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2023.03.27

未経験からのクラウドエンジニアのロードマップ

クラウドエンジニアは、近年人気が集まっているエンジニアの1つです。IT技術の発達によって事業のクラウド化が進む中、ますます需要が高まると予測できます。

そんなクラウドエンジニアを目指す際、未経験者はどのようなロードマップを描けばいいのかわからないという方も多いでしょう。

この記事では、未経験からのクラウドエンジニアのロードマップについて解説しています。就職する際に必要なスキルや知識も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

未経験からのクラウドエンジニアのロードマップ

未経験からクラウドエンジニアを目指す場合、以下のロードマップを描くことをオススメします。

  1. インフラの基本を習得する
  2. クラウド技術を習得する
  3. 資格を習得する
  4. ポートフォリオを作る
  5. SEやプログラマーとして実績を傘萎える
  6. インフラエンジニアとして3年以上の実績を重ねる

Step1.ITインフラの基本を習得する

まずはITインフラの基本を習得します。ネットワークやサーバーといったITインフラの基礎知識は、クラウドエンジニアにとって大切な知識です。

勉強する方法は様々なものがありますが、以下の3つから自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

  • 独学
  • オンラインスクール
  • 専門学校

社会人の方であれば、隙間時間を活用できる方法を選択してください。無理なく勉強できる環境を作れるかどうかで、学習の効率が大きく変わりますよ。

Step2.クラウド技術を習得する

ITインフラの基本が身についたら、次にクラウド技術を習得します。クラウドエンジニアにとって必須の知識です。

国内のクラウドインフラでは、主に以下の3つが活用されています。これらの理解を真っ先に深めましょう。

  • AWS
  • Google Cloud
  • Microsoft Azure

プラットフォームや提供されるサービスについて知ることで、業務思考で大いに役立ってくれます。

クラウドエンジニアにとってクラウド技術は根幹に関わる知識です。必ず身につけてください。

Step3.資格を取得する

クラウド知識と合わせて取得したいのが、資格です。特に先述した3つのクラウド知識には、それぞれ資格が提供されています。知識・スキルの担保としても役立ってくれるので、取得しておきたいところです。

  • AWS認定
  • Google Cloud認定資格
  • Microsoft Azure認定資格

それぞれレベル別・専門分野別に分かれています。難易度も変わるため、挑戦しやすいレベルからチャレンジしましょう。

資格を取得することで、就職・転職活動時に有利になります。企業によっては資格手当が出ることもあるので、取得して損はありませんよ。

Step4.ポートフォリオを作る

次にポートフォリオを作ります。資格を取得するだけでもそれなりの効果を発揮しますが、ポートフォリオがあることで、説得力を持たせられます。

ポートフォリオは、営業ツールです。デザイナーの方も多く利用し、自身の実績やスキルをわかりやすく提示する役割を持っています。

必須の場面はほとんどありませんが、作っている人が少ないため、あるだけでも差別化に繋がります。就職・転職など様々な場面で使えるツールです。

ポートフォリオについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ確認してください。

Step5.SEやプログラマーとして実績を重ねる

クラウドエンジニアは、すぐになれるものではありません。様々な知識・スキルも必要となるため、まずは実務経験を積む必要があります。

SEやプログラマーもその1つです。クラウドエンジニアを目標として経験を重ねていきましょう。特に以下の知識があると望ましいとされています。

  • 開発言語の知識:Python、PHP、Java Script、HTML5
  • フレームワーク:cakephp、Ruby on Rails、vue.js
  • 開発支援ツール:Jenkins、chef、redmine

IT業界は何よりも実績が大切です。まずはクラウドエンジニアに関係する実務に携わっていきましょう。

Step6.インフラエンジニアとして3年以上の実績を重ねる

インフラエンジニアからクラウドエンジニアになる方法もあります。未経験の方がクラウドエンジニアを目指す場合、最もメジャーな方法です。

ただしすぐなれるわけではなく、最低でも3年程度の実務経験は必要でしょう。オンプレミス型情報システムのサーバーやOSを使って、ネットワークやストレージなどインフラ部分の開発や運用を経験するのがオススメです。

インフラエンジニアの経験は、クラウドエンジニアになるにあたって非常に有利に働いてくれます。まずはインフラエンジニアとして実績を重ねてください。

クラウドエンジニアで必要な資格

クラウドエンジニアになるなら、取っておきたい資格があります。資格は、客観的にその人の能力を証明・担保してくれるものです。普段の仕事はもちろん、フリーランスとして独立する際にも役立ってくれます。ぜひチャレンジしましょう。

ここでは、以下の2つのパターンに分けて紹介します。

  • IT未経験者向け
  • クラウド未経験者向け

IT未経験者向け

IT未経験者の方がクラウドエンジニアになる場合、基礎的な資格を取得すると良いでしょう。

  • 情報処理技術者試験
  • Linux技術者認定 LPIC
  • Linux技術者認定 LinuC
  • シスコ技術者認定 CCNA

情報処理技術者試験は、ITに必要な知識を持っている証明にもなる資格です。基礎固めをしたい方は、ぜひ取っておきたい資格と言えます。

同様にLinuxの認定資格も抑えておきましょう。Linuxは仮想サーバーの構築で良く用いられるため、クラウドエンジニアにとって相性の良い資格です。段階別にレベルが設定されているので、まずは簡単なものから挑戦してくださいね。

