2023.12.22
ぶっちゃけエンジニアが年収を増やす方法
「エンジニアの年収ってどれくらいあるの?」「年収を増やす方法ってある?」
エンジニアとしてのキャリアを歩む上で、年収は避けて通れないテーマです。
できれば増やしたいと考えるのは、誰もが同じ。ですが、年収を増やすための行動をしなければ、なかなか増えません。
エンジニアは稼げる仕事です。やる気を持って臨めば1,000万プレイヤーにもなれるでしょう。
この記事では、「エンジニアが年収を上げるための方法」について解説しています。これからエンジニアを目指したいと考えている初学者の方は、必見です。
エンジニアの平均年収
エンジニアの平均年収は、求人ボックスによると、以下の金額です。
- 正社員:481万円
- 派遣社員:平均時給2,292円
- アルバイト・パート:平均時給1,200円
日本の平均年収と比較すると、高い傾向にあります。月給で換算すれば、月に40万円程度です。
全体の給与幅としては、351万円~1,071万円と広いものの、ボリュームゾーンは532万までとなっています。それ以上の年収を得るのであれば、経験やスキルなどが必要になると言えるでしょう。
エンジニアが年収を上げる方法
エンジニアが年収を上げるには、様々な方法があります。大切なのは、自分にとって取り組みやすい方法で実践することです。
以下にわけて解説するので、自分に当てはめて考えてみてください。
- 今の職場でキャリアアップする
- 転職して年収を増やす
- 副業して年収を増やす
- 独立してフリーランスになる
今の職場でキャリアップする
エンジニアが年収を上げるためには、まず現在の職場でのキャリアアップが基本です。新しいプロジェクトのリードやチーム管理の経験を積むと良いでしょう。最も簡単かつ再現性の高い方法です。
それ以外の方法としては、以下に取り組んでみてください。
- ITスキルを磨く
- 資格を取得する
- 上流工程を担当する
- 専門性が高いスキルを習得する
- 希少価値の高い先端技術を習得する
ITスキルを磨く
エンジニアの年収向上には、最新のITスキルの習得が欠かせません。例えば、以下のスキルです。
- Python
- JavaScript
- AI
- 機械学習
これらの他にも、様々なスキルがあります。ITスキルを身につければ、自分の市場価値を高められます。中には、新しいプロジェクトやより高度な職務に挑戦することもできるでしょう。
エンジニアにとってITスキルは重要です。磨き続ける限り、年収を増やす可能性は大きくなります。
資格を取得する
資格は、エンジニアの専門性を証明する手段として有効です。PMPやAWS認定資格など、業界で需要の高い資格を取得しましょう。キャリアの幅が広がります。
また、資格の取得により特定の技術や管理能力が認められれば、より高い職位や専門性を要求されるプロジェクトに参加できる可能性もあります。資格取得の手当もあるでしょう。
年収を増やす上で、資格の取得は欠かせません。
上流工程を担当する
上流工程に携わるのも、年収アップの手段です。要件定義やシステム設計など、プロジェクトの初期段階に関わることで、より大きな影響力を持つことができます。
プロジェクト全体の成功に対する責任と貢献度が増し、評価されれば年収アップにつながるでしょう。
専門性が高いスキルを習得する
特定の分野での専門性を深めることも、年収アップの方法です。例えば、以下の領域の知識です。
- クラウド関連
- データベース管理
- ネットワークセキュリティ
特定の技術分野の専門知識を深めれば、その分野のエキスパートとして高い評価を得られます。専門家として、より高い報酬を得られるでしょう。
希少価値の高い先端技術を習得する
先端技術の習得は、エンジニアの市場価値を飛躍的に高められます。例えば以下の技術です。
- AI
- VR/AR/MR
- ブロックチェーン
- 量子コンピューティング
新しい技術分野に早期から取り組むことで、その分野のパイオニアとして活躍できるでしょう。先端技術ほど専門家が少ないため、高い需要と高い報酬に期待できます。
転職して年収を増やす
エンジニアの年収を上げる効果的な方法として、転職があります。自身の専門分野での実績や成功事例をアピールすれば、前職よりも高い給与を提示されることも。転職市場ではエンジニアの需要も大きいため、年収を増やす方法として活用しましょう。
中でも年収を上げやすいのが、以下の方法です。
- 大企業に転職する
- 外資系企業に転職する
- ベンチャー企業で役員になる
大手企業に転職する
大手企業への転職は、エンジニアの年収を大幅に向上させる可能性があります。安定した経営基盤を持ち、高い給与体系と充実した福利厚生を提供している点も魅力です。
例えば、大手IT企業や有名な製造業への転職は、給与面が大きくアップするケースが多々あります。大手企業では、高度な技術力や専門性を持つエンジニアを重宝し、それに見合った報酬を提供しています。年収を増やす方法として、非常に魅力的です。
外資系企業に転職する
外資系企業への転職も、エンジニアの年収をアップさせる方法でしょう。グローバルな市場で競争するため、高い技術力を持つ人材を求めているからです。日本よりも、能力に見合った給与を提供してくれます。
特に英語力があり、国際的なプロジェクトで活躍できるエンジニアは貴重です。高い年収を期待できるでしょう。
外資系企業はパフォーマンスに基づく報酬体系を採用していることが多く、実績に応じて報酬が大きく変動する可能性があります。
ベンチャー企業で役員になる
ベンチャー企業で役員になるのも、エンジニアにとって大きなチャンスです。ベンチャー企業では、事業の成長に直接貢献する役員に対して、高い報酬や株式オプションを提供することがあります。失敗するとダメージが大きい分、成功した場合の報酬は非常に大きい点が特徴です。
ただし、ベンチャー企業での役員職は技術力だけでなく、ビジネスセンスや経営に関する深い理解も求められます。エンジニアとしての技術だけでなく、経営戦略やマーケティングに関する知識も身につけるようにしましょう。
