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2023.10.19

インフラエンジニアの仕事内容について解説

インフラエンジニアの仕事内容について書いております。

インフラエンジニアがどういった業務に携わっているのかについて何か学びになればと思います。

目次


  • インフラエンジニアとは (復習)
  • インフラ基盤を構築する必要性
  • インフラエンジニアの仕事の流れ
  • インフラエンジニアのキャリアパス

内容


インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、主にサーバーというコンピュータやネットワーク機器などを適切に設計・配置してインフラ基盤を構築し、それらが正常に動くよう管理していく仕事のことを指します。

例えばTwitterやLINEなど、私たちが普段当たり前のように利用しているアプリケーションも、先に説明したインフラ基盤がインフラエンジニアによって適切に管理されているおかげです。つまり、インフラエンジニアは様々なITに関わるサービスを提供する上で一番の基盤を築き、それを守る縁の下の力持ちのような存在と言えます。

インフラエンジニアに関する詳しい説明は、下記リンクの記事を参考にしてください。

https://envader.plus/article/2

インフラ基盤を構築する必要性

なぜインフラエンジニアはインフラ基盤を作るのでしょうか。そもそもインフラ基盤はどのような用途に使用されているのでしょうか。この問いを理解することで、インフラエンジニアという仕事の意義と大切さについて理解することができます。

まず、インフラ基盤は主に以下の用途で使用されます。

・企業内の情報システム

・アプリケーションやシステムなどのサービス提供

・人工知能や統計分析

また、昨今ではDX化が進んできており、ますますデジタルデータという存在の大切さが顕著になっています。デジタルデータは主に企業や団体の管理するサーバーに保管されます。デジタルデータやそれを保管するサーバーを適切に管理し、うまく活用するにはきちんとしたインフラ基盤が必要となります。つまり、インフラ基盤を適切に管理するための人材が求められているわけです。以上の理由からインフラエンジニアはインフラ基盤を作り管理することが大切な仕事となっています。

インフラエンジニアの仕事の流れ

インフラエンジニアがインフラ基盤を頼まれた場合には、以下の手順で仕事を進めていきます。

  1. 設計
  2. 構築
  3. 運用・保守

まず、設計工程ではインフラ基盤をどのように使うのかを定義します。この作業を要件定義と言います。要件定義はインフラ基盤が欲しいクライアント側(顧客)と何度も打ち合わせを重ねることで、クライアント側の望みを正確に言語化します。この作業には技術的な作業はあまり関係しませんが、先に説明した全工程の中で一番大事なものとなります。というのも、要件定義の段階でクライアント側の要望を間違って解釈してしまった場合、そのまま構築を始めてしまうと進捗が進めば進むほど、人件費などの関係上後戻りが難しくなります。

要件定義が終わったあとは、実際に設計書を作成します。具体的には、どのようなネットワーク機器や技術が必要なのかといった技術的な話も含まれます。設計書は要件定義で決めた内容を参考にして行います。

次に、構築工程ではインフラ基盤を実際に組み立てます。この作業を環境構築と言います。環境構築は設計書をもとに、実際にネットワーク機器の設置からサーバーの設定、ソフトウェアの導入などを行います。インフラ基盤の構築自体はこの作業で終わりで、あとは正常にインフラ基盤が動くかどうかテスト作業に入り、成功したら無事クライアント側に引き渡されます。

最後に、運用・保守工程では構築したインフラ基盤が維持できるよう管理します。インフラエンジニアの仕事は、インフラ基盤を構築して終わりではありません。構築したインフラ基盤は必ずしも永久にきちんと動くとは限りません。必ず不具合や障害などのトラブルが発生します。ですが、インフラ基盤が止まってしまったら、クライアント側が行いたい作業や提供したいサービスが正常に機能しなくなってしまいます。そこから出てしまう損失は、場合によっては非常に大きなものとなってしまう可能性もあります。したがって、インフラエンジニアがインフラ基盤を定期的に管理し、インフラ基盤の状態を監視する必要があります。それが運用・保守工程で行う作業です。

インフラエンジニアのキャリアパス

現在、日本国内でIT人材は不足していると言われています。そのため、インフラエンジニアは仕事の経験がない業界未経験の人でも積極的に採用している企業が多いです。また、業界未経験の場合は研修期間を設けられ、平均で約2~3ヶ月企業の研修を受けてから実際に働くケースがほとんどです。

しかし、未経験から良いキャリアを積むにはそれなりの期間と能力を要します。したがって、きつい仕事をこなしつつ、自分でも学習を重ねるほどのマインドを持った人がインフラエンジニアに向いていると言えます。逆に、与えられた仕事だけをこなすのに精一杯で自分で学習を積み重ねることのできない人は「やめとけ」と言われてしまうほどこの業界には適していないことになります。インフラエンジニアになるならば、それなりの覚悟を持つことをお勧めします。

インフラエンジニアには上流工程下流工程というものが存在します。上流工程と下流工程は、先ほど説明したインフラエンジニアが働く工程を大まかに2つに区切ったものです。インフラエンジニアの仕事は設計から始まり、構築、運用・保守と決まった流れで進んでいきます。それを川の流れのイメージで表し、言語化したものが上流(工程)と下流(工程)です。

まず、下流工程は主に構築運用・保守を担当するエンジニアのことを指します。業界未経験の場合は下流工程の中でも最も下に位置する運用・保守を担当することになります。運用・保守で実務経験をして実績を積みつつ、自分でも学習を進めることで構築工程を任されるようになります。

次に、上流工程は主に設計の担当するエンジニアのことを指します。インフラエンジニアとしての経験量が多いと任されることが多くなる工程です。上流工程は直接クライアント側(顧客)とコミュニケーションを取る機会が増えるため、技術的な能力だけではなくヒアリング能力やコミュニケーション能力も必要とされます。そのため、上流工程に属するエンジニアは下流工程よりも単価がかなり高くなります。

インフラエンジニアとしての経験を積んだら、上流工程の他にもプロジェクトマネージャーという役職を目指すこともできます。プロジェクトマネージャーはインフラ基盤を作るといったひとつのプロジェクト全体を統括し、全体を上手く進めていくようサポートします。上流工程はあくまで設計工程などを担当するのに対し、プロジェクトマネージャーは上流工程だけではなく、下流工程も視野に入れて行動する必要があります。

まとめ


以下は、インフラエンジニアの仕事についてまとめた結果です。

  • DX化が進む今、それを支えるインフラ基盤を作ることのできる人材が必要とされている。
  • インフラエンジニアの仕事の流れは設計構築運用保守であり、それらは上流工程下流工程という言葉で分けられている。
  • 業界未経験の人は運用・保守から携わることになり、仕事をこなしつつ自分でも学習を進めて実績を積むことで、より上の構築や設計などのキャリアが目指せる。

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「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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