自宅で手軽に大画面を楽しめると話題なのがプロジェクターです。様々な種類の商品が発売されていますが、近年は4Kなどテレビに負けない画質も増えてきています。
そんな中で、気になるのが「プロジェクターの選び方」です。お家時間を過ごすことが多い方にとって、自分が使いやすいプロジェクターを選べるかどうかは重要なポイントとなります。
今回はプロジェクターの選び方に加えて、オススメのプロジェクターも紹介します。お家で過ごすことの多いエンジニアの方はもちろん、プロジェクター購入を考えている方の参考になるでしょう。
プロジェクターは大きく分けて3種類ある
一口にプロジェクターと言っても、その種類は大きく分けて以下の3つがあります。購入する前に、まずどんなタイプがあるのかを知っておきましょう。
- ホームプロジェクター(家庭用)
- ビジネスプロジェクター
- モバイルプロジェクター
ホームプロジェクター(家庭用)
ホームプロジェクターは、その名の通り家庭で使うことを目的としたプロジェクターです。以下の機能が搭載されています。
- テレビ視聴
- 映画視聴
- YouTube視聴
- VODサービスの視聴
- DVD/BDの視聴
家庭によっては、テレビの代わりに使っている場合もあります。投影するための白い壁さえあればどこでも使える点も魅力です。
ビジネスプロジェクター
ビジネスプロジェクターは、その名の通りビジネスユースに適したプロジェクターです。会議やプレゼンで使います。仕事で使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
広い会場で使うことを想定しているため、以下のポイントが重要視されます。
- 光量
- コントラスト比
文字やグラフが見やすいかどうかを意識して選ぶと良いでしょう。
モバイルプロジェクター
モバイルプロジェクターは、持ち運びに特化したプロジェクターです。外出先で使うことを想定されたサイズとなっています。
- バッグに入れて持ち運べるサイズ
- 省スペースで設置できる
以上の特徴があります。ビジネスやアウトドアなど、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。
ひとり暮らしをしていて、省スペースで使えるプロジェクターを探している方にもオススメです。
プロジェクターの選び方
プロジェクターを選ぶ際、「自分に合っているプロジェクターは何なのかわからない」という方も多くいます。
ここからは、以下の項目に分けてプロジェクターの特徴を解説します。選ぶ際の参考にしてください。
- 画面サイズと投影距離をチェック
- 明るさ(ルーメン)をチェック
- 投影方式をチェック
- 解像度をチェック
- 補正機能をチェック
- 接続方法をチェック
- 設置方法をチェック
画面サイズと投影距離をチェック
プロジェクターを選ぶ際は、画面サイズと投影距離を必ず確認しましょう。それぞれ以下を意識すると選びやすくなります。
- 画面サイズ:投影可能なサイズ。30インチから100以上と幅広い
- 投影距離:希望サイズを映すまでに必要な距離
基本的に画面サイズが大きいほど、投影距離が遠くなります。テレビと同じように至近距離で大画面を見ると首や目が疲れてしまうため、使い方に合わせて選んでくださいね。
明るさ(ルーメン)をチェック
明るさ(ルーメン)もプロジェクター選びで重要です。照明と同じくルーメンという退院で表されます。
数字が大きくなるほど明るくクッキリと投射できるため、程よい明るさを選ぶと良いでしょう。
注意したいのが、明るくなるほど高額になる点です。一般的には1,000~2,000ルーメンが妥当とされています。求めるスペックと価格が釣り合っているかを参考にしてください。
ルーメンについては「ホームシアターマガジン」が非常にわかりやすく比較していくれています。映像の見え方を知りたい方は、ぜひ確認してみましょう。
投影方式をチェック
投影方式もプロジェクター選びで重要なポイントです。以下の3種類に分かれています。
- LCD方式:色の再現度が高く、ちらつきが発生しにくい
- DLP方式:白と黒のコントラスト比が高く鮮明に見える
- LOOS方式:解像度・コントラストが高い
高性能なものになるほど、好みによって変わります。テレビと同じですね。
ただし4K画質を希望する場合は、LOOS方式を選びましょう。4K対応商品が多く展開されています。
解像度をチェック
プロジェクター選びでは、解像度も重要です。少なくともフルHD以上のものを選びましょう。
フルHDの解像度は「1920✕1080」です。細かい文字などもクッキリ見えます。4Kは更に解像度が上がり、「3840✕2160」になります。数字で見ると、綺麗な画面になる理由が良く分かりますね。
この際、注意したいのが表示解像度です。入力信号がフルHD以上に対応していても、表示解像度がフルHD以下なら綺麗な画像を投影できません。
プロジェクターを選ぶ際は、表示解像度にも注目しましょう。
シフト4Kとリアル4Kの違い
4Kには、シフト4Kとリアル4Kの2種類があります。
リアル4Kはその名の通り、規格通りの4Kです。安心して4K画質を楽しめます。
ですが、シフト4Kとなると異なります。シフト4Kは、画質の表示位置を斜めに0.5画質シフトして、倍増させる技術です。
1つの画像を僅かにずらして表示させることで画質を向上させる仕組みとなっています。スクリーン上では「3840✕2160」で表示されるため、リアル4Kと同じ画質です。
各商品によって名称は異なりますが、4K相当の画質を楽しめると認識しておきましょう。
詳しくは「アウンノオンライン」が詳しく解説しています。気になる方は確認してみてくださいね。
補正機能をチェック
プロジェクターを選ぶ際は、補正機能も重要です。特に正面から以外から投影する場合は、必ずチェックしましょう。