副業をして年収を増やす
副業をして年収を増やす方法もあります。近年は国も副業を推進していることから、副業可能な職場も増えてきています。自社が副業をどう扱っているかを確認した後で、以下の方法を試してみましょう。
- プログラマーとして副業をする
- 技術記事を書くライターになる
プログラマーとして副業をする
プログラマーとして副業をすることは、エンジニアが収入を増やす有効な方法です。例えば、Web開発やアプリ開発のフリーランス案件に参加すると、収入を得られます。
本業で培ったスキルを活かしつつ、新しい技術やツールに触れられるため一石二鳥です。実績として提示できれば、キャリアの幅を広げる効果もあります。収入と信頼を得られるオススメの方法です。
技術記事を書くライターになる
技術記事を書くライターとして活動するのも、収入を増やす手段として有効です。自身の専門知識を活かして技術ブログやオンラインメディアで記事を書いて、報酬を得ます。
すぐに報酬を得るのは難しいのですが、成功すれば大きな年収アップも可能です。専門知識の共有だけでなく、個人ブランドの構築もできる点もメリットと言えるでしょう。長期的に見て、プラスの影響を得られる方法です。
技術ブログの書き方に興味のある方は、以下の記事を参考にしてください。
独立してフリーランスになる
ある程度のスキルがある方は、独立してフリーランスになる方法もあります。自由に行動したい方や、大勢に囲まれながら働くとストレスを感じる方にオススメの方法です。
独立は書類を提出するだけなので、今回は以下にしぼって解説します。
- メリット
- デメリット
なお、「フリーランスの始め方」について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
https://envader.plus/article/255
フリーランスのメリット
フリーランスとして働くメリットは様々です。中でも大きなものは、以下になります。
- 自分で仕事を選べる
- 通勤時間を削減できる
- 高い報酬を得ることが可能
- スキルや経験に見合った価格設定ができる
非常に自由度が高いのがわかるでしょう。自己管理さえできるのであれば、ストレスなく働けます。通勤に悩まされなくて良い点もポイントです。ワークライフバランスの向上という面でも、魅力的な働き方と言えます。
フリーランスのデメリット
フリーランスにはデメリットも存在します。特に以下は大切なので、覚えておきましょう。
- 確定申告が必要
- 時間管理が難しい
- 安定した収入が保証されない
- 確定申告をしなければいけない
- モチベーションの維持が難しい
- 自分で年金や健康保険などを管理しなければいけない
自由度が高い分、デメリットも大きいのがフリーランスです。特に安定した収入が保証されないため、案件が途切れた際の不安は大きくなります。
また、会社がやってくれていた公的手続きを全て自分でしなければいけません。自己管理能力も求められるため、合わない人には徹底的に合わない働き方です。
エンジニアが年収を上げるコツ
エンジニアが年収を上げるにはコツがあります。中でも以下の3つは重要なので、意識しておきましょう。
- 自分の市場価値を意識する
- 転職サイトを使う
- 業界トレンドを追う
自分の市場価値を意識する
エンジニアが年収を上げるためには、まず自身の市場価値を正確に理解することが重要です。
市場価値を知ると、自分のスキルや経験がどの程度の価値を持つのかが把握できます。適切な報酬が支払われているかもわかるでしょう。場合によっては、交渉もオススメです。
自分の市場価値を意識し、正当な年収かどうかは必ず確認しておきましょう。
転職サイトを使う
転職サイトの利用は、エンジニアの年収アップに有効な手段です。転職サイトでは、多様な求人情報が提供され、自分のスキルや経験に合った職場を見つけられます。しかも転職活動だけならノーリスクです。現在の自分の市場価値を把握することもできます。
転職エージェントを利用すれば、キャリアアップに適した求人の紹介や給与交渉のサポートも受けられます。より高い年収を得る機会を増やすためにも、転職サイトは積極的に活用しましょう。
業界トレンドを追う
エンジニアとしての年収を上げるためには、業界の最新トレンドを常に追いかけることも重要です。新しい技術やツール、業界の動向を把握して、市場価値を高めるスキルを身につけていきましょう。
IT技術は日進月歩で進んでいます。より高い年収を得るためにも、業界トレンドには常に目を光らせておきましょう。
エンジニアは自分の市場価値を理解して年収を上げよう
エンジニアの年収は、他業種と比較して高い傾向にあります。ボリュームゾーンは532万円となっているため、それ以上の年収を目指すには自分の市場価値を上げなければいけません。
年収を増やす方法は、様々なものがあります。どれも自分の市場価値を上げる意味では同じです。高い年収を目指している方は、まず現在の市場価値を把握するところから始めましょう。
【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話
プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。
「フリーランスエンジニア」
近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。
「成功する人とそうでない人の違いは何か?」
私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。
比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。
多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、
エンベーダー編集部
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