新日」などの情報が格納されます。検索の結果にはこのインデックスされたデータを基に、検索キーワードとの関連性が高いものがランキング表示されます。そのためGoogleインデックスに格納されていないページはそもそも検索結果に表示がされないのです。

3.検索アルゴリズムによる順位の決定

最後に行われるのが検索アルゴリズムによる順位の決定です。Googlebotによりインデックスされた膨大な数のページ情報をGoogleが定める検索アルゴリズムに則り精査、高品質と認定されたページが検索結果としてランキング表示されます。この検索アルゴリズムは非公開ですが、Googleは主な要因として次の5つを挙げています。

  1. 検索クエリの意味
  2. コンテンツの関連性
  3. コンテンツの質
  4. ウェブサイトのユーザビリティ
  5. コンテキストと設定

参考元:GoogleSearch 検索の仕組み

噛み砕いて言うと「ユーザーの求める情報や意図を理解」し「求められている情報に適したコンテンツ」を含み「そのコンテンツはE-E-A-Tを満たしたコンテンツ」であり「ユーザビリティを考慮したサイト構成」で「ユーザーの状況や環境を考慮」したサイトが検索結果上位に表示されるということです。

SEO対策の種類

SEO対策ではコンテンツの作成からページ公開後のメンテナンスまで幅広く行わないといけない施策があります。その施策は主に内部施策外部施策に分けられます。

内部施策

内部施策とはサイトやページ内部で行える施策のことを指します。

先ほどお話しをしたように、検索結果上位を目指すためにまずはクローラーにインデックスを行なってもらわないといけません。そのためSEOにおける内部施策とはWebページが検索エンジンに素早くクロールされ、正確にインデックスを行なってもらうための施策となります。

例えば、内部リンク構造の最適化を行ったり構造化マークアップの活用、画像の圧縮やサーバ移転によるページ表示スピードの改善などが挙げられます。これにより、クローラーはサイトを巡回しやすくなりサイト内の情報を正しくインデックスしてもらうことができます。

外部施策

外部施策とはサイトやページ外部で行う施策のことを指します。

テーマやトピックに関連した外部のサイトから被リンクを受けてGooglebotや第三者からの評価を得るための施策です。Googleでは多くのサイトから被リンクを受けているサイトは良質なサイトであると考えており、被リンクを得ることはSEO対策として重要なこととなります。被リンクを獲得するためにはSNSや広告などの外部サービスを通じてコンテンツを宣伝します。また、コンテンツの質を向上させることでも有益な情報として外部サイトから被リンクを受けることがあります。

SEO対策に重要な8つのポイント

実際にSEO対策を行う上で重要となってくる8つのポイントについて解説を行なっていきます。

1.ターゲットキーワードを選定する

最初に始めないといけないことがターゲットキーワードの選定です。

ターゲットキーワードを決める上で重要となるのが検索ニーズのあるワードなのか、そのサイトで成し得たい成果をあげられるワードかの2点です。まずは自身の扱うコンテンツから関連性の高いワードを絞り出します。その関連性の高いワードから検索数の多いワードを絞り出します。

ワードの検索回数を知りたい場合はGoogle キーワードプランナーなどを活用しましょう。Google キーワードプランナーはGoogleが広告出稿主に対して提供しているキーワード検索ツールです。Google キーワードプランナーを使用すると特定のワードが月間で何回検索をされているかを調べることができます。例えば「SEO 初心者 対策」というワードだと月間で約100回〜1000回検索が行われていると知ることができます。

この時に注意したいポイントが検索ニーズが高すぎないワードを選ぶことです。検索結果上位を目指したいのに矛盾していないか?と感じてしまいますが、検索ニーズの高いワード=競合性の高いワードとなり上位表示を狙うのが難しくなってしまいます。そのため検索ニーズはほどほどにあるが、競合性が高すぎないワードを選択するのがポイントとなります。

次に重要となるのがそのサイトで成し得たい成果を上げられるキーワードかです。SEO対策を行うのは検索結果の上位にサイトを表示したいためですが、なぜサイトを上位表示させたいのか本来の目的を考えましょう。検索ユーザーに対して何らかの知識を伝えたいのか、それとも検索ユーザーに対してこちらが求めるアクションをとってもらいたいのかを見定める必要があります。

例えば先ほど出てきたGoogleの評価基準である「E-E-A-T」というワードがあります。このE-E-A-Tに関する情報をSEO初心者の方に知ってもらいたいと思った際にE-E-A-Tをターゲットキーワードにしてしまうと初心者の方には耳馴染みのない言葉でそもそも知らない可能性が出てきます。そういった場合にまずは「SEO対策 方法」など違ったワードで上位表示を目指し、そのページ内でE-E-A-Tに触れることで知ってもらうといったアプローチが必要になってきます。