投影される映像は、プロジェクターの向きや角度によっては歪んで表示されるケースがあります。ですが、補正機能があればそうした歪みを修整できます。
機種によっては自動で補正を補正してくれるものもあるため、手動での補正が手間を感じるのならそちらを選びましょう。
接続方法をチェック
接続方法もプロジェクター選びで重要なポイントです。以下の2種類に分かれています。
- 有線接続:パソコンやゲーム機向け
- 無線接続:スマホやタブレット向け
安定した接続が欲しいのかどうかで選ぶと良いでしょう。一般的に安定なら有線接続がベターです。
一方でスマホやタブレットを大画面で楽しむのであれば、無線接続の方が使いやすい面があります。用途に合わせて選んでくださいね。
設置方法をチェック
プロジェクターを選ぶ際は、設置方法も確認しましょう。以下の2種類があります。
- 据え置きタイプ
- 天井吊りタイプ
気軽に使うのであれば、据え置きタイプがオススメです。置くスペースが必要なものの、場所を選びません。
一方、天井吊りタイプは場所が固定されます。一箇所でしか楽しめませんが、スペースを取らないメリットがあります。
使用する場所に合わせて選ぶと良いでしょう。
家庭用プロジェクターのオススメ一覧
プロジェクターを選ぶ際、どのプロジェクターを選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。ここからは家庭用でオススメのプロジェクターを紹介します。
ビジネスユースとしても使えるので、ぜひ参考にしてください。
JMGO[N1 Ultra] | コスパの良い4Kプロジェクター
画像引用:JMGO「N1 Ultra」公式サイト
JMGOの「N1 Ultra」は、映画館級の3色レーザーを搭載したジンバル一体型の4Kプロジェクターです。
好きな場所に持ち運びでき、設置時は360°どこでも照射可能で、上方向には135°も角度を調整できます。
AndroidTV11を搭載しているため、スマホやパソコンと接続する必要もありません。プロジェクターだけでエンタメ作品を見られます。
コンパクトに収納できるので、保管場所が気になる方にもオススメです。
解像度 | 4K |
---|---|
明るさ | 2,200CVIAルーメン |
投影方式 | 3色レーザー光源 |
設置方法 | 据え置きタイプ |
OS搭載 | AndroidTV |
Anker[Cosmos Laser 4K] | 簡単設置で使いやすい
画像引用:Anker「Cosmos Laser 4K」公式サイト
Ankerの「Cosmos Laser 4K」は、全世界で100万台以上のプロジェクター販売実績を誇るAnkerのプロジェクターです。同社の製品で最高峰の明るさを実現しています。日中でも部屋の明るさに負けずに使用できます。
音質も非常に良いため、手軽に使いたいのならオススメです。
ただし、投影サイズを調整する際に画質が劣化してしまう可能性があります。
解像度 | 4K |
---|---|
明るさ | 2,000ANSIルーメン |
投影方式 | レーザー光源 |
設置方法 | 据え置きタイプ |
OS搭載 | AndroidTV |
popIn[AladdinX2 Plus] | 照明とプロジェクターの一体型
画像引用:popIn「AladdinX2 Plus」公式サイト
popInの「AladdinX2 Plus」は、シーリングライトと一体になったプロジェクターです。多くの媒体で取り上げられたため、知っている方も多いでしょう。照明・投影ともに不満なく楽しめる明るさをしています。
音が上から降ってくるため、立体感のある音響を楽しめるでしょう。プロジェクターを使わない場合は照明として使える点もメリットです。
ただし、天井吊りタイプなため、有線接続がやや不便な面があります。DVDやブルーレイの作品をメインに楽しみたい方には、あまり向いていません。
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ | 900ANSIルーメン |
投影方式 | 単板DLP方式 |
設置方法 | 天井吊りタイプ |
OS搭載 | AndroidTV |
EPSON[EH-TW7100] | 色の再現性が良好なプロジェクター
EPSONの「EH-TW7100」は、4K相当の解像度に加えて、3,000ルーメンの明るさのあるホームプロジェクターです。
色の再現性が良好で、美しい画像を視聴できるのが特徴となっています。音の広がりはそれほどではありませんが、しっかりと聞き取れる範疇です。
突出した機能はないものの、全体的にバランスの取れたプロジェクターとなっています。
解像度 | 4K |
---|---|
明るさ | 2,124ANSIルーメン |
投影方式 | レーザー光源 |
設置方法 | 据え置きタイプ |
OS搭載 | AndroidTV |
プロジェクターは自分が使いたい環境に合わせて選ぼう
プロジェクターは、家庭用・ビジネス・モバイルに分かれて多くの商品が展開されています。かつてはビジネスユースが基本でしたが、大画面で楽しめるとあって近年は導入する家庭が増えつつあります。
購入する際は、自宅で使う環境に最も適したタイプを選びましょう。画質や明るさなど優先する項目を決めておくと、選びやすいのでオススメです。
持ち運びできるタイプであれば、自宅はもちろん仕事用ガジェットとしても活用できます。エンジニアの方でも使いやすい商品が揃っているので、ぜひ活用してみてくださいね。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
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