昨今IT人材の不足やコロナ禍ではリモートワークという働き方が推奨されたこともあり、IT業界に興味を持つ方が増えてきました。実際にここ数年でIT業界へ転職をしたという声も多く聞きますが、転職を行う上で必要となるのがネットワークやプログラミングなどのITに関する知識です。以前は書籍などを用いて独学で学ぶスタイルが多かったのですが、最近はITに関する知識を専門的に学ぶことの出来るプログラミングスクールなどに通うスタイルも一般的になってきました。
プログラミングスクールの中には、優れた教育プログラムと講師陣によって、優秀なエンジニアを育成することに成功しているものもありますが、一方で問題を抱えるスクールも少なくありません。沢山のスクールがある中で特に注目されているのが「RareTECH」です。RareTECHでは一般的なエンジニアを育成する他のスクールと違い「希少型エンジニア育成専門ITスクール」として知られ、近年その評判がネット上で話題になっています。本記事では、RareTECHについて徹底的に調べ、どのようなITスクールなのか真実を明らかにします。
RareTECHとは?
RareTECHは他のプログラミングスクールとは違い、希少型エンジニア育成専門のITスクールです。
希少型エンジニアとは仕様書通りのコードが書けるエンジニアと違い、高いスキルを有し、問題の発見から解決に導く能力やより最適なプログラムの提案までをも行える数少ない技術者のことを希少型エンジニアと定義しています。RareTECHではまったくの業界未経験から採用率5%の開発現場に即戦力で選ばれるような希少型エンジニアの育成を専門とするITスクールです。
「とりあえずIT業界に入りたい」「平均的な年収に届けばいい」という方にはあまりおすすめはできず、「世界的な企業で働きたい」「年収1000万以上を目指したい」というエンジニアの中でも上位の希少型エンジニアを目指す方にRareTECHはおすすめのスクールといえます。
RareTECHの特徴
これからIT業界を目指す初学者の方にとっては正直どのITスクールも同じに見えていると思います。「なんで優秀なエンジニアになれるの?」「本当に年収1000万なんて目指せるの?」といった他のプログラミングスクールとは違うRareTECHの特徴について見ていきます。
1. 基礎概念からの学習
書籍や他のスクールでは学びたいプログラミング言語を選択すると、そこからいきなりプログラミングの学習が始まってしまいます。確かに最初のうちは楽しんで学習をすすめることが出来るのですが、ITの分野はとても広く、プログラムを動かすためにはコード以外の知識も必要となってきます。コーディングが出来るのも重要ですが、それだけでは仕様書通りのコードが書けるだけのプログラマーとなってしまいます。また、よくあるパターンでプログラミングを「分かる」ことは出来ても「作る」ことができず、挫折してしまうケースを見かけます。
RareTECHでは基礎概念を最重視しており、まずは「ネットワーク」や「Linux」について学習がスタートします。これらの知識を学習するタイミングはとても重要で、最初に学習をすることでこの後に学ぶ知識の理解度、学習スピードが飛躍的に向上します。ここで使われるのが「500ステップカリキュラム」と呼ばれる学習法です。500ステップカリキュラムではタイピングをする上で重要となるホームポジションなどの初歩的な部分からスタートをし、希少型エンジニアになるための学習を500に分けて段階的に学ぶことができます。
2. オンライン授業
他のプログラミングスクールでありがちな事前に用意された一方通行の動画学習とは違い、RareTECHでは週に2回リアルタイムのオンライン授業を受講できます。オンライン授業では時間別に「初心者が分かる内容」「少しずつ専門的な内容」「最前線のハイレベルな内容」と3ステップに分けて学ぶことができます。オンライン授業の一番の特徴はその場で講師に質問が行えたり、受講生同士でやりとりが行える点です。事前に用意された動画学習の場合、分からない部分や疑問点が出た場合はコメントを行い、後日講師からの返答を待たないといけません。この間の無駄な時間は学習スピードの低下だけでなく、本人の学習意欲低下にも繋がってしまいます。
ですが、RareTECHの場合はその場ですぐに講師に質問を行えるため、実際に教室で学んでいるように学習を進めることができます。また、同じ目標を持った仲間たちとの交流の場ともなるため、周りと切磋琢磨しながら希少性エンジニアを目指すことができます。
3. 年単位のコースでしっかり学べる
RareTECHのコースはシンプルで学ぶ期間により、2つのコースから選べます。
他のスクールでは3〜6ヶ月の短期的なコースが多い中、RareTECHで用意されているのは1年と2年の年単位のコースのみです。RareTECHでは「数ヶ月で身に付くスキルは数ヶ月で抜かれるスキル」としており、量産型のエンジニアではなく、希少型エンジニアを専門的に育成する思いがコース内容にも表されています。ネットの情報などでは「RareTECHの料金は高い」といった意見も見られますが、学べるスキルの質や期間を考えるとむしろお得な価格設定といえます。以下は他プログラミングスクールとの比較表です。
