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2023.05.27

【呪文】Stable DiffusionやMidjournyなど画像生成AIの紹介と使うコツ

画像生成AIは、テキストを入力するだけでイラストを生成してくれます。これまで技術が必要だったイラストを誰でも簡単に作成できるとあって、世界中から注目を集めています。

ですが画像生成AIを使うには、コツが必要です。今回は画像生成AIのオススメサービスの紹介と、使う際のコツを解説します。

利用するにあたって必須のプロンプト(呪文)にも触れているので、ぜひ参考にしてください。

画像生成AIとはAIが画像を自動で生成してくれるサービス

画像生成AIは、生成したいイメージをテキストで入力すると、AIが自動でイラストを生成してくれるサービスです。生成できるイラストの画風まで指定できます。しかも生成にかかる時間は数秒程度です。

この利便性から、多くの方から注目を集め利用が開始されました。一方で、多くの課題も抱えています。その中の1つが著作権です。

AIの問題点:著作権

画像生成Aiが抱えている問題でも最たるものが、著作権です。画家やイラストレーターが持つ知的財産権を侵害する可能性があると、世界中で指摘されています。これはAIが画像精製時に大量の画像をインプットするためです。

2023年5月現在において、著作権の所在は不明瞭となっています。今後、法整備などで使えなくなる可能性も大いにあります。

画像生成AIを使う上で意識しなければいけないポイントなので、使用する際は動向に注目しておきましょう。

画像生成AIの画像精度を上げるコツ

画像生成AIは、ただ単にテキストを入力すればいいものではありません。精度の高い理想の画像を生み出すのであれば、意識したいコツがあります。どうせ画像を生成するのなら、綺麗な画像にしたいですよね。

そこで、以下の3つのポイントを意識してください。

  • プロンプト(呪文)の特徴を理解する
  • 解像度を上げる
  • おかしい部分を修正する

プロンプト(呪文)の特徴を理解する

画像生成AIを使う上で最も意識したいのが、プロンプト(呪文)です。プロンプトとは、画像生成時に入力するテキストを指します。どのような言葉を入力するかで、生成される画像の精度が変わります。

イメージ通りの画像を生成するには、プロンプトの特徴を理解して使い分けなければいけません。単純にテキストを入力すればイメージ通りの画像が生成されるわけではない、という点は覚えておきましょう。

解像度を上げる

画像生成AIで作成した画像の解像度を上げるようにしましょう。画像生成AIは負荷が大きいため、動作が重くなりがちです。少しでも処理を軽くするため、生成する画像の解像度が低く設定されています。

解像度が低いと、魅力を感じない画像になる可能性があります。ブラウン管のテレビより4K画質のテレビの方が綺麗に見えるのと同じ理屈です。

解像度を上げるためには、PhotoshopやGIMPといった画像ソフトを使って補正する必要があります。

ただし、高解像度な画像はそれだけ負荷がかかります。最終的にPCのスペックとの相談になる点は、覚えておきましょう。

おかしい部分を修正する

画像生成AIで生成された画像は、大体においてどこかおかしい部分があります。細かい部分をプロンプトで修正するのは難しいため、最後の作業は人の手が必要です。例えば、以下のような部分がケースとして見られます。

  • 人の指が6本ある
  • 現実には存在しない動物がいる
  • 色味がおかしい

これらがあると、見ている人に不安や恐怖を与えかねません。せっかく画像を使っているのに、意味がありませんよね。

そのため、画像生成AIを使う際は、最終艇に人の手が必要である点は覚えておきましょう。

画像生成AIにおけるプロンプト(呪文)

画像生成AIにおいて、プロンプト(呪文)が重要なのは解説した通りです。ですが、使う上では最低限知っておかなければいけないポイントがあります。ここからは、以下のポイントに分けて解説します。

  • 画像生成で最重要
  • 日本語対応が少ない
  • AIに任せる方が良い

画像生成で最重要

プロンプトは、画像生成AIを使うにあたって最重要とも言える要素です。プロンプトを理解していなければ、イメージ通りの画像を生成できません。

ですが、プロンプトは全ての画像生成AIで共通しているわけではありません。サービスによって少しずつ違うため、細かい部分まで理解しておく必要があります。

仕事で部下や後輩に指示を出すときを思い浮かべてみてください。1人1人が結果を出せるよう的確に指示を出しますよね。それと同じです。

プロンプトは生成される画像を形作る要素でもあるので、画像生成AIにおいて最重要です。

日本語対応が少ない

プロンプトは日本語に対応していないサービスがほとんどです。基本的に英語で作ることになります。日本語と違って自由に指示できない点は、不便と感じることも多いでしょう。

