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2024.04.14

エンジニアを目指すのに独学はやめとけと言われる理由

エンジニアやプログラマーを目指したいと考える人は多くいますが、必ずぶつかるのが独学の壁です。実際、Googleで検索してみると「独学 やめとけ」と出てきます。

ですがエンジニアになるのなら独学は1度は考えるもの。なぜ「やめとけ」と言われるのか、気になる人も多いでしょう。

そこで今回は、「エンジニアを目指すのに独学はやめとけと言われる理由」を紹介します。独学は取り組みやすい学習法ですが、誰でもできるわけではありません。

独学をするにあたって知っておきたい「挫折しないポイント」や「独学のメリット・デメリット」も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

エンジニアを目指すのに独学はやめとけと言われる理由

エンジニアを目指すのに、独学はやめとけと言う人は多くいます。人材不足なのになぜダメなのか、気になりますよね。それには、以下の理由が関係しています。

  • 挫折しやすいため
  • 質問できる環境がないため
  • 必要な知識を見落としやすいため
  • エラーを解決できない可能性が高いため
  • モチベーションを維持できないため
  • コミュニケーションスキルを磨けないため

挫折しやすいため

独学は、非常に挫折しやすい学習方法です。進捗が見えにくく、全てを自分の判断で解決しなければいけないため、難易度が非常に高くなっています。

学校の勉強をイメージするとわかりやすいでしょう。教科書と問題集だけで全てを理解するのは、容易ではありません。理解しにくい部分や難しい部分にぶつかった際に、教えてくれる教師の存在が欠かせません。

独学でエンジニアを目指す場合も同じです。全く知らない分野をゼロから勉強すると、いかに壁を突破するかが問われます。ですが、壁の突破方法は、一人ひとり違います。自分なりに乗り越えていかなくてはいけないため、多くの人が挫折しているのです。

質問できる環境がないため

独学では、質問できる環境がありません。学習中に疑問が生じた場合、即座に答えを得られないのです。正誤の判断もつきにくいため、間違った理解のまま学習を進めてしまう可能性すらあります

これが例えばプログラミングスクールの場合、講師や同期がいればすぐに解決できます。わからない部分で行き詰まることも、ほとんどないでしょう。

わからない部分を質問できる環境がないのは、独学において挫折しやすい面の1つです。

必要な知識を見落としやすいため

独学だと、重要な知識を見落としやすい傾向にあります。カリキュラムや学習計画が自己流のため、知識の偏りが生じやすいためです。全体を把握しながらの学習が、なかなかできません。

様々な教材を通して、必要な知識を全て身につけていく必要があります。

エラーを解決できない可能性が高いため

プログラミング学習にエラーはつきものです。 いかにエラーを解決するかが重要になってきます。

ですが独学の場合、エラーの解決方法を見つけるのが困難なケースが多々あります。 エラーメッセージの解釈やバグの特定に必要な経験がないためです。

特に初学者が複雑なエラーに遭遇すると、解決までにかなりの時間がかかります。結果、学習を続けられず挫折してしまうのです。

モチベーションを維持できないため

独学での学習は、モチベーションの維持が難しい面があります。学習計画に沿って進めていても、進捗が目に見えにくいためです。成果もすぐには出ないため、成長を実感し辛い点もあります。

そのため、ある日一気にモチベーションが低下して挫折する、といったケースも。自分で自分のご機嫌を取れる人や、モチベーションを維持する方法を知っている人にのみ、独学は向いています。

コミュニケーションスキルを磨けないため

エンジニアやプログラマーにとって、コミュニケーションスキルは非常に重要です。チームでプロジェクトを進めるため、パソコンの画面に向かっていればいい仕事ではありません。

ですが、独学ではコミュニケーションスキルを磨く機会が限られてしまいます。例えば、チームでプロジェクトを進める際や、問題を解決するために意見を交換する場面では、積極的なコミュニケーションが必要になりますが、独学ではそうした経験を積めません。

コミュニケーションスキルに自信がない人にとって、こうした部分も挫折する要因になってしまうのです。

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エンジニアを目指すために挫折しないためのポイント

独学は挫折しやすい学習方法です。ですが、以下のポイントを守れば、挫折せずに学習できる可能性があります。実際に取り組んでみてください。

  • 教材を使って学習する
  • 実際に何かを開発する
  • 基礎をしっかり理解する
  • 質問できる環境に身を置く

教材を使って学習する

独学で挫折しないために意識したいのは、教材を使っての学習です。適切な教材があれば、学習の方向性を正しく理解しながら、効率的に知識を身につけられます。例えば、以下のような教材を使いましょう。

