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2023.03.27

データベースエンジニア向けの難易度別オススメ資格

IT技術の進歩によってITインフラが必須となった現代において、データベースは多くの企業に導入されています。

規模の大小に関係なく、データベースを利用していることが当たり前になりつつあるほどです。

そんなデータベースを利用するにあたって、重要視されているのが資格です。データベースの資格を持っていることで、多くのメリットがあります。データベースエンジニアにとっても注目したい資格とも言えるでしょう。

今回はデータベース資格について解説します。資格を取ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

データベースエンジニア向けの難易度別オススメ資格

データベースエンジニア向けの資格は、大きく分けて5つあります。それぞれ取得しやすさが違うため、挑戦しやすいものから取っていくと良いでしょう。ただし、どれもデータベースエンジニアが必ず取得しなければならない資格ではありません。

キャリアアップや転職を見据えて、取得してくださいね。

  • Oracle Master
  • 情報処理技術者試験
  • OSS-DB
  • MCP
  • データベーススペシャリスト試験

Oracle Master

画像引用:Oracle Master公式サイト

Oracle Masterは、世界トップシェアのOracle社のデータベースを扱う技術を証明する資格です。4つのレベルがあり、以下のように分けられています。

  • Bronze
  • Silver
  • Gold
  • Platinum

中でも最初に挑戦するのはBronzeです。受験資格もありません。一方、Silver以上のレベルは、下のレベルの資格を取得していなければいけません。更に、オラクル認定コースと呼ばれるワークショップを受ける必要もあります。

受講には少しハードルが高いものの、Oracle社のデータベースを利用している企業が多い事から、取得するメリットが非常に大きい資格です。

情報処理技術者試験

画像引用:情報処理技術者試験公式サイト

情報処理技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が所管している国家資格です。データベース専用の資格ではなく、IT関係の基礎的な知識を包括的に証明できる資格となっています。その中の一部にデータベースの知識が含まれている形です。

高度IT人材の登竜門的な資格となっており、IT関連の資格を取るための足がかりとして使えます。

ITエンジニアとして持っておきたい資格の1つです。

OSS-DB

画像引用:OSS-DB公式サイト

OSS-DBは、オープンソースデータベースの知識と技術を認定する資格です。近年、オープンソースのデータベースがシェアを拡大しているため、ぜひ取得しておきましょう。