クラウド未経験者向け

IT経験者かつクラウド未経験者の場合、基礎的な資格は必要ありません。むしろクラウドに関係する資格を積極的に取得しましょう。

中でも以下の3つは、国内で多く使われているクラウドサービスなので、ぜひ取っておきたい資格です。

  • AWS認定資格
  • Google Cloud認定資格
  • Microsoft Azure認定資格

全てを取得する必要はありませんが、少なくとも1つは使えるようにしておきましょう。実践的な勉強があれば、更に役立ってくれます。

クラウド未経験者の方は、クラウドの資格を取得することをまず目標にしてくださいね。

クラウドエンジニアで就職するなら欲しいスキル・知識

クラウドエンジニアとして就職する場合、身につけておきたいスキル・知識があります。ロードマップを描く上でも重要なポイントです。中でも以下の4つは重要なので、必ず身につけておきましょう。

  • インフラに関する知識
  • クラウドに関する知識
  • オンプレミスの知識
  • プログラミングスキル

インフラに関する知識

インフラに関する知識は、クラウドエンジニアでは必須の知識です。インフラエンジニアで実務経験を積むのも、インフラの知識が身につくからに他なりません。

特に重要なのが以下の2つです。

  • サーバーの知識
  • ネットワークの知識

これらはクラウドエンジニアの業務に密接に関わってきます。適切なサービスを提供するためにも、インフラに関する知識は必ず身につけておきましょう。

クラウドに関する知識

クラウドに関する知識も、クラウドエンジニアにとって必須。クラウドエンジニアは、クラウドサービスを円滑に利用できるようにする仕事です。クラウドを扱っている以上、その知識は必ず求められます。

  • AWS
  • Google Cloud
  • Microsoft Azure

最低でもこれらの知識は身につけておきましょう。各種サービスの違いや特徴を把握しておけば、クライアントに適切な提案も可能です。

クラウド技術は日々進歩しているので、毎日アップデートしていきましょう。

オンプレミスの知識

オンプレミスの知識もクラウドエンジニアにとって必要な知識です。オンプレミスからクラウドへと移行が進んでいるため、専門知識がなければスムーズなシステム移行ができません。トラブル発生時の復旧も難しいでしょう。

様々な状況に対応できるよう、以下のオンプレミスの知識は不可欠です。

  • ネットワーク
  • サーバー
  • OS
  • ミドルウェア

単にクラウドの知識だけを身につけるのではなく、クラウドへ移行する際の業務も見据えて知識・スキルを身につけましょう。

プログラミングスキル

プログラミングのスキルも必要です。クラウド系の情報システムの開発・運用をするなら、プログラミングの専門知識が求められます。

また、場合によっては自分で直接コードを打ち込むことがあります。ロードマップにおいてSEやプログラマーを経由しておくと良いのは、そうした理由からです。

中でもオススメなのは、以下の3つのプログラミング言語になります。

  • Python
  • Ruby
  • Java

初心者でも習得しやすいものばかりです。自身の作業環境に合わせて、習得しやすい言語から身につけてくださいね。

クラウドエンジニアのロードマップは実務経験から

クラウドエンジニアは、未経験ですぐになることが非常に難しい職種です。まずはSEやプログラマー、インフラエンジニアの実務経験を積みましょう。

ロードマップを描く際は、自身がどのレベルにいるのかを把握してください。IT未経験者かどうかで取得するべき資格が変わってくるからです。身につける知識・スキルも異なります。

まずは実務経験を積むことを目標に、ロードマップを描いてくださいね。

【番外編】USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

IT未経験者必見 USBも知らなかった私が独学でプログラミングを勉強してGAFAに入社するまでの話

プログラミング塾に半年通えば、一人前になれると思っているあなた。それ、勘違いですよ。「なぜ間違いなの?」「正しい勉強法とは何なの?」ITを学び始める全ての人に知って欲しい。そう思って書きました。是非読んでみてください。

「フリーランスエンジニア」

近年やっと世間に浸透した言葉だ。ひと昔まえ、終身雇用は当たり前で、大企業に就職することは一種のステータスだった。しかし、そんな時代も終わり「優秀な人材は転職する」ことが当たり前の時代となる。フリーランスエンジニアに高価値が付く現在、ネットを見ると「未経験でも年収400万以上」などと書いてある。これに釣られて、多くの人がフリーランスになろうとITの世界に入ってきている。私もその中の1人だ。数年前、USBも知らない状態からITの世界に没入し、そこから約2年間、毎日勉学を行なった。他人の何十倍も努力した。そして、企業研修やIT塾で数多くの受講生の指導経験も得た。そこで私は、伸びるエンジニアとそうでないエンジニアをたくさん見てきた。そして、稼げるエンジニア、稼げないエンジニアを見てきた。

「成功する人とそうでない人の違いは何か?」

私が出した答えは、「量産型エンジニアか否か」である。今のエンジニア市場には、量産型エンジニアが溢れている!!ここでの量産型エンジニアの定義は以下の通りである。

比較的簡単に学習可能なWebフレームワーク(WordPress, Rails)やPython等の知識はあるが、ITの基本概念を理解していないため、単調な作業しかこなすことができないエンジニアのこと。

多くの人がフリーランスエンジニアを目指す時代に中途半端な知識や技術力でこの世界に飛び込むと返って過酷な労働条件で働くことになる。そこで、エンジニアを目指すあなたがどう学習していくべきかを私の経験を交えて書こうと思った。続きはこちらから、、、、

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エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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