「エンジニアってタイピング速度が速い方が良いの?」「エンジニアになるならどれくらいのタイピング速度があればいいんだろう……」
そのように考えている初学者の方は多くいます。この記事では、エンジニアのタイピング速度の目安を紹介します。
結論、初学者は一定の速度ラインを超えるように頑張りましょう。後は速度よりも正確さが求められます。
エンジニアにとってタイピング速度が重要な理由はもちろん、タイピング速度の練習としてオススメのゲームも解説しています。
タイピング速度を上げたいと考えているエンジニア初学者の方は必見ですよ。
エンジニアのタイピング速度の目安
エンジニアにとってタイピング速度は重要です。遅いよりも速い方が業務スピード面で効率性が良いのは言うまでもありません。
一般的にエンジニアのタイピング速度は1分間に200~300文字程度と言われています。現役のプログラマーでも同等の速度です。
そのため、まずは200~300文字を目指すと良いでしょう。エンジニアなら日々の仕事が練習とイコールなので、それほど難しい速度ではありません。
練習の際は以下を意識すると、より業務に活かしやすくなるのでオススメです。
- ローマ字入力で計算する
- タッチタイピングを習得する
- 重要なのは速度よりも正確さ
ローマ字入力で計算する
タイピング速度を計測する際は、ローマ字入力にしましょう。英語での入力となるため、最も効率的だからです。
日本語入力の場合、「カナ入力」や「親指シフト」といった圧倒的に速い入力方法もありますが、エンジニアはまず使いません。現在、上記のどちらかで入力している方は、ローマ字入力にも慣れていきましょう。
また、タイピング速度を計測するツールが対応しているのは、基本的にローマ字入力だけです。練習をする際は、ローマ字入力に切り替えて計算してくださいね。
タッチタイピングを習得する
エンジニアにとって、タッチタイピングの習得は重要ではありません。現役のエンジニアの中にはタッチタイピングができない方も多くいます。ただ、習得することで以下のメリットがあります。
- 入力ミスに気付きやすい
- 目背を移動させる機会が減るため、疲れにくい
ミスと疲労を減らすためにもタッチタイピングは有効的な方法です。できれば習得しておくことをオススメします。
練習は簡単で、繰り返し入力するだけです。タッチタイピングを意識して文字を入力していれば、自然と身につきます。1ヶ月もあれば手元を全く見ない状態になれるでしょう。
その際は、「ホームポジション」を覚えるようにしてください。様々なキーに指が届きやすくなるため、速度に差が出ます。
重要なのは速度よりも正確さ
タイピング速度は重要ですが、間違ってコードを打っていては、エラーが出て先に進みません。そのため、最終的に重要になるのは正確さになります。間違って遅くなるくらいなら、多少遅くても正確なタイピングをできる方が結果的に速いのです。
もちろん、タイピング速度が速くて正確なのが理想ではあります。しかし、タイピング速度が上がると入力ミスも増えてくるため、気をつけなければいけません。
タイピング速度を計測するツールには入力ミスを計測してくれるものもあるため、ミスを無くしていけるように練習していくと良いでしょう。
エンジニア初学者にとってタイピング速度が重要な理由
エンジニア初学者にとって、タイピング速度は重要です。他の仕事と同じように、初学者のうちは速さも大切な要素となります。それには以下の理由が関係しています。
- 生産性が向上する
- プログラミングを勉強する効率が上がる
- タイピングの資格を取るとスキルとしてアピールできる
生産性が向上する
エンジニア初学者にとってタイピング速度が重要な理由として、生産性の向上があります。速ければ速いほど、こなせる業務量が変わるからです。以下が代表的なものになります。
- コーディングの時間短縮
- ドキュメント作成
- メール作成
どれもタイピング速度を求められるものばかりです。日常業務はこうした細かい作業の積み重ねなので、素早く処理できるかどうかは生産性向上に直結します。
タイピング速度を上げれば多くの業務に活かせるため、エンジニア初学者の方が習得するメリットは大きいと言えます。
プログラミングを勉強する効率が上がる
エンジニア初学者にタイピング速度が重要な理由として、勉強する効率が上がる点もあります。特にまだ使ったことがないプログラミング言語を習得する際に効果を発揮します。
例えば既存のコードを写して勉強する場合。目で追うよりも実際に手を動かして入力する方が、遙かに理解できます。
タイピング速度が速いと、こうした勉強をする際の効率が上がります。勉強は、どれだけの数をこなしたかが重要です。