項目 | RareTECH | スクールA | スクールB | スクールC |
---|---|---|---|---|
受講期間 | 2年 | 6ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 |
料金 | 94万 | 89万 | 88万 | 55万 |
4. 講師は現役エンジニア
RareTECHの大きな特徴は在籍している講師陣が全員現役のエンジニアということです。
講師陣の方々も前線で活躍する希少型エンジニアの一人であるため、オンライン授業では常にアップデートされた最新の技術を学ぶことができます。さらに150本を超える過去の講義動画に関しても視聴することが可能なため、時間を問わず学習を進めることができます。オンライン授業は週に2回、21:00~23:00で開講されているため日中は生活パターンに合わせて過去の講義動画で基礎学習を行い、学校やお仕事が終わったあとにオンライン授業へ参加することで最新の技術や情報をキャッチアップすることができます。
RareTECHのメリット
ここからはRareTECHを利用するメリットについて解説を行います。
いつでも質問できる環境
特徴でも挙げましたが、RareTECHに在籍している講師陣は全員現役のエンジニアです。
自身が目指している希少型のエンジニアが身近に居て、いつでも質問が行える環境というのはRareTECHだけといっても過言ではありません。学習を行う上で質問を行える環境は重要であり、独学で学ぶ多くの方が挫折してしまう要因でもあります。またRareTECHでは4~5人のチームで共同開発を行う「ハッカソン」なども用意されており、講師の方だけでなく、共に学ぶ仲間たちとも切磋琢磨できる環境は希少型エンジニアへの近道といえます。
得られるスキルが幅広い
RareTECHでは量産型のエンジニアではなく、希少型のエンジニア育成に力を入れています。
そのため、ただプログラミングだけを学ぶスクールとは違い、ネットワークやクラウドなど幅広い分野のスキルを得ることができます。学習中に目指したい分野を見つけた時もすぐに応用できるだけでなく、就活の際にも他スクール出身者と比べて大きなアドバンテージとなります。主にRareTECHで学べる分野は以下です。
- プログラミング
- ウェブ
- インフラ
- セキュリティ
- アーキテクティング
- AI/データサイエンス
- UI/UX
RareTECHのデメリット
ここからはRareTECHを利用するデメリットについて解説を行います。
短期間のコースがない
RareTECHには3ヶ月など短期間のコースはなく、最短で1年のコースしか用意されていません。
メリットでもあった通り、RareTECHではさまざまな分野を幅広く学習します。そのため年単位の時間をかけてしっかりと学習を行う必要があります。そもそも希少型エンジニアの育成を目標としているため、「とりあえず短期間でIT業界へ転職を行いたい」という方にはおすすめできません。
希少型エンジニアになれるかは自分次第
当たり前ですが、希少型エンジニアになれるかは本人次第です。「有名企業で働きたい」「フリーランスで必要とされるエンジニアになりたい」など、強い思いや向上心が必要です。RareTECHでは最長2年間のコースを通して希少型エンジニアを目指しますが、学習量が多いため、受動的な方では難しいといえます。エンジニアという職業自体が更新されていく業界の中で常に最新の情報をキャッチアップし、学びを続けていかないといけない職業なため、これは本質的な適正にも関係します。
まとめ
RareTECHは仕様書通りのコードを書けるだけの量産型エンジニアではなく、自身で問題の発見から解決、さらに最適なプログラムの提案までを行える希少型エンジニアを目指せるハイレベルなITスクールです。「とりあえずIT業界へ転職をしてみたい」方や「数ヶ月の学習で転職を行いたい」方にはおすすめできず、「年収1000万越えを目指したい」方や「有名企業に就職したい」方などハイレベルなエンジニアを目標としている方におすすめのスクールです。
RareTECHでは最長2年間、現役エンジニアによるオンライン講義や複数名で共同開発を行うハッカソンなどを用いて、主に7つの分野について学習を行うことができます。学べる分野は幅広く、しっかりと基礎概念から学習を行えるため、エンジニアになった後にもRareTECHで学んだことが活かせます。「どのようなことが学べるのか」「講義はどんな雰囲気なのか」気になった方は、まずは無料体験セミナーへ参加し、入会を検討してみましょう。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
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