データベース応用コース1/9
集計関数を使ってみよう
このシナリオでは集計関数の使い方について学んでいきます。
集計関数を使うことでデータの合計などを計算することができるようになります。
集計関数とは
集計関数とはデータベースのテーブル上にあるデータを集計するために使用する関数です。
例えばA会社に所属している社員数を取得したいときにはCOUNTという集計関数を用います。
集計関数の種類と具体例
集計関数には様々な種類が存在します。
COUNT
→ 特定条件を満たしたデータの数を計算して取得する。SUM
→ 特定条件を満たしたデータの数値の合計を計算して取得する。MAX
→ 特定条件を満たしたデータの中から1番大きい値のデータを取得する。MIN
→ 特定条件を満たしたデータの中から1番小さい値のデータを取得する。AVG
→ 特定条件を満たしたデータの平均を計算して取得する。
集計関数は主にSELECT文でデータを取得する時に使います。
例えばusersという名前のテーブルにあるデータの合計を計算するにはCOUNTを使います。
COUNTの後ろにカッコを書き、その中に数えてあげたい列を記述します。
SELECT COUNT(*) FROM users;
上記の場合は単純にテーブルの中にあるデータの数を数えたいだけなので*
を使っていますが、特定の列に値が存在するデータを数えるにはカッコの中にその列名を記述します。
SELECT COUNT(group_id) FROM users;
また、COUNTと合わせて特定の条件を満たしたデータだけを取得するWHERE
句を使うことにより、特定の条件を満たしたデータの合計数を取得することができます。
SELECT COUNT(group_id) FROM users WHERE group_id = 1;
まとめ
このように、集計関数を使うと特定の条件を満たしたデータの合計数を計算したり、平均を出したりすることができます。実際にMySQLが導入されている職場などで使う際にも、例えば従業員の年齢の平均を集計関数を使って計算して取得することができるので非常に便利です。
問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。