業務効率化のツールとして有名なNotion。既に業務を自動化させるために利用している方も多いでしょう。
そんなNotionから、新しくAIを搭載したNotion AIがリリースされました。使用者の制限もなく、全てのユーザーが利用可能です。
Notion AIはNotionを更に強化した使い方ができるため、多くの場合で業務効率化ができます。Notion AIの使い方やユースケースを解説していくので、ぜひ参考にしてください。
Notion AIとはNotionのAIツール
画像引用:Notion AI公式サイト
Notion AIは、NotionのAIツールです。メモアプリケーションであるNotionの最新機能として2023年2月にリリースされました。月額8〜10$と、お手頃価格で使える点も魅力です。
Notionのワークスペース内の既存コンテンツに対して、アシスタント的な役割を果たしてくれます。導入することで、以下の機能が使えます。
- 文書の要約ができる
- メモの作成や整理ができる
- タスク管理ができる
- データの自動分類をしてくれる
- スケジュールを自動調整してくれる
文書の要約ができる
Notion AIでは、文書の要約ができます。要約の対象は多岐に渡っています。
- 文書
- 記事
- 小説
日本語で書かれたものなら、全て対応可能です。上手く活用すれば、要約だけ読んで最新情報をインプットすることすらできます。
時短のためにもぜひ活用したい機能です。
メモの作成や整理ができる
Notion AIは、メモの作成や整理も可能です。Notionに本来ある機能でもあります。
- 文書の作成
- 編集
- 整理
これらを細かく指定することで、ユーザーの意に沿った形で出力してくれます。例えば、Notion AIに文書を依頼した後、箇条書きに修正してもらうことすら可能です。
もう1人アシスタントがいるような感覚で作業を進められます。メモの作成や整理する機能を活用することで、更なる業務効率化ができます。
タスク管理ができる
Notion AIはタスク管理も可能です。元々Notionでもタスク管理ができましたが、Notion AIではタスク管理を支援してくれる形になります。
- 箇条書きでタスクをメモるする
- 「表にして!」と指示する
これだけでタスクができます。タスク名や案件名といった形でも変更可能です。メモに打ち込むよりも遙かにスピーディーに作業してくれます。
タスク管理で手間をかけていた方にとって、嬉しい機能と言えます。
データの自動分類をしてくれる
Notion AIはデータの自動分類をしてくれます。データの抽出は事前にやっておく必要がありますが、後は指示をするだけでOKです。Excelやスプレッドシートを使って整理していた方にとって、業務効率化になるでしょう。
列の追加も指示だけでやってくれるので、いちいち操作する必要がありません。ディレクターやマーケターがやっているような業務を、Notion AIに一任できます。
普段データを多く扱っている方にとっては、嬉しい機能です。
スケジュールを自動調整してくれる
Notion AIはスケジュールの自動調整もできます。あらかじめスケジュールを書き出しておく必要がありますが、日付や時間でリスト化してくれます。
業務上、多くの取引先とやり取りをする際に役立つ機能です。Notion AIでスケジュールを見える化しておけば、後で調整しやすいメリットがあります。
スケジュール調整で困っている方には、心強い機能となるでしょう。
Notion AIの使い方
Notion AIはどのように使えばいいのでしょうか。基本的な使い方は、Notionと同じです。普段のNotionにAI機能が追加されたものだと認識してください。
それを踏まえた上で、以下の流れで使いましょう。
- Notion AIに登録する
- 「新規作成」をクリック
- 「AIを使用し文章を作成」をクリック
- テンプレートを選択する
Step1.Notion AIに登録する
Notionは登録制のツールです。Notion AIも同じなので、まずはNotion AIに登録しましょう。
有料プランがありますが、無料でお試しも可能です。どのような使い方ができるのか試してみたい方は、そちらを選んでみてください。
Step2.「ページを追加」をクリック
左メニューにある「ページを追加」をクリックします。すると新しい文書を作成するページが開きます。
Notionにログインして最初に開いているページは「使ってみる」のページなので、必ず左メニューを確認してください。
