本日は、CCNAと言う自身のネットワークスキルを証明できる資格試験について共有します。
CCNAについて何か学びになればと思います。
目次
- CCNAとは
- CCNAの難易度と出題範囲
内容
CCNAとは
CCNAとは、シスコという企業が主催する資格試験のことを指します。
CCNAを取得することにより、自身のネットワークに関するスキルを証明することができます。
この資格試験はネットワークやセキュリティに関する知識だけではなく、シスコが開発したルーターなどのネットワーク機器の使い方に関する問題も出題されます。CCNAはネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指す方にとっては登竜門と言われる資格ですが、難易度は決して簡単ではなく出題範囲も広いので、取得するには多くの学習時間を要します。
CCNAの難易度と出題範囲
CCNAの試験で出題される範囲は他の試験よりも広く、試験時間も120分と長く設定されています。そのためCCNAはネットワークエンジニア・インフラエンジニアの登竜門と呼ばれるのにも関わらず難易度は高いです。CCNAが出しているCCNA試験v1.0(200-301)という資料によると、CCNAの大まかな範囲と全体におけるそれぞれの出題割合は以下の通りとなっています。
出題範囲 | 割合 | 大まかな内容 |
---|---|---|
ネットワークの基礎 | 20% | ネットワーク機器の種類と特徴, ネットワーク設計, TCPとUDPなど |
ネットワークアクセス | 20% | シスコのネットワーク機器の設定方法など |
IPコネクティビティ | 25% | ルーティングテーブルの特徴, 設定方法など |
IPサービス | 10% | NAT, DNS, DHCPなどのプロトコル |
セキュリティの基礎 | 15% | 脅威, 脆弱性などの定義, 対策方法, セキュリティに関する設定など |
自動化とプログラマビリティ | 10% | ネットワーク管理の自動化, REST API, JSONなど |
CCNAの出題範囲はネットワークの分野に限らず、セキュリティ分野や、JSON, REST APIなどのシステム開発に関わるプロトコルなどかなり広い範囲となっていることがわかります。
また、問題の出題形式は以下の通りとなっています。
出題形式 | 内容 |
---|---|
1つ選択 | 複数選択肢の中から1つを選択する。 |
複数選択 | 複数選択肢の中から複数を選択する。 |
ドラッグ&ドロップで分類分け | ドラッグ&ドロップで項目を動かし、それぞれを適切な場所に置いて分ける。 |
穴埋め | 空白箇所を記述して穴埋めする。 |
長文読解 | 長文から内容を理解し、設問に答える。 |
ルータなどのシュミレーション問題 | まるで実機のような仮想の環境で、実際にルータの設定などを行う。 |
このように、問題の出題形式にも様々な種類が存在します。中には長文読解やルータなどのシュミレーション問題など、ただ知識を答えるのではなく実際の環境や文脈を通して状況を理解し、回答する問題が存在します。つまり、単純に答えを丸暗記するような付け焼き刃では合格するのは難しいと言えます。
対策
CCNAは出題範囲が広く、かつ出題形式も様々な種類があることから難易度が高い試験です。しかし、CCNAはあくまでネットワークに関する基礎能力を求める試験ですので、高度な専門知識まではまでは求められません。つまり、CCNAに合格するには基礎を徹底的に叩き込むことが大事になります。
特に最初はネットワーク自体の基礎を理解することから始めることをお勧めします。 現在では、ネットワークの基礎を学ぶには以下のように様々な方法があります。
- 書籍を読む。
- CCNA対策のオンライン教材を使う。
- RareTECHなどのITスクールで講義を受ける。
このように様々な方法がありますが、まずは書籍から読むことでネットワーク全体の基礎を把握することが大切です。書籍は3000円以内で購入することができるので、金銭面で躊躇している人にとっても取り組みやすいものと言えます。以下にお勧めの書籍をリスト形式で挙げるので、興味のある方は是非調べてみてください。
また、CCNAに限らず言えることではありますが、試験対策はインプットだけに集中するのはあまり良いことではありません。定期的に問題集などを解くことによって、アウトプットも行うようにするとより良い効率で学習を進めることができます。
まとめ
以下は、CCNAについてまとめた結果です。
- CCNAを取得することにより、自身のネットワークに関するスキルを証明することができる。
- 出題範囲はかなり広く、問題形式も様々なことから難易度は難しいと言える。
- 範囲の広さに屈せず、ネットワークの基礎から勉強を始めることが大事である。
- インプットだけではなく、アウトプットも定期的に行うことが合格への鍵である。
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「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
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