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ターミナルカスタマイズコース1/8

aliasを設定しよう

Linuxで便利なalias(エイリアス)コマンドについて勉強していきます。

aliasとは

Linuxなどで用するシェル(bash)上では、長いコマンド名の置き換えや常に指定するオプションをあらかじめ設定することができます。

これを実現するのが、エイリアス(alias=別名)です。

例)ls -lallでも実行できるようにします。

設定の仕方

以下のように、aliasを指定してコマンドを実行すれば一時的にエイリアスは有効になります。

しかし、これだけだとマシンをシャットダウンすると、エイリアスの情報が消えてしまいます。

alias ll='ls -la'
# llと=の間などに、半角スペース等を入れるとエラーになるので注意!!

そこで、.bashrcというファイルを編集します。

.bashrcとは?

  • 設定ファイルの一つ。 bashで使う際に必要な設定を書きます。

まず、.bashrcの確認からしましょう。

# ホームディレクトリに移動。
cd ~

# bash系のファイルを探す
ls -la | grep 'bash'

.bashrcが無かったら作成しましょう。

touch ~/.bashrc

.bashrcを編集しましょう。

#.bashrcに入る
vi ~/.bashrc
#エイリアスの設定
alias ll='ls -la'
#vi から出る。(保存して終了)
:wq

.bash_profileを編集しましょう。

#.bash_profileに入る
vi ~/.bash_profile
#.bash_profileの編集
if [ -f ~/.bashrc ] ; then
. ~/.bashrc
fi

:wq

※ログインシェルとして、bashを立ち上げると.bash_profileを自動で読み込む為、「.bashrcに記載があったら、読み込んでね!」と編集するということです。

編集内容を反映しましょう。

source ~/.bashrc
source ~/.bash_profile

これで、llが使えるようになりました。

最後に、

unalias ll と打つと削除されます。

unalias -a で全てのaliasが削除されます。

まとめ

Linuxのコマンドは沢山ある上に、オプションも多いので、aliasコマンドを適切に設定することで作業時間の短縮を図ることができます。

また、aliasコマンドにもまた様々なオプションも用意されているので、興味のある方は是非、ご自分でも調べてみて下さい。

こちらのシナリオでは、aliasの設定方法を勉強します。

問題を解くためには、十分な画面サイズのPC環境をご利用下さい。