プログラミングを勉強する際は、タイピング速度が上がるほど効果を実感できるでしょう。
タイピングの資格を取るとスキルとしてアピールできる
タイピングの速度が速いと、就職・転職時にも有利に働きます。パソコンを使う仕事が増えた現代において、タイピング速度は業務速度に直結するためです。特にオフィスワークではスキルとして注目される可能性があります。
タイピング速度に自信があるのなら、以下の資格に挑戦するのも良いでしょう。
- キータッチ2000テスト
- ビジネスキーボード
- パソコンスピード認定試験
- 日本ワープロ検定
- P検定
- ビジネス文書実務検定試験
これらの検定の中でも1級・2級のような上位クラスがオススメです。腕試しのつもりで挑戦してみてくださいね。
エンジニア初学者にオススメのタイピングゲーム
タイピングゲームは、パソコンの黎明期から提供されている定番のゲームです。子供の頃に遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
ここからはエンジニア初学者の方に向けて、以下のオススメのタイピングゲームを紹介します。無料で遊べるものばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。
- 寿司打
- e-typing
- typing.io
- mytyping
寿司打
画像引用:寿司打
寿司打は、回転寿司のように流れてくる皿に書かれている文字を入力するゲームです。正確な入力をすれば制限時間が延びて良いスコアを残せます。速さ・正確さの両方が問われるため、多くの人に親しまれています。
以下の難易度がありますが、少しでもタイピングに自信があるのなら高級コースがオススメです。
- お手軽3,000円コース
- お勧め5,000円コース
- 高級10,000円コース
結果は、コースの値段にどれだけプラスで注文できたかが表示されます。食べ放題で元を取るような形です。
エンジニア初学者の方は、高級コースで15,000円を目標にしましょう。
e-typing
画像引用:e-typing
e-typingは、多くのタイピング練習者に親しまれているタイピングゲームです。ことわざや季節などの中~長文を入力し、1分あたりの文字入力時間を計測します。
擬音語や擬態語のように入力が嫌らしい言葉も含まれるため、全ての指を使った入力を練習できるのが特徴です。
入力後はスコアが詳しく表示され、自分の苦手な部分を見える化できる点も嬉しいポイントとなります。
スコアシートにも点数が記載されていますが、まずは一般的なオフィスワークで困らないレベルのA〜A +を目指しましょう。
typing.io
画像引用:typing.io
typing.ioは、プログラマー向けの実践的なタイピング練習サイトです。以下のコードを実際に入力して練習をします。
- Objective-C
- C#
- C++
- Java
- JavaScript
- PHP
- Ruby
これら以外にも多くの言語で入力可能です。自分が使う言語で入力すれば、コードを正確に速くタイピングする練習になります。タイピングを練習しながらコードを学べるため、一石二鳥です。
より実践的なタイピング練習をしたい場合に活用しましょう。
myTyping
画像引用:myTyping
myTypingでもタイピングの練習が可能です。60秒間の打鍵数を計測できるため、自分のタイピング速度がわかります。タイピング後はランキングが掲載され、自分の結果が表示されます。上位層を狙って挑戦するのも良いでしょう。
ただし、タイピング診断は月ごとに変わるため、慣れてしまうと本当のタイピング速度がわかりません。月に1度行う速度計測のような形で使うことをオススメします。
目標としてはスコア5000を目指してみましょう。
エンジニア初学者にとってタイピング速度は大切
エンジニア初学者にとってタイピング速度は重要です。文字を入力する速度が上がれば生産性が向上し、業務遂行や学習の面で有利になります。まずは速度を上げ、正確さも少しずつ極めていきましょう。
タイピングを練習するサイトは複数あります。それぞれエンジニアや作家など文字を打つ仕事をしている人に好まれて使われているものばかりです。まずは遊びやすいものから挑戦し、自分のタイピング速度を把握してくださいね。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
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