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2023.07.25

クラウド系エンジニア初学者が目指すべきAWSアソシエイト3冠

AWSは世界最大のユーザー数を誇るクラウドサービスです。そんなAWSは自社サービスの公式資格として、認定精度を提供しています。

中でもエンジニア初学者の方が取得を目指したいのが、AWS認定のアソシエイトレベルです。

アソシエイトレベルは、基礎レベルをクリアした中級者的な立ち位置であり、難易度も中程度と少しだけ高く設定されています。3つある資格を全て取得すれば、見事「3冠」と名乗ってもよいでしょう。

今回はエンジニア初学者の方に向けて、AWSアソシエイト3冠を目指す方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

AWS認定資格アソシエイト3冠で目指す資格

画像引用:AWS公式サイト

AWS認定資格アソシエイトは、3つの資格を提供しています。3冠を目指す場合、まずはどんな資格があるのかを知っておきましょう。

それぞれ勉強する範囲が異なるので、以下で詳しく解説します。

  • SAA(AWS Solution Architect Associate)
  • DVA(AWS Developer Associate)
  • SOA(AWS Sysops Administrator)

SAA(AWS Solution Architect Associate)

画像引用:AWS Solution Architect Associate公式サイト

AWS Solution Architect Associateは、通称「SAA」と呼ばれる資格です。コーディングの深い実務経験は必要なく、基本的なプログラミングの概念に精通しているかどうかを問われます。

AWS認定資格アソシエイトの包括的な内容を含んでいます。システム全体のアーキテクチャを設計するための技能を問われるため、最初に受けておくと良いでしょう。他の試験でも活用できる内容が多くあります。

まずはSAAの取得を目指し、合格後に他の試験に挑戦してみてください。

試験時間130分
料金$150
問題数65問
出題形式複数選択または複数応答
受験方法Pearson VUEテストセンター
オンライン(監督付き)

*認定試験に合格すると次の試験に使える半額バウチャーが発行されます。AWSCLFから受験すると半額の75$で受験することができます。また、再受験無料キャンペーンなどもありますのでタイミングを合わせるて受験するのもおすすめです。

DVA(AWS Developer Associate)

画像引用:AWS Developer Associate公式サイト

AWS Developer Associateは、通称「DVA」と呼ばれる資格です。AWSを使った開発者向けの資格となっています。取得することで、以下の能力を証明可能です。

  • AWSのコアサービスの使用
  • 基本的なAWSアーキテクチャのベストプラクティスに関する知識と理解
  • AWSを使用したクラウドベースのアプリケーションの開発・デプロイ・デバックの習熟度

AWSサービスを実際にアプリケーションに組み込んで、システム実装するための技能が問われます。

SAAを先に習得しておくと理解が早まるとしたのは、このためです。クラウドベースのアプリケーションに関しての知識・スキルを身につけたい場合は、先にこちらを受けると良いでしょう。

試験時間130分
料金$150
問題数65問
出題形式複数選択または複数応答
受験方法Pearson VUEテストセンター
オンライン(監督付き)

SOA(AWS SysOps Administrator)

画像引用:AWS SysOps Administrator公式サイト

AWS SysOps Administratorは、通称「SOA」と呼ばれる資格です。AWSの中でもインフラ環境に特化しています。取得することで、以下の能力を証明できます。

  • AWS上のワークロードのデプロイ、管理、オペレーション
  • セキュリティコントロールとコンプライアンス要件の実装
  • AWSマネジメントコンソールの使用
  • AWSコマンドラインインターフェイスの使用
  • AWS Well-Architected Framework、 AWS のネットワークとセキュリティサービスへの理解度

どれも本番稼働後に必要となる運用管理技能です。インフラ環境に力を入れたい方は、SOAに挑戦すると良いでしょう。

また、SOAではラボ試験も提供されていましたが、2023年3月28日以降、一時的に停止されています。難しいと定評があったラボ試験がないため、従来より少しだけ難易度が下がっています。受けるなら今がオススメです。

試験時間130分
料金$150
問題数65問
出題形式複数選択または複数応答
受験方法Pearson VUEテストセンター
オンライン(監督付き)

エンジニア初学者がAWS認定資格アソシエイト3冠を目指すメリットは大きい

AWS認定資格アソシエイトの3冠を目指すのは、エンジニア初学者にとってメリットの大きいロードマップです。世界的シェアを誇るAWSに関する知識・スキルが一通り身につくので、キャリアアップに役立ってくれます。

