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2026.05.02

CLAUDE.mdとSkillsの違い|公式ドキュメントから読み解く使い分けガイド

Claude Codeを使い始めて、CLAUDE.mdとSkillsの存在は知っているけれど、「自分の作業にどう取り入れれば良いのか分からない」という方は多いのではないでしょうか。この記事では、2つのファイルの役割・仕組み・違いを比較形式で整理し、どちらに何を書くべきかの判断軸を具体例とともに解説します。

この記事で学べること:

  • CLAUDE.mdとSkillsそれぞれの役割と仕組み
  • 2つのファイルの読み込みタイミングとコンテキスト消費の違い
  • どちらに何を書くべきかの判断軸と具体的な使い分け例
  • CLAUDE.mdとSkillsを分ける理由とメリット
  • ファイルの作り方とディレクトリ構成

2つのファイルを使い分けることで、毎回の手動指示がなくなり、Claude Codeの応答精度も安定しやすくなります。自分が育ててきたClaude Codeを、もう一段使いやすい相棒にするための第一歩として活用してください。

CLAUDE.mdとは

CLAUDE.mdは、Claude Codeにプロジェクトの前提情報や作業ルールを伝えるための設定ファイルです。プロジェクトフォルダに配置すると、起動時に自動で読み込まれ、セッション全体にわたって指示が適用されます。

CLAUDE.mdに書く内容

CLAUDE.mdに書く内容は、Claude Codeのセッション全体に適用したいプロジェクトのルールや前提情報です。

記載内容の例:

  • プロジェクトの概要・目的
  • 使用する言語・フレームワーク
  • 出力フォーマットのルール(例:日本語で回答する、Markdownで出力する)
  • 作業時の注意事項やNGパターン

CLAUDE.mdの仕組み

CLAUDE.mdは、Claude Codeの起動時に作業ディレクトリからルート方向へディレクトリを順にたどり、見つかったすべてのCLAUDE.mdを連結してコンテキストに読み込みます。書いた内容はセッション終了まで保持され、常にClaudeの判断時に参照されます。

公式:CLAUDE.md ファイルの読み込み方法 >>

Skillsとは

Skillsとは、Claude Codeに新しい作業手順や知識を追加できるファイルです。繰り返し行う作業の手順書として登録しておけば、/skill名で呼び出したり、Claudeが会話内容から必要と判断したときに自動で読み込まれます。

Skillsに書く内容

Skillsに書く内容は、知識・ルールを登録する「リファレンス型」と、作業手順を登録する「タスク型」の2パターンに分かれます。

  1. リファレンス(知識・ルール)型:

    コーディング規約やAPI設計ルールなど、Claudeに守らせたいルールを登録するタイプです。呼び出したときだけルールが適用されるため、CLAUDE.mdに書く場合と比べてコンテキストを節約できます。

  2. タスク(手順)型:

    デプロイ、レポート生成、コードレビューなど、繰り返し実行する作業フローをステップごとに登録するタイプです。ファイルを呼び出すだけで、毎回同じ品質で作業を実行できます。

タスク型のSkillには、以下のような内容を記載します。

  • タスクの実行手順(ステップごとの指示)
  • 入力として受け取る情報の形式
  • 出力の形式やルール
  • 処理の条件分岐や注意事項

公式:スキルで Claude を拡張する >>

Skillsの仕組み

Skillsは、Skill名とdescription(説明文)だけがコンテキストに先行して読み込まれ、コマンド呼び出し時に初めて本文全体が読み込まれます。

公式:スキルコンテンツのライフサイクル >>

CLAUDE.mdとSkillsの違い

CLAUDE.mdは「セッション全体の前提情報・ルール」、Skillsは「必要なときだけ読み込む手順書」です。ここまで解説してきた2つの内容を以下の表にまとめました。

比較軸CLAUDE.mdSkills
読み込みタイミング起動時に常に読み込まれるコマンドを呼び出したとき、またはClaudeが自動判断したときに読み込まれる
役割セッション全体の前提情報・ルールを伝える特定のタスクや知識をファイルに登録し、必要なときに読み込む
コンテキスト消費常にコンテキストを消費する呼び出したときだけ消費する
ワークフローのトリガー不可/skill名で実行可能
書く内容全作業に共通するルールや背景情報繰り返し実行したい特定タスクの手順や、特定の場面で適用したい知識・ルール

公式ドキュメントでは、CLAUDE.mdは200行以下が推奨されています。長くなりすぎるとClaudeが指示を見落とすリスクがあるため、タスク手順はSkillsへの切り出しが推奨されています。

CLAUDE.mdとSkillsをどう使い分けるか

CLAUDE.mdとSkillsの使い分けは、「その情報をいつ・どの範囲で使うか」を基準に判断します。

図:CLAUDE.mdとSkillsの使い分け - 情報の使い方によってどちらか判断する

次の使い分け例は、CLAUDE.mdとSkills別に分割したい内容を、具体的な記載内容ごとに分類したものです。

書きたい内容どちらに書くか理由
日本語で回答するCLAUDE.mdすべての会話に共通するルール
プロジェクトではPythonを使うCLAUDE.md常に適用される前提情報
週次レポートを生成するSkills特定のタスクを繰り返し実行する
ブログ記事の下書きを生成するSkills複数ステップがある繰り返し作業
コードレビューをするSkills入力(コード)を受け取って実行するタスク

CLAUDE.mdとSkills なぜ2つのファイルに分けるのか

CLAUDE.mdとSkillsを分ける理由は、繰り返しの手動指示をなくし、Claudeの応答精度を安定させるためです。

CLAUDE.mdのみで運用した場合、「〇〇してください」と毎回プロンプトで指示する必要があります。また、CLAUDE.mdに指示を集約するとコンテキストを常時圧迫し、指示の見落としリスクが上がります。