2.ユーザーが求める情報か精査する

ターゲットキーワードの選定が行えたら、次に行うのがユーザーが求める情報か精査することです。

検索を行うユーザーには必ず 検索目的(意図) が存在します。上位表示を目指すためには検索キーワードから想定される検索目的を理解し、それらを押さえたコンテンツ作りが求められます。そのためにはまず、実際にそのワードで検索を行なってみましょう。表示された競合サイト上位10サイトを実際に訪問します。そこで「どのようなワードを使っているか」「どのような構成で書かれているか」などコンテンツ内容を確認し、ピックアップします。そうすることで検索を行なっているユーザーの求める 検索目的(意図) が見えてくると思います。その検索目的を理解し、自身の成し得たい成果を織り込んだコンテンツ作りを行います。

3.タイトルと見出しを考える

ここまでくると実際にコンテンツの制作を始めていきます。

まずはポイント1番と2番を押さえた上で仮タイトルを考えていきます。例えば「SEO」で調査を行った場合、検索ユーザーは「SEO 初心者」「SEOの意味」「SEOの仕組み」などを知りたいと分かりました。そのためタイトルや見出しに検索ユーザーの検索意図にマッチしたワードを当てはめていきます。こうすることで自然に検索ニーズに合った内容のコンテンツを作成することができます。

4.コンテンツの信頼性を意識する

優れたコンテンツを作成しても信頼性の欠ける情報を扱っていてはSEO対策を行うことはできません。

評価基準でもお伝えしたE-E-A-Tの中のT(Trustworthiness)にあたります。どれだけ優れたコンテンツを作成しても、どのような企業が発信しているか、信頼性の高い情報なのかがポイントとなってきます。本記事でもSEO対策に関してGoogleの考え方をご紹介しています。この際に制作者自身の観点のみでまとめてしまうと情報の信頼性に欠けてしまうため、Google公式サイトへの引用リンクを追記して情報の信頼性を担保しています。どこから発信された情報なのかを明記することで検索ユーザーも安心することができます。

5.内部リンクを最適化する

内部リンクはタイトルや見出しに次いでSEO内部施策において重要な要素となります。

関連性の強いページを内部リンクすることで検索ユーザーは必要な情報へスムーズにアクセスすることができ、サイトからの離脱を防ぐことができます。また情報閲覧の手助けとなり、ユーザビリティの高いサイトとなるだけでなく、Googlebotがクロールしやすいサイトにもなります。これにより各ページの評価が上がるだけでなく、サイト全体の評価向上に繋げることができます。

6.外部リンク(被リンク)による評価を獲得する

こちらは外部施策にあたり、外部サイトによる被リンクを獲得する施策です。

被リンクの獲得の仕方としてはTwitterやFacebookなどのSNSを活用した宣伝や広告の出稿などがあります。これらを活用し、PR活動を行えばより多くの方の目に留まり、被リンクを獲得できる機会に繋がります。ただし、被リンクを獲得するにはコンテンツの信頼性や質を求められるためまずはコンテンツ作りに注力するようにしましょう。被リンクを獲得することはE-E-A-Tの中のA(Authoritativeness)にあたりGoogleからの評価を向上できます。この被リンクは自然な被リンクしか認めらておらず、自作自演で他サイトに貼り付けたり購入リンクなどの不自然な被リンクの場合はガイドライン違反の不正行為とみなされ、ペナルティの対象となってしまうため注意しましょう。

7.表示スピードを改善する

ページの表示スピードを改善するのもSEO対策の1つであり、Google公式でも読み込みスピードの改善を推奨しています。

ページ読み込みまでのスピードを上げることでユーザビリティの向上に繋がり、サイトからの離脱率を引き下げるだけでなく コンバージョン率(CVR) の向上にも繋がります。すぐに始められる具体的な対策方法としては画像ファイルなどの圧縮をして軽量化を行ったり、サーバ自体をより速度の速いサーバへ変えてしまうのも1つの策です。間違っても表示スピード向上のためにコンテンツ内容を削り、全体のボリュームを調整することは行わないようにしましょう。SEO対策のポイントはGoogleの考え方でもあるユーザーファーストなので本末転倒になってしまいます。

