1. ホーム
  2. 記事一覧
  3. エンジニアの副業 在宅でできるテクニカルライター

2023.04.24

エンジニアの副業 在宅でできるテクニカルライター

エンジニアの方が副業として選ぶ仕事の1つに、テクニカルライターがあります。職種だけ見ると、敷居が高いような印象を受けてしまうでしょう。

ですが、ライティング経験があればその延長線上でできるのがテクニカルライターです。ライターの方はもちろん、未経験でも副業として始められます。

今回はそんなテクニカルライターについて解説します。副業はもちろん、フリーランスや在宅ワークをしたいと考えている方は必見ですよ。

テクニカルライターとは専門的な技術に関する記事を書くライター

テクニカルライターは、専門的な技術に関する記事を書くライターです。一口にテクニカルライターと言っても、その業務は以下の2種類に分かれています。

  • マニュアルライティング
  • 技術翻訳

それぞれ業務内容が違うため、得意な方を選ぶと良いでしょう。

マニュアルライティング

マニュアルライティングは、その名の通りマニュアルのライティングをする仕事です。以下の2つに分けられます。

  • 一般のユーザーに向けた取扱説明書
  • 専門の技術者に向けたマニュアル

どちらも業務内容は同じです。ただ、技術者に向けたマニュアルの方が、より専門的な知識を求められます。

またマニュアルライティングでは、文章の美しさよりも「分かりやすさ」が重要です。テクニカルライターの仕事として、図の配置や文字の大きさといったトータルコーディネートをすることもあります。

技術翻訳

技術翻訳は、海外で作成された手順書や取扱説明書などを翻訳する仕事です。外国語を日本語に翻訳するだけでなく、海外向けに日本語を外国語に翻訳することもあります。

これらのことから、技術翻訳には語学力が求められます。特に英語は必須です。更に専門的な分野で用いられる単語を知っておかなければいけません。

テクニカルライターの中でも参入のハードルが高い仕事と言えます。

一般のライターとの違い

テクニカルライターと一般のライターには明確な違いがあります。ゼロからわかりやすく読者に伝えるという点です。

取扱説明書のようにテクニカルライターが書く文章では、説明を省くといった表現ができません。何らかの説明を省いて操作が分からなくなると、クレームに繋がるからです。

一方、一般ライターは相手がある程度の知識があることを前提で書くため、読み手に合わせてある程度省けます。

この点が両者の大きな違いです。テクニカルライターは、誰でも理解できるように書く仕事だと考えてください。

テクニカルライターに必要な知識・スキル

テクニカルライターになるには、必要な知識・スキルがあります。仕事には向き不向きがあります。チャレンジする前に、まず以下が自分に備わっているかを振り返ってみましょう。

  • 幅広い知識
  • 正しい文章を書く力
  • ユーザーの視点に立つ力

幅広い知識

テクニカルライターには幅広い知識が求められます。技術者向けのマニュアルを書くこともあるためです。専門的な技術者なみの知識を持つ必要はありませんが、説明を受けたら理解できる程度の知識は求められます。

特に未経験でフリーランスとしてテクニカルライターを始めようと考えている方は、知識が重要です。どのタイミングで専門知識を身につけるかは、事前に計画を立てておきましょう。

幅広い知識はテクニカルライターにとって必須です。

正しい文章を書く力

テクニカルライターは文章を書く仕事です。そのため、誰が読んでも理解できる正しい文章を書く力が求められます。日本人は識字率が高いことから誰でも文章が書けると思いがちですが、実際はほとんどの人が正しい文章を書けません。

間違った文章やあいまいな表現は、ユーザーを混乱させかねません。取扱説明書に不備があった際は、事故やリコールに繋がることも。その企業のイメージダウンにも直結します。

誰が読んでも正しいと思える文章を書く力は、テクニカルライターに必須です。

ユーザーの視点に立つ能力

ユーザーの視点に立つ能力もテクニカルライターには求められます。使いやすい取扱説明書を書くには、自分がユーザーの視点に立って考えなければならないからです。使う人の立場に立てないでいては、使いやすい取扱説明書は生まれません。