Skillsに切り出せば、/generate-reportのようなスラッシュコマンドひとつで同じ作業を実行できます。会話内容からClaudeが自動で読み込むケースもあります。

Skillsへの切り出しで得られる効果は、以下の3点です。

  • コンテキスト節約

    SkillsはSkill名とdescriptionのみ先行読み込みされるため、使わないSkillsの本文はコンテキストを消費しません。

  • 管理のしやすさ

    役割ごとにファイルが分かれているため、修正・追加の作業が一か所で完結します。

  • 再利用性

    Skillsは別のプロジェクトにそのまま持ち込めるため、一度作ったSkillを横展開できます。

なお、CLAUDE.mdの中でも特定のファイルタイプやディレクトリにだけ適用したいルールは.claude/rules/に分離できます。

公式:.claude/rules/ でルールを整理する >>

コンテキストの設計については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:Claude Codeの能力を引き出す|コンテキストエンジニアリングとは >>

CLAUDE.mdとSkillsの作成方法

CLAUDE.mdとSkillsの作成方法は、どちらもMarkdownファイルを作成するだけです。特別なツールや設定は不要です。

2つのファイルのディレクトリ構成

ディレクトリ構成は、CLAUDE.mdをプロジェクト直下に、Skillsを.claude/skills/フォルダ内に配置する形が基本です。

your-project/
├── CLAUDE.md                        ← プロジェクトの前提情報・ルール
└── .claude/
    └── skills/
        ├── generate-report/
        │   └── SKILL.md             ← レポート生成skill
        └── code-review/
            └── SKILL.md             ← コードレビューskill

Skillsは各Skillごとにディレクトリを分けて管理します。

ファイルの作り方

CLAUDE.mdは、プロジェクト直下にCLAUDE.mdファイルを作成し、Claude Codeへの指示を記述します。例えば以下のようなマークダウン形式で記入します。

# プロジェクト概要
タスク管理アプリのフロントエンド開発

# 出力ルール
- 日本語で回答する
- コードにはコメントを含める

# 注意事項
- `main`ブランチへの直接コミット禁止
- 新規コンポーネントは`src/components/`に配置

Skillsは、次のようにfrontmatterから書き出します。descriptionはClaudeがSkillをいつ使うか判断するための最も重要なフィールドです。nameは省略するとディレクトリ名が使用されます。

---
name: generate-report
description: 週次レポートを指定のフォーマットで生成する
---

ここにClaude Codeへの指示を書く

frontmatterの詳細については、公式サイトのフロントマターリファレンスを参照ください。

CLAUDE.mdとSkillsの違いに関するよくある質問

CLAUDE.mdとSkillsの違いに関するよくある質問を以下の通りにまとめました。

Q:CLAUDE.mdとSkills、どちらから始めればいいですか?

CLAUDE.mdから始めることをおすすめします。プロジェクトの概要や使用言語など、基本的な前提情報を書いておくだけでClaude Codeとのやりとりがスムーズになります。Skillsは、繰り返し実行したい作業が出てきた段階で追加すると無理なく運用できます。

Q:Skillsを使わなくてもCLAUDE.mdだけで十分ですか?

繰り返し実行する特定のタスクがない場合は、CLAUDE.mdだけで十分です。ただし、同じ作業を毎回指示している状況があれば、Skillとして登録することでコンテキストの節約と効率向上が見込めます。

Q:CLAUDE.mdの適切な分量はどのくらいですか?

CLAUDE.mdに書く内容は、プロジェクトを初めて見る人に伝えたい最低限の情報に絞るのが基本です。公式ドキュメントでは200行以下が推奨されています。「本当に毎回必要か」を基準に情報を整理していくことをおすすめします。

Q:SkillsはどのタイミングでClaudeが読み込みますか?

Skillsは2段階で読み込まれます(公式ドキュメント)。まず起動時にSkill名とdescription(説明文)が先行読み込みされ、/skill名コマンドの実行時、またはClaudeが会話内容から関連性を判断したタイミングで本文が読み込まれます。

Q:CLAUDE.mdは複数のフォルダに配置できますか?

CLAUDE.mdは複数のフォルダ階層に配置できます(公式ドキュメント)。作業ディレクトリからルート方向へ順にたどり、見つかったすべてのCLAUDE.mdが連結して読み込まれます。全体のルールは上位に、サブフォルダ固有のルールは下位に置く使い分けが可能です。

まとめ

この記事では、CLAUDE.mdとSkillsの役割・仕組み・違い・使い分けについて解説しました。

学んだ内容:

この記事の要点は以下の通りです。

  • CLAUDE.mdは起動時に常時読み込まれ、セッション全体のルールを伝えるファイル
  • Skillsは必要なときだけ読み込まれ、特定タスクや知識を登録するファイル
  • 読み込みタイミング・役割・コンテキスト消費量が主な違い
  • 「常に適用するルール」はCLAUDE.mdに、「繰り返す作業」はSkillsに書く
  • 分けることで手動指示が不要になり、コンテキスト抑制・管理性・再利用性が向上
  • CLAUDE.mdの肥大化には.claude/rules/への切り出しも有効

まずは今使っているCLAUDE.mdを見直して、繰り返している作業指示があればSkillに切り出してみてください。手動指示がなくなるだけで、Claude Codeとのやりとりは驚くほどスムーズになります。Skillが増えるほど、Claude Codeはあなたの作業をよく知る相棒へと成長していきます。

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参考資料

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エンベーダー編集部

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