8.ページエクスペリエンスの改善

MFI(Mobile First Index)を意識したページ作りを行いましょう。

昨今サイトを閲覧するデバイスはPC端末からモバイル端末へ移行しつつあります。検索ユーザーの大半がモバイル端末からのアクセスとなり、Googleでもページ評価の基準としてモバイル版のサイトを優先することを発表しました。以前はWebサイトを作成する際にPC向けのレイアウトを作成してからモバイル向けのレイアウトを作成するのが一般的でした。ですが今ではモバイル向けのレイアウトを作成してからPC向けのレイアウトを作成するなど、モバイル端末のユーザーを意識したサイト作りが一般的となっています。そのためSEO対策を行う際も「モバイルでの表示が使いやすいレイアウト表示なのか」「モバイル端末での表示スピードにストレスを感じないか」などモバイル端末を意識することが重要となります。

SEO対策をする上で必須なツール

これからSEO対策を始める上で必須と言っても過言ではないツールをご紹介します。

Google Search Console(Googleサーチコンソール)

Google Search ConsoleはGoogleがサイトをどのように認識し、評価しているかを確認できるツールです。

通称サチコと呼ばれており、このツールを使用することで自分のサイトへ流入したユーザーの検索クエリや表示回数、検索でのクリック率などの情報を分析することができます。またインデックスの状況確認が行えたり、外部からの被リンクのチェックを行うこともできます。そのため怪しいリンクが付けられている場合などはリンクを否認したりと自身のサイトの安全性の向上にも役立てることができます。

Google Search Consoleについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

https://envader.plus/article/74

Google Analyitics(Googleアナリティクス)

Google AnalyiticsはGoogleの提供するWeb解析ツールです。

Google Analyiticsを使用すると自然検索だけでなく、他のWebサイトやSNSなどあらゆるチャネルからの流入状況が分析できます。各ページごとのPV数や滞在時間などを把握することもでき、リアルタイムでアクセスを行なっているユーザーの情報を確認することもできます。Google Analyiticsで得られる情報は コンバージョン率(CVR) を把握する上でとても重要となるため、サイト本来の目的(成果に何を掲げるか)を達成できているかの重要な指標となります。

Google Analyticsについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

https://envader.plus/article/75

SEOで避けなければいけないこと

SEOで必ず避けないといけないことはGoogleガイドラインに違反し、ペナルティを受けることです。

Googleでは検索エンジンを騙したり、自作自演などの不正行為を禁止しています。この検索エンジンを騙す行為を ブラックハット(Black hat) と呼びます。これは西部劇に登場する悪役が黒いハットを被っている事に由来されると言われています。対してガイドライン遵守のSEO対策のことを ホワイトハット(White hat) と呼びます。ブラックハットに該当する行為として次のような行為があります。

  • リンクプログラム(悪質な相互リンクやリンク購入)への参加
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 誘導ページ
  • 無断複製されたコピーコンテンツ

このような行為はブラックハットに繋がり、検索結果に表示されないなどGoogleからのペナルティを受けてしまいます。そのため検索結果上位を目指す場合は正しい知識を身につけ、ガイドラインを遵守した正当な方法でSEO対策を行うようにしましょう。

SEOとはつまり

SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で、検索エンジン最適化を意味します。ユーザーに対して有益な情報を提供したり、検索エンジンからの評価を得て検索順位を上げる施策のことをSEO対策といいます。SEOを行うために必要なことは正しい知識を身につけ、他Webサイトや自身のWebサイトの情報を分析することで検索ユーザーのニーズに応えることです。SEOに関してここまで沢山のことを学びましたが、特に重要なポイントは次の2点です。

ユーザーの検索意図を理解し、高品質な情報を提供できているか

まずはサイトを運営する上で「なぜ自身のサイトを上位表示させたいか?」の運営目的を明確にすることです。新たな情報・知識を発信したいのか、それともユーザーにこちらの求めるアクションをとってもらいたいのか、運営を行う本来の目的を明確にしましょう。そこから扱うコンテンツに関してユーザーの検索意図はなんなのかを理解し、そのトピックに関して正確で信頼性の高い高品質な情報を提供できるように心がけましょう。

検索エンジンの仕組みを理解する

検索エンジンの仕組みを理解することはGoogleを知ることでもあり、Googleの考え方を無視してしまうと検索順位を向上させることはできません。これはGoogleが掲げる10の事実でもあるようにユーザーファーストな考え方が重要になります。サイトの作成から運用まで常にユーザーファーストを念頭におきましょう。SEO対策を行う上でこれら2点のポイントを意識して行うと、自ずと上位表示させるために満たさないといけない条件をクリアすることができます。

最後に

SEO(検索エンジン最適化)は即効性に欠けるため根気強く行わないといけない施策ですが、行った施策は必ず数字として現れるためやりがいを実感することができます。そうした積み重ねが大きな成果に繋がるため、情報分析を行いつつSEO対策を行なっていきましょう。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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