Oracle Masterのように特定のデータベースに限らないため、複数のデータベースの知識を有していると証明するなら、こちらがオススメです。

資格は2つのレベルになり、以下のように分けられています。

  • Silver
  • Gold

Silverを取得することで、オープンソースデータベースの基本的な知識があると証明できます。Goldは更に深い知識を有していると証明することが可能です。

オープンソースデータベースの業務もこなすのであれば、ぜひ取っておきたい資格です。

MCP

画像引用:MCP公式サイト

MCPはMicrosoftが提供するデータベースに関する資格です。データベースに関連する知識だけでなく、同社の他の製品に関する知識や技術も求められます。

日本国内でも多くの企業が利用していることから、親和性の高い資格と言えるでしょう。

  • エントリー
  • アソシエイト
  • エキスパート

以上のレベルに分かれています。これらの中から、データベースに関連するものに挑戦してください。

MCPは製品やバージョンによって細かく分かれるため、自分に必要な部分だけを取得することをオススメします。

データベーススペシャリスト試験

画像引用:データスペシャリスト試験公式サイト

データベーススペシャリスト試験は、データベースの構築に必要な知識を有していることを証明できる国家資格です。情報処理推進機構(IPA)が所管しています。

  • データベースの企画
  • 要件定義
  • 実際の開発・運用
  • 保守管理

以上のデータベースに関する総合的な知識と実践応力が必要です。難易度が非常に高く、合格率は15%ほどと狭き門となっています。

ただし、取得できれば就職や転職活動で有利に働く資格です。データベースに関する汎用的な資格が欲しいなら、挑戦してみましょう。

データベースエンジニアが資格を取得するメリット

データベースエンジニアは、特に資格を必要としない業種です。取得せずとも業務を問題なくこなせますが、持っておくことで有利に働くことも多くあります。

中でも以下の3つのメリットは、大きいものです。

  • データベースに関する知識の証明になる
  • 就職や転職で有利になる
  • 案件を獲得しやすくなる

データベースに関する知識の証明になる

資格を持っていることで、データベースに関する知識の客観的な証明となります。資格を取得するためには、相応の知識・技術が必要だからです。

企業にとっても、口頭で説明されるよりも資格があることで正しく理解できます。自身の持っている知識と技術を証明する方法として、資格ほどわかりやすいものはありません。

データベースに関する知識を証明したいのであれば、資格は取っておいて損がないでしょう。

就職や転職で有利になる

データベースエンジニアとして就職や転職をする際に、資格があることで有利になる場合があります。自身のスキルをアピールできる客観的な指標だからです。

企業によっては、特定のデータベースに精通した人材が欲しいと考えている場合があります。そういう際に適合する資格を持っていれば、有利に働いてくれます。採用時の必要資格となっていることすらあるでしょう。

データベースエンジニアとして就職・転職をするのであれば、資格は持っておくほどキャリアアップに繋がります。将来像を見据えて取得することで、就職や転職時に有利に働きますよ。

案件を獲得しやすくなる

フリーランスのデータベースエンジニアの方は、案件を獲得しやすくなるメリットがあります。アピールポイントの1つとなってくれるからです。

フリーランスの場合、即戦力が求められます。実績や経験も重要ですが、資格も判断材料の1つとして有効的に作用してくれます。

将来的にフリーランスとして独立することを考えているなら、資格は取っておいて損がありません。実績や経験を合わせることで、案件を獲得しやすくなります。

データベース資格の勉強法は独学が基本

データベース資格を取得するにあたって悩むのが、勉強法です。どのような勉強をすれば取得できるのか知りたい方も多いでしょう。

データベースの資格は教本も多いため、基本的には独学が中心です。勉強量を調節でき、費用も抑えられることから自分のペースで取り組めます。

勉強する際は、以下の手順で進めるのがオススメです。

  1. 教材を読み込む
  2. アプリやWebサイトを隙間時間に使う
  3. 過去問をひたすら解く

Step1.教材を読み込む

まずは教材を読み込むところから始めます。データベースの資格に関連する教材は多く出版されているため、取得したい資格に合わせた教材を購入しましょう。

教材を読み込むことで、知識をインプットできます。既にデータベースエンジニアとして業務をこなしている方なら、復習にもなることも。

多くのデータベース資格は、基本的なレベルから挑戦することとなります。基本を疎かにしないためにも、教材を読み込むことは勉強のスタートとして重要です。

Step2.アプリやWebサイトを隙間時間に使う

教材を読み込みながら、隙間時間を使ってアプリやWebサイトを使っていきましょう。移動や休憩時間を使って、効率的に学習していきます。

近年はデータベース資格専門のアプリも配信されています。スマートフォンを持っているのなら、対応しているアプリをダウンロードしておくのもオススメです。

データベース資格は、長ければ半年以上勉強するものもあります。隙間時間を使い、効率的に学習し、知識を身につけていきましょう。

Step3.過去問をひたすら解く

ある程度知識が身についたのなら、最後は過去問をひたすら解いていきます。資格の勉強は過去問対策が全てだからです。

過去問は、以下を使えば誰でも挑戦できます。

  • 過去問集
  • 公式サイト
  • 過去問Web問題集

データベーススペシャリストの場合、公式サイトで全年度分の過去問が公開されています。上手く使うことで、コストを抑えて過去問に挑戦も可能です。

過去問をひたすら解き、自信がついたら本試験に挑戦してみてください。

データベースエンジニアは資格があると有利

データベースエンジニアは、特に資格を必要としない職種です。業務遂行にあたって資格を求められることがありません。

ですが、資格を取得することで大きなメリットがあります。特にスキルや技術を客観的に証明してくれる点は大きいと言えます。就職・転職はもちろん、フリーランスになっても有利になるため、取っておいて損は無いでしょう。

資格を取得する際は、独学が基本です。教本も多く出版されており、アプリやWebサイトを駆使すればコストを抑えて勉強できます。将来を見据えて、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

「フリーランスエンジニア」

近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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