特にスマホなどのガジェットの場合、機械に詳しくない人も読みます。そうした方でも理解できるように、以下を適切に挿入するといった対応が必要です。

  • 専門用語の解説を入れる
  • 図を挿入する

どうすればユーザーにとって分かりやすいかを、ユーザーの視点に立って考えられる人ほどテクニカルライターに向いています。

テクニカルライターに必要な資格はない

テクニカルライターになるにあたって気になるのが、必要な資格です。結論から際に言えば、資格は必要ありません。誰でもその日からテクニカルライターになれます。

ただし、実務をこなすにあたって身につけておくと有利な資格があります。それが以下の2つです。

  • ITパスポート
  • テクニカルライティング試験

ITパスポートは経済産業省が認定する国家資格なので、IT関連の基礎知識を持っている証明になります。

テクニカルライティング試験は、テクニカルライターの業務に関する試験です。必要な知識を学べるため、身につけておくことで仕事を有利に進められるでしょう。

テクニカルライターを始めるにあたって資格は必要ありませんが、未経験の方は勉強のためにも取っておくと仕事の獲得にも繋がるのでオススメです。

テクニカルライターは未経験でもなれる仕事

テクニカルライターは未経験でもなれる仕事です。専門的な職種ですが、必要な資格もありません。新卒からいきなりテクニカルライターになることも可能です。

一方で、実績がないと客観的な証明をし辛い側面を持ちます。そのためにも資格を取っておくことは良い方法の1つです。

案件の中には未経験者を募集しているものもあります。そうした案件をこなしながら、少しずつ実績を積む方法もオススメです。

テクニカルライターは未経験でもなれるため、副業として始めるのも良いでしょう。

テクニカルライターに向いている人

テクニカルライターは誰でも始められる仕事です。ですが、簡単に始められる一方で向き不向きが明確にわかれるのも特徴となっています。

興味のある方は、まず以下に自分が該当しているかを確認してください。

  • 文章を書くのが好きな人
  • 物作りやガジェットが好きな人
  • 人に教えるのが好きな人

文章を書くのが好きな人

文章を書くのが好きな人はテクニカルライターに向いています。テクニカルライターを含め、ライターは文章を書き続ける仕事だからです。好きこそ物の上手なれと言いますが、好きなことをしている人は、大きなアドバンテージを持っています。

そのため、以下の人には向いていません。

  • 文章を書くのが嫌い
  • 文章を書くのが苦手

ネガティブな感情はテクニカルライターとしての成長を阻害します。何よりも文章を書くことが好きな人は、テクニカルライターに向いています。

物作りやガジェットが好きな人

物作りやガジェットが好きな人もテクニカルライターに向いています。商品の細部の情報を把握し、使い方や注意点を読者に説明する仕事だからです。

説明する対象の構造を知っていなければ、テクニカルライターは務まりません。細かい部分に興味を持てない方は、長く続かないでしょう。

そのためテクニカルライターは、物作りやガジェットが好きな人ほど向いています。

人に教えるのが好きな人

人に教えるのが好きな人もテクニカルライターに向いています。テクニカルライターは製品の扱いを知らない人に、取扱説明書を通じて教える仕事だからです。

先述したように、取扱説明書を読んでわからない部分が無いように文章を書かなければなりません。丁寧に商品の説明をすることが大前提です。

学生や社会人で教える能力を褒められた方は、テクニカルライターとしての素質を備えています。そうした経験のある方は、挑戦してみると良いでしょう。

テクニカルライターは未経験でも働きやすい

テクニカルライターは未経験でも働きやすい仕事です。必要な資格もないため、パソコンさえあれば誰でも始められます。

エンジニアを本業とする方の中には、副業としてテクニカルライターを始める方が多くいます。その理由は以下の3つです。

  • 未経験でも始められる
  • フリーランス・在宅でも働ける
  • 副業としてもオススメ

未経験でも始められる

先述したようにテクニカルライターは未経験でも始められる仕事です。やろうと思えば、その日の内に始められます。

この気軽さは、テクニカルライターを含めライターならではです。学歴も問われません。必要なのは実績だけです。

やる気さえあれば未経験でも始めて稼いでいける点は、テクニカルライターの魅力でしょう。

フリーランス・在宅でも働ける

テクニカルライターはフリーランス・在宅でも働けます。会社に出社せず自宅で仕事ができるフリーランスや在宅勤務は、誰しも憧れる姿です。

一定の収入が見込めるのであれば、テクニカルライターとして自由な働き方ができます。

ただし、独立して生計を立てるのであれば、相応の時間と実績が必要です。急に楽な生活ができるわけではありません。

テクニカルライターはフリーランス・在宅として働ける仕事なので、まずは豊富な知識と経験を積むことから始めましょう。

副業としてもオススメ

テクニカルライターは副業としてもオススメです。パソコンさえあれば気軽に始められるからです。

副業として魅力的な点に、案件の獲得しやすさがあります。テクニカルライターの仕事はクラウドソーシングで多く募集されています。クラウドソーシングならば簡単に案件に挑戦できる上、月に3~4万円の報酬は簡単です。

下手に残業をするくらいなら、副業としてテクニカルライターをする方が稼げる可能性すらあります。副業選びで困っている方は、専門知識を活かしてテクニカルライターを目指してみるのも良いでしょう。

テクニカルライターの求人数も多い

テクニカルライターは求人数が多いことも特徴です。正社員登用も多く、スキルを使って定職に就きたい方にはちょうど良いでしょう。多くの大手企業がテクニカルライターを募集しています。

テクニカルライターは専門的な知識を求められる仕事です。いきなり独立するのではなく、一旦就職して専門知識に触れてから仕事を始めても遅くはありません。

そうした環境に飛び込める環境が整っているのは、テクニカルライターの魅力です。

テクニカルライターはフリーランス・副業どちらも働ける仕事

テクニカルライターは取扱説明書や技術翻訳などのマニュアルに関する文章を書く仕事です。一般のライターと違い、どんな人が読んでもわかりやすい文章を書く力が求められます。

マニュアルを作成しなければいけないため、幅広い知識は必須です。ユーザーの視点に立って考える能力も求められます。一方で、必要な資格はありません。誰でもすぐにテクニカルライターとして仕事を始められます。

テクニカルライターは参入のハードルが低いこともあって、副業としても人気です。文章を書くのが好きで、人に物を教えるのが得意な方は、1度挑戦してみてはいかがでしょうか。

【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

「フリーランスエンジニア」

近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

note記事3000いいね超えの殿堂記事 今すぐ読む

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

RareTECH 無料体験授業開催中! オンラインにて実施中! Top10%のエンジニアになる秘訣を伝授します! RareTECH講師への質疑応答可

関連記事