「ページを追加」をクリックすれば、次の手順に進めばOKです。
Step3.「AIを使用し文章を作成」をクリック
新規作成をクリックすると、画面中央に入力欄が表示されます。その中に「AIを使用し文章を作成」とあるので、それをクリックします。
Step4.テンプレートを選択する
「AIを使用し文章を作成」をクリックすると、テンプレートの一覧が表示されます。「AIでドラフトを作成」と記載されている中で、希望のテンプレートを選びましょう。
するとAIが自動で作成してくれます。作成後は以下の項目が出るので、好きなものを選べばOKです。
- 完了
- 続きを書く
- 長くする
- やり直す
- 閉じる
テンプレートの種類も非常に豊富なため、書きたい対象に合わせて選択してください。後は作成されたものを確認し、問題なければ使用する流れになります。
Notion AIのユースケース
Notion AIは文章作成ツールとして、様々な場面で活用できます。中でも良く使われているのが、以下のケースです。
- ブログ記事の下書き
- SNS投稿の下書き
- 小説の執筆
- To Doリストの作成
- 翻訳
- シーケンス図の作成
- Markdownでの構図作成
- プログラミングの下書き
小説などの長い文章にも対応している点が、Notion AIならではと言えます。メモアプリとしての側面が強いNotion AIは、文章作成に関して一日の長があります。
Notion AIで作成したものをそのまま使えるほど完成度は高くありませんが、手直しをすれば公開できるクオリティです。ブロガーやプログラマーにとって活用しやすいツールと言えます。
Notion AIの必要性
Notion AIは、その利便性から必要性が強くなっているツールです。AIが主流になっていく中、より存在感を増していくでしょう。
特に以下の点で必要性が高いため、なるべく身につけられるよう普段から使うことをオススメします。
- 採用時にスキルとして求められている
- 文系スキル向上に期待できる
- 補助ツールとして活用できる
採用時にスキルとして求められている
Notion AIは、採用時にスキルとして求められ始めています。株式会社LayerXでは、新卒採用時にChatGPT・Notion AIを必須化するほどです。新入社員研修のメニュー化にも取り組んでいます。
今後、AIはますます世の中に普及します。その中で、Notion AIを用いる企業も増えることでしょう。そうした中で就職・転職をするなら、アピールできるポイントとして重要です。
将来的なキャリアアップのためにも、身につけておいて損は無いでしょう。
文系スキル向上に期待できる
Notion AIを使うことで、文系スキルの向上にも期待できます。AIは正しく指示をしないと、求める答えが返ってこないからです。
曖昧に指示を出していては、自分の求める結果を得られません。Notion AIを活用していくことで、相手に正しく伝えられるスキルを身につけられます。
仕事にはコミュニケーション能力が求められます。相手に正しく伝えられるスキルを磨く意味でも、Notion AIは今後ますます求められていくでしょう。
補助ツールとして活用できる
Notion AIは補助ツールとしても活用できます。先述したように、機能がサポート面に特化しているからです。
文書の要約やメモの作成・管理など、普段何気なくしている業務で効果を発揮します。それほど負担のない業務であったとしても、塵も積もれば大きな負担となります。
そうした小さな仕事をNotion AIに任せられれば、捻出できる時間は大きなものとなるでしょう。補助ツールとして活用できる点は、業務遂行上、非常に大きいメリットと言えます。
Notion AIは生産性を上げられるAIツール
Notion AIは、NotionにAI機能を搭載したものとなります。従来から生産性を上げられるツールであったNotionを更に強化した形です。
利用できる機能も、そのほとんどが補助の役割に徹しています。月額料金はかかるものの、使いこなせば生産性が向上し、費用以上の利益を得ることも夢ではありません。
無料のお試し期間もあるので、ぜひ1度試してみてくださいね。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。
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