データベース応用コース5/9
DBの情報を調べてみよう
このシナリオではデータベースの情報を確認する方法と文字コードについて学んでいきます。
データベースの情報を確認
データベースを使用する際に現在使用しているデータベースはどのようなものなのか、また現在使用しているユーザは誰かなどデータベースに関する情報を確認する時があります。
今回学習する確認コマンド
- 現在自分が使用しているユーザを確認
- 自分が使用しているMySQLのバージョンを表示
- 自分が使用しているMySQLの状態を表示
- 単体の情報ではなく大まかなMySQLに関する情報を取得
現在使用しているユーザを確認するには以下のSQL文を入力します。
SELECT CURRENT_USER();
自分が使用しているMySQLのバージョンを確認するには以下のSQL文を入力します。
SELECT VERSION();
自分が使用しているMySQLの状態を表示するには以下のSQL文を入力します。
status
単体の情報ではなく、現在している情報やMySQLのバージョンなど複数の情報をまとめてリスト化し、表示するコマンドも存在します。
\s
文字コードとは
文字コードとは、コンピュータ上においてどのような文字が使えるのかという情報を表したものです。言い換えるなら、文字コードによって使用できる文字とできない文字が存在するということです。
例えば、ASCIIという文字コードがあります。ASCIIは英数字の文字には対応していますが、ひらがなや漢字などの日本語の文字やその他言語の文字には対応していません。つまり、ASCIIという文字コードを使用すると日本語や中国語、ロシア語といった言語で文字を表示したり保存するといったことができなくなります。
この世界には数え切れないほどの種類の文字コードが存在します。MySQL上で使用することのできる文字コードの種類も非常に多いです。
MySQL上で使用できる文字コードの一覧を表示するには以下のSQL文を入力します。
SHOW CHARACTER SET;
また、MySQLのデータベースやテーブルなどで使用されている文字コードを確認するには以下のSQL文を入力します。
SHOW variables like '%character%';
デフォルトの文字コードを変更
また、MySQLのデータベースで普段から使用するデフォルトの文字コードを変更する際にはSQLではなくVimなどのテキストエディタを用いて /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf を編集します。
[mysqld]
character-set-server=utf8
/etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnfを編集した後は、設定を反映させるためにデータベースを再起動する必要があります。
sudo service mysql restart
まとめ
問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。