また、それぞれがサービス設計・運用・開発者とターゲットが違うため、3つを所得することで総合力がある証明にもなります。

試験には重複している内容も多く、1度の勉強で他の分野まで補完できる点も魅力です。

エンジニア初学者が目指すのであれば、非常に魅力的な資格と言えます。

エンジニア初学者にオススメのAWS認定資格アソシエイト3冠への学習法

AWS認定資格アソシエイトの3冠を目指す際、気になるのが学習法です。それぞれ難易度は中程度なので、難しい勉強が必要なわけではありません。経験者であれば1ヶ月もあれば合格ラインに達するでしょう。

ここからは、試験別にオススメの学習法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

AWS-SAA

SAAは、最初に受けておきたい試験です。DVAやSOAの内容も含まれているため、最初に勉強していると3冠が楽になります。

基本的な勉強方法は他の資格試験と同じです。以下の流れで行うと良いでしょう。

  1. 参考書を読み込む
  2. 問題集を解く
  3. AWSの無料利用枠を活用する
  4. AWS公式のサンプル問題集を解く
  5. AWS公式の模擬試験を解く

AWSが公式で試験素材を発信してくれているので、活用してください。より本番に近い形で学習できます。

AWS-DVA

SAAを取得したら、DVAを目指しましょう。DVAはとにかく実践が大切です。開発者向けの資格なので、手を動かして学ぶ方が身につきます。

大きな学習の流れは変わりませんが、以下のようにすると進めると良いでしょう。

  1. DVAに関する動画を繰り返し視聴する
  2. 参考書を読み込む
  3. Webの問題集を解く
  4. AWSの無料利用枠を活用する
  5. AWS公式のサンプル問題集を解く
  6. AWS公式の模擬試験を解く

開発環境は常に変化しているため、紙の本よりもWebがオススメです。どうしても情報が古くなってしまうため、最新の問題についていけない可能性があります。

DVAはWebを中心に学習すると効果的です。

AWS-SOA

SOAは、SAA取得後に目指しましょう。できればDVAを取得してからの最後の資格として挑戦することをオススメします。アソシエイトレベルの中で最も難易度が高いためです。

大まかな流れは他の試験と変わりません。以下のように進めると良いでしょう。

  1. SOAに関する動画を繰り返し視聴する
  2. 参考書を読み込む
  3. Webの問題集を解く
  4. AWSの無料利用枠を活用する
  5. AWS公式のサンプル問題集を解く
  6. AWS公式の模擬試験を解く

ラボ試験では、実機操作が必要です。そのためにも手を動かして慣れておくことをオススメします。2023年7月現在においてラボ試験は停止されていますが、いつ復活するかわかりません。

万全の状態で挑戦できるようにしておきましょう。

エンジニア初学者がAWS認定資格アソシエイト3冠に必要な勉強時間

エンジニア初学者の方がAWSアソシエイトの3冠を目指す場合、気になるのが勉強時間です。果たしてどれだけ勉強すればいいのかは、気になるポイントですよね。

基礎的なSAAから受けると仮定した場合、以下の勉強時間ならば合格ラインに到達できます。

  • SAA:3ヶ月
  • DVA:2ヶ月
  • SOA:2ヶ月

SAAは3ヶ月ほどかかりますが、他の資格は2ヶ月ほどあれば合格できるでしょう。ただし、それぞれの受験期間が空くと、より時間がかかります。

SAA・DVA・SOAは互いに関連している資格なので、連続して挑戦するほど勉強時間が少なくて済みます。「鉄は熱い内に打て」と同じ理屈です。

初学者の方は、一気に3冠を目指す意気込みで挑戦すると良いでしょう。

エンジニア初学者はAWS認定資格アソシエイト3冠を目指そう

AWS認定資格アソシエイトは、Amazonが提供する世界トップシェアを誇るAWSに関する中級レベルの資格です。SAA・DVA・SOAの3つを取得することを3冠と言います。

学習の際は、動画や参考書でインプットしながら問題集を解くという定番の方法を取りましょう。初学者の方であっても3ヶ月ほどの勉強時間で取得できるため、それほど難しくもありません。

AWSに関する総合的な能力がある証明として、非常に有用です。ぜひ挑戦してみてくださいね。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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