  • 人気の学習用書籍
  • オンラインの学習サイト
  • 現役エンジニアの技術ブログ
  • 現役エンジニアが発信しているYouTubeチャンネル

学習用書籍や学習サイトは、実際に利用した人の評価や口コミを参考にしましょう。また、現役エンジニアが発信している情報は、非常に勉強になります。

様々な教材を活用し、少しずつ理解を深めていきましょう。

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実際に何かを開発する

知識だけでなく、実際に手を動かしてみるのも大切です。自転車と同じように、実際にやる方が遙かに覚えやすいのは、独学でも同じ。学んだ知識を実践し、Webサイトやアプリを開発してみましょう。

開発のプロジェクト進行やエラーへの対応など、実践に通じる経験ができます。完成すれば、ポートフォリオとしても活用できるため、一石二鳥です。

ある程度の知識が身についたら、実際に何かを開発してみてください。

基礎をしっかり理解する

エンジニアに限らず、あらゆる分野で基礎は重要です。基礎をしっかり理解していれば応用力が身につきますし、咄嗟の場合の判断もできます。

特に、 プログラミング言語の基本的な構文や、アルゴリズム、データ構造への理解は大切です。より高度な技術を学ぶなら、ぜひとも身につけておきたい知識になります。

成功しているエンジニアは、総じて基本からコツコツと学習を積み重ねた結果、難しい問題を解決する能力を身につけています。焦らず、じっくりと基礎を理解するように意識しましょう。

質問できる環境に身を置く

学習中に疑問が生じた時、すぐに質問できる環境があるかどうかは重要です。独学の場合、プログラミングスクールと違って自分で環境を作らなくてはいけません。コミュニティに参加したり、同じ独学仲間を見つけたりするようにしましょう。

わからない部分や間違っている部分をすぐに解決できれば、学習効率を高められます。様々なコミュニティがあるので、まずは自分に合った場所を探すところから始めてみましょう。

エンジニアを独学で目指すメリット・デメリット

エンジニアを独学で目指すのは、挫折しやすい反面、メリットもあります。ここからは、メリットとデメリットそれぞれに焦点を当てて、どのようなものがあるのかを解説します。独学の参考にしてください。

メリット

独学でエンジニアを目指すメリットは、以下の3つがあります。

  • 費用負担が少ない
  • 自分のペースで学べる
  • 独力で目標を達成する力が身につく

独学の魅力は、なんと言っても自分のペースで学べる点です。時間や場所に縛られず、自分の興味や必要に応じて学習内容を選べます。夜型の人は夜遅くに、朝型の人は朝早く学ぶといった形も可能です。

また、費用負担が少ない点もメリットとなっています。教材費以外はお金が必要ないため、費用を抑えたい人にとって魅力的でしょう。ひとりで問題を解決し目標を達成する力も身につくので、将来的にフリーランスを目指している人にもメリットがあります。

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デメリット

一方で、独学には以下のデメリットがあります。

  • 何から学習すればいいのかわからない
  • 自分に合った教材を選べない
  • エラーを解決しにくい
  • 質問や相談できる環境がない
  • モチベーションの維持が難しい
  • 就職や転職が難しい

初学者が独学をしようとすると、まず「何から学習すればいいのかわからない」という疑問にぶつかります。初めての分野を勉強するのですし、当然です。

そのため、自分に合った教材を選ぶのも難しくなり、いざ始めてみてもエラーを解決できず、質問や相談もできないことからモチベーションを維持できません。

よしんば独学で知識とスキルを身につけられたとしても、就職や転職を自力でしなければならず、難しい状況は同じです。

自由に学べるメリットはあるものの、デメリットもまた大きいのが独学となっています。「やめとけ」と言われる理由も頷けます。

エンジニアを独学で目指すならプログラミングスクールがオススメ

エンジニアを独学で目指すのは、多くの理由から「やめとけ」と言われます。特に初学者にとっては、学ぶ指針もないため非常に難しいと言えるでしょう。

もしエンジニアになろうと考えた場合は、プログラミングスクールがオススメです。カリキュラムに沿って現役エンジニアが教えてくれるため、独学で感じるデメリットがありません。

ただし費用がかかるので、負担が難しい場合はコミュニティへの参加も検討しましょう。自分と同じように独学で頑張る仲間と出会えれば、それだけでモチベーションアップに繋がります。

デメリットを排除しながら、メリットを最大限得られるように学習プランを立ててみてくださいね。

エンベーダー編集部

エンベーダーは、ITスクールRareTECHのインフラ学習教材として誕生しました。 「遊びながらインフラエンジニアへ」をコンセプトに、インフラへの学習ハードルを下げるツールとして運営されています。

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