「データベースの勉強を始めたいけど、何から手を付ければいいのかわからない」「仕事で評価されるデータベースの資格を取りたい」
そんな方にオススメなのが、オラクルマスターブロンズです。エンジニア初学者がデータベースの認定資格を取得しようと考えると、最初に思い浮かぶ資格でもあります。
日本国内のリレーショナル・データベース管理ソフトウェア市場において、1993年以来トップシェアを守り続けているOracle。それに関する資格なので、様々な場面で活用できます。
今回はそんなオラクルマスターブロンズについて解説します。データベースの資格を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
オラクルマスターブロンズはデータベースの認定資格
画像引用:Oracle master Bronze公式サイト
オラクルマスターブロンズは、日本オラクル社が主催する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。ブロンズとついていることからもわかるように、ブロンズランクの難易度となっています。
世界共通基準の認定であり、取得することで日本国外どちらでも活用できます。リレーショナルデータベースの仕組みやSQLの仕組みを一通り身につけられるため、データベースを扱うなら避けては通れない資格です。
オラクルマスターブロンズには、以下の3つの特徴があります。
- Oracle社が主催している
- 種類は3つ
- エントリーレベルの資格
Oracle社が主催している
先述したようにオラクルデータベースブロンズは、Oracle社が主催しています。Oracle社といえば、世界トップシェアを誇る「Oracle」データベースが有名です。
世界共通で利用されているからこそ、取得することで大きなメリットを得られます。
ただし、IT業界は常に進歩し続けています。オラクルマスターも同様で、取得から一定期間が経過すると資格の効力を失います。これは、Oracle Databaseが常にアップデートしていることが理由です。そのため、過去のバージョンからバージョンアップする移行パスを活用しなければなりません。
常に最先端の知識・技術を有している。
そのための客観的な証明として、Oracle社が主催していることは大きな意味を持っています。
種類は4つ
画像引用:Oracle master Bronze公式サイト
オラクルデータベースは、2023年6月現在、以下の4つの種類があります。
- ブロンズ:DBの基礎知識
- シルバー:日常の運用管理や基本的なSQL
- ゴールド:マルチテナント環境のバックアップやリカバリ、インストールなど
- プラチナ:高可用性、性能管理など
これらの内、プラチナのみ2023年6月頃にリリース予定となっています。
今回解説するブロンズは、オラクルデータベースの資格の中でも1番簡単なものです。関連する資格を取得するなら、真っ先に挑戦したい資格と言えます。
エントリーレベルの資格
オラクルマスターブロンズは、オラクルマスターの資格の中でもエントリーレベルに位置付けされている資格です。システム開発において、以下に該当する方なら有利に働きます。
- データベースを利用するITエンジニア
- データベース管理者
試験の受験資格も設定されていないため、誰でも受験できます。エンジニア初学者の方にもオススメの資格です。
オラクルマスターブロンズの概要
オラクルマスターブロンズは通年で実施されている試験です。希望すれば誰でも受験できます。
再受験であれば無料で受験できるキャンペーンを実施している時もあるため、不合格でも挑戦しやすい資格です。以下に概要を記載します。
対照試験 | Bronze DBA Oracle Database Fundamentals |
---|---|
出題形式 | CBT方式 |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 70問 |
合格ライン | 65% |
受験条件 | なし |
コンピューターを用いて問題表示・解答入力を行うCBT方式を導入しています。120分の中で70問を解答しなければいけないため難しく感じてしまいますが、65%が正解していればいいので、難易度は高くありません。
分からない部分を飛ばし、まずは分かる分から解き進めていくことで、合格ラインに届きやすくなるでしょう。
合格率は非公開
オラクルマスターの試験は、ブロンズを含めて全て合格率を明かしていません。そのため、どれだけの合格率かは2023年6月時点でも不明です。
ブロンズはエントリーレベルの試験であるため、難易度はそれほど高くはありません。しっかり勉強していれば、合格率を気にする必要なく合格できるでしょう。
オラクルマスターブロンズ合格のためのオススメ学習方法
オラクルマスターブロンズに挑戦するにあたって、初学者の方が気になるのが学習方法です。どのように勉強すればいいのかは、挑戦するなら知っておきたいですよね。
試験を受ける際は、以下の順番で進めることをオススメします。
- 参考書を一通り読む
- 問題集を解く
- 学習サイトを使う
Step1.参考書を一通り読む
まず参考書を一通り読みましょう。オラクルマスターの書籍は、ブロンズやシルバーなどランクごとに出版されています。今回の場合、ブロンズを対象とした書籍を選べばOKです。
初学者の方の場合、最初からいきなり全てを理解することはできません。何度も繰り返し読み、少しずつ理解を深めるようにしていってください。
通勤時間やお昼休憩など隙間時間を活用する方法もオススメです。
参考書と一緒に無償版の小規模版Oracle Databaseである「Oracle Database Express Edition」を使い、実機を使いながら学習していくと理解がより深まります。
Step2.問題集を解く
ある程度Oracleについて理解力が深まったら、次に問題集を解きます。問題集も参考書と同じく、ブロンズを対象としたものを選びましょう。
問題集で注意したいのが、2023年6月時点で最新版の問題集が出版されていない点です。旧バージョンでも活用できるので、問題集を解いて試験に臨みたい方は挑戦してください。
Step3.学習サイトを使う
参考書や問題集と一緒に活用したいものに学習サイトがあります。隙間時間を使って気軽に勉強できる点がメリットの学習法です。
オラクルマスターは有名な資格であるため、多くのWebサイトで学習用のサイトを提供しています。学習効率を上げるなら、活用したいツールです。
もし気軽にデータベースについて学びたいのであれば、Envaderも良いでしょう。ゲーム方式で遊びながら学習できるため、参考書や問題集で疲れた場合にピッタリの方法です。
学習サイトによって特徴があるので、特徴を活かしつつ学んでくださいね。
オラクルマスターブロンズ合格に必要な勉強時間
オラクルマスターブロンズはエントリークラスの資格です。シルバーやゴールドと比べて難易度も低いため、それほど多くの勉強時間は必要ありません。
ざっくりとではありますが、以下くらい勉強すれば理解できるでしょう。
- 初学者や未経験者:40~60時間
- 経験者:20~40時間
1日に1時間勉強したと考えて、経験者の方なら1ヶ月ほどで合格水準のレベルに達します。初学者や未経験の方でも、1ヶ月半~2ヶ月もあれば問題を理解できます。
現在の自分の状況を客観視し、しっかりと学習プランを立てて学べば勉強時間はそれほど必要ありません。
オラクルマスターブロンズはデータベースのエントリー的な資格
オラクルマスターブロンズは、データベースの資格としてエントリーレベルの立ち位置です。世界共通基準の認定資格でもあるため、データベースに携わるのであれば取得しておきたい資格の1つとなっています。
学習方法も参考書から問題集を解くといった標準的な方法で大丈夫です。不安な場合は学習サイトを活用するのも良いでしょう。初学者や未経験者の方でも40~60時間あれば合格を狙えます。
オラクルマスターブロンズは非常に狙いやすい資格です。気になっている方は、ぜひ1度挑戦してみてくださいね。
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「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
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