急に英語を使えと言われても難しいので、以下の方法を使うことをオススメします。

  • 翻訳ツールを使う
  • AIツールを使う

もちろん、英語で入力できる方は英語で入力すればOKです。今後、日本語に対応したプロンプトが登場していくと予想できますが、2023年5月現在においては英語で入力することとなります。

日本語対応が少ない点は、プロンプトにおけるデメリットとも言えるでしょう。

AIに任せる方が良い

プロンプトの作成が難しい場合は、AIに任せる方法もオススメです。AIの精度が上がっているため、以下のソフトであれば的確にプロンプトを作成してくれます。

  • ChatGPT
  • NotionAI
  • Catchy

どれも無料で使える範囲で作成可能です。出力されたプロンプトは画像生成AIに入力し、反応を見て更に質問を修正していくと良いでしょう。

細かい修正が必要にはなりますが、効率的にプロンプトを作成できる方法です。

画像生成AIのオススメ一覧

画像生成AIを利用する場合、どのツールを使えばいいのか悩ましいですよね。迷った際は、以下の4つのどれかを使うと良いでしょう。どれも画像生成AIの定番です。

  • Stable Diffusion
  • Midjourney
  • Bing Image Creator
  • Dell E2

Stable Diffusion

画像引用:Stable Diffusion公式サイト

Stable Diffusionは、イギリスのスタートアップ企業「Stability AI」が開発した画像生成AIです。2022年8月から無料公開されています。以下の特徴があります。

  • 商用利用が可能
  • 無料で利用できる
  • 的確な指示をしないと想像通りのイラストが生成できない

中でも商用利用ができる点は、嬉しいポイントです。プロンプトの完成度にもよりますが、クオリティの高い画像を無料で生成できます。

ただし、商用利用に関しては規制が入る可能性があります。

Midjourney

画像引用:Midjourney公式サイト

MidJourneyは、デイヴィッド・ホルツ氏率いるAI研究チームが開発した画像生成AIです。2022年7月から無料公開されています。世界的に有名な画像生成AIです。以下の特徴があります。

  • 利用にはDiscordが必要
  • 月額の有料プランがある
  • 条件付きで商用利用が可能

Discordに参加しなければ利用できない点がハードルでしょう。また無料と有料があり、作成できる枚数や機能が違います。

無料でも25枚まで生成できるため、まずは無料から利用することをオススメします。

Bing Image Creator

画像引用:Bing Image Creator公式サイト

Bing Image Creatorは、Microsoftが開発した画像生成AIです。画像の生成には、Dall E2が利用されています。以下の特徴があります。

  • 日本語に完全対応
  • BingブラウザのAI Chatで生成可能
  • Edgeブラウザが必須

日本語に完全対応してくれているのが、嬉しいポイントですね。Bingを使わなければいけないため、ブラウザはEdgeに限定されています。ただし使いやすいブラウザなので、不便に感じることはないでしょう。

Windowsユーザーであればすぐに使える点も魅力です。

Dall E2

画像引用:DALL E2公式サイト

Dall E2は、ChatGPTで有名なOpenAI社が開発する画像生成AIです。2022年7月から無料公開されています。GPT-3と呼ばれる言語処理モデルが搭載されているため、入力されたテキストを的確に読み取って画像を生成してくれます。他にも以下の特徴が。

  • OpenAIのアカウントがあればすぐに利用できる
  • 商用利用も可能

既にChatGPTを使っている方であれば、同じアカウントでログインできます。生成された画像は商用利用も可能なため、非常に使いやすいツールと言えます。

画像生成AIを使いこなしてハイクオリティな画像を活用しよう

画像生成AIは、2022年に登場してから多くの話題を集めています。誰でも気軽にハイクオリティな画像を生成できることもあって、利用者が急増しているサービスです。一方で著作権の問題があるため、今後の動向には注目していかなければいけません。

画像を生成する際は、プロンプト(呪文)が何よりも大切です。AIが適切に画像を生成してくれるためにも、注意して入力してください。画像生成AIの中には、二次元イラストのように可愛いイラストを作ってくれるものもあります。それぞれの特色を理解しながら、使いやすい画像生成AIを探